晩秋から初冬に、縁のギザギザに鋭いトゲのある葉のわきに、白い小さな四弁花が花弁を反り返らせて、葉の間から泡立つように咲きこぼれ、さわやかに香ります。
11月8日の誕生花は、鋭いトゲが邪気を払う木、ヒイラギ(柊)。
花(木)の名は、痛みを表す古い言葉の疼ぐ(ひいらぐ)が転訛したもので、葉のトゲにふれると疼痛を起こすことから名づけられました。
ヒイラギは幹がまっすぐでよく分枝し、葉が多く、生垣に利用され、葉のトゲは魔除けになるといわれ、節分にイワシの頭をさし鬼をはらう風習があります。
花言葉「用心深さ」「保護」は、さわられないように、光沢のある濃い緑色の葉の鋭いトゲで身を守っていることからつけられています。
花言葉「歓迎」は、控えめで清楚な花のほのかなよい香りからきているのでしょう。
ギザギザのトゲは若木ではとくに鋭く、老木になると梢の葉からトゲがなくなって角の丸い葉になります。
植物園の生垣仕立てのヒイラギは葉にトゲのある枝とない枝が混じっていて、晩秋になるとどの枝もたくさんの花を咲かせます。
ヒイラギの品種には葉に白い斑の入るフイリヒイラギ(斑入り柊)、新芽が赤く色づき、白から黄、黄緑、緑に変化するゴシキヒイラギ(五色柊)、トゲがないマルバヒイラギ(丸葉柊)などがあります。
雌雄異株のヒイラギは雌株が少ないのか、実をつけている木を見かけたことがありませんが、翌年の初夏に紫黒色の実がつくそうです。
モクセイ科モクセイ属、常緑低木、原産地:日本、台湾
ヒイラギ(柊)の花言葉:先見の明、先見、歓迎、用心深さ、保護、用心、剛直。
ヒイラギ(柊)の誕生花:11月8日、12月8日、12月24日
流通時期:苗木や鉢植えを秋に見かけます。
日本花卉ガーデンセンター
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さんにあります。
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