晩夏から秋に、放射状に広げたギザギザの羽状の葉の間から伸びて分枝した花茎の先に、俵形の花穂をつけて、暗紅色の小さな花が上から下へ咲き進み、萼(ガク)が長く残ります。
8月25日の誕生花は、郷愁を誘う秋の代表花、ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)。
花の名は、命名のため目立たない花の色を議論しているとき、花自身が「我もまた紅なり」と言ったことから名づけられました。
吾木香は、吾(日本の)木香(お香)で、根の香りが木香(インド原産のキク科の植物の根で、線香の原料として使われる)に似ていることからつけられています。
他に、我毛紅や割木瓜などの漢字表記があり、それぞれに由来があります。
花言葉「移りゆく日々」は、夏の終りと秋の訪れを告げて咲き始め、季節の移り変わりを感じさせる暗紅色のユニークな花につけられたのでしょうか。
それとも、上から下に向かって順に咲き、いっそう暗く寂しい色に変わっていく花を移ろう日々にたとえたのでしょうか。
ワレモコウは花が終わっても、4枚の萼の暗紅色が長く残り、花穂を彩っているので、過ぎゆく秋を惜しみ、葉が枯れるまで咲き続けているように見えます。
花言葉「もの思い」は、俵形の花穂が細長い茎先でゆれる姿からでしょうか。
公園のナガボノシロワレモコウ (長穂白吾木香)
ナガボノシロワレモコウは、白い花穂が長く下向きにたれる姿が、首をかしげて、「もの思い」に耽っているように見えます。
鉢植えのヒメワレモコウは他の鉢に埋もれ、気がつくと花茎を出して、ひっそりとした佇まいで咲いていました。
バラ科ワレモコウ属、耐寒性多年草、原産地:アジア、ヨーロッパ別名:ジユ(地楡)、ダンゴバナ(団子花)
ワレモコウの花言葉:感謝、変化、愛慕、移りゆく日々、もの思い、明日への期待。
ワレモコウの誕生花:8月23日、8月25日、9月22日、10月28日、11月19日
流通時期:ポット苗を晩夏~秋に見かけます。
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