昔ながらの日本家屋の建て替えで、長年ご近所ウォッチングしていたフウランが見られなくなりました。
7月になると、玄関先の大鉢(直径30cmくらい)の縁から、こぼれ落ちそうに増えたフウランが、花だけしか見えないほど、鉢を真っ白に埋めつくして咲いていました。
夕方に通りかかると、いい香りがして、夏の楽しみでした。
これからは自分で育てて楽しむしかないと、3鉢育てていますが、花が咲いたのは、羅紗王1鉢だけです。
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細い葉は硬く、先端がとがっていて、根は太く出てきます。
葉は1年に1本の茎について2~3枚ほど生じ、葉の寿命は数年だそうで、葉の様子は夏とあまり変わっていません。
葉の間から花茎が伸びて、さらに膨らんだ袋のような子房が長く伸び、葉よりもかなり上で花が咲きます。
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←花の下に長くカーブした距(花びらの付け根にある突起部分)があります。
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少し細目の五枚の花びらに、前に突き出て少し三つに割れるくちびる状の花びら(唇弁)。
よく育つというつり鉢で。
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090725
夏越しはできたので、今度は育て方の本を片手に、冬越しの準備中です。
形の変わったものや花に色のついているフウランなどは特別扱いされて、富貴蘭と呼ばれているそうです。
フウラン(風蘭、富貴蘭)ラン亜科フウラン属、日本原産の着生植物(多年草)
●置き場所:日当たり、風通しのよい場所に。真夏は半日陰や明るい日陰で。
●水やり:1日1度を目安に。水苔の表面が乾いたらたっぷりと。
(乾燥に強く、過湿に弱いので、冬は乾かし気味に、葉水します)
●用土:水苔。
●肥料:根の伸びる春と秋に、それぞれ2回くらい、2000倍に薄めた液肥を。
(普通の草花に与える濃さでは、枯れるそうです)
●植え替え:新根が伸びる前の4月~5月に、1~2年に1回。水苔を湿らせてかたくしぼり、根を水苔でボール状に覆うようにして植えます。
(夏にミズゴケが傷んできたら、すぐに植え替えます)
●冬越し:室内の日の当たる所に。
花言葉:真の魅力
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