■Lifenaviの幸せの法則は保証思考から

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June 12, 2005

道には、表と裏がある。

(2)

テーマ：自己実現を考える(108)

カテゴリ：賢い生き方

儒教のような、道徳てき教えは、ある意味では堅苦しく、模範的である。

それに対して、荘子は自然の生業を観察し、そこから、生き方を見つけて、

ゆくようなものである。

孔子の儒教を表街道とすれば、荘子の思想は裏街道ということになる。

また、外の向かう心を儒教、内に向かう心を荘子と見ると良いかもしれない。

本音と建前のようでもある。

無為自然の発想から、豊かな人生を謳歌しようではないか。

心を自然に解き放つ時、天地との調和を知ることが出来る。

己の思っていることなど、無に等しいということを。

荘子は、徹底した自己否定的思想である。

たとえば、馬を好んだ人、の話があるが、

丁寧に馬を育てたとしても、糞を取る最中に、

アブが馬の尻に止まったので、とってやろうと、

馬の尻を手で叩いてしまった。

すると、馬は驚いて、主人を蹴飛ばして殺してしまった。

これなどは、自分が好きだから、相手も自分を好きだろうということは無い、

という事である。

多くは、このように、自分が、という我を持っている。

その我が、自己中となる。

もし、馬は馬だということを知っていたら、

こんな考えもある、小さな親切、大きな迷惑。

親切心でやってあげたことが、相手にとっては、大きなお世話であることがある。

本音と建前を使い分ける必要があるのでしょうね。

表街道を全て行く必要も無い。たまには、裏街道をゆっくり歩いてみるのも、

いいもんだと思う。

普通では、見ることも出来ない、大きな屋敷の中に大工や建具屋は、

平気で入ってゆける。そして、中の造作をするのである。

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