春になると、先端の尖った葉の中心からすらっと伸びた花茎の先に、赤や黄、白などの花が一輪、日ごとに花首を長く、花を大きくしながら、1~2週間咲き続けます。
4月10日の誕生花は、17世紀にヨーロッパの上流階級に熱狂的な人気を集めた花、チューリップ。
花の名は、トルコ語のtulipan(回教徒が被る頭巾)で、花の形がトルコの人々が頭に巻いていたターバンに似ていることから名づけられました。
16世紀に神聖ローマ帝国からオスマン・トルコに和議を結ぶ使者として派遣されたビュズベックが、「この頭巾に似た形の花か?」と通訳が聞き返したのを花の名と勘違いしたそうです。
花言葉「魅惑」「名誉」は、美しい娘チューリップが何度も愛をささやく秋の神ヴェルツゥヌから逃れて貞操の女神ディアナに花に変えてもらったというギリシャの伝説からつけられています。
花言葉「愛の告白」「失われた愛」「思いやり」は、城下町に住む美しい少女に同時にプロポーズした3人の騎士の気持ちと、3人を大切に思い自らをチューリップに変えた少女の心の表れです。
オランダに伝わるお話で、3人の騎士にそれぞれ大切な家宝の王冠、剣、黄金を贈られた少女が3人のプロポーズを断りきれず、花の女神フローラに祈って花に変えてもらいました。
チューリップの花は王冠、葉は剣、球根は黄金を表し、全開しないつぼみの形の花は少女の純潔のあかしだそうです。
初めて見たチューリップは幼稚園の花壇に植えられた花弁6枚の一重のカップ咲きの赤と白、黄の三色で、チューリップの花の童謡も習いました。
さいた さいた チューリップの 花が ならんだ ならんだ 赤 白 黄色 どの花みても きれいだな
チューリップは花色による花言葉と誕生花があります。
今ではやさしい色や温かい色、限りなく青や黒に近い色とほぼ全色そろっていて、花形もバラエティに富み、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、フリル咲き、パーロット咲きなどがあります。
ユリ科チューリップ属、秋植えの耐寒性球根、原産地:中央アジア、北アフリカ別名:ウッコンコウ、ウコンコウ(鬱金香)
チューリップの花言葉:思いやり、魅惑、名声、名誉。
チューリップの誕生花:3月22日、4月10日、4月16日
流通時期:球根を晩夏~秋に、鉢花を冬~早春に見かけます。
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