弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

春から晩春に、羽状に裂けて切れ込んだ葉をつけた枝先に、牡丹色や赤、黄、白の一重や八重、千重の大輪や中輪の花が一気に咲いて、４～７日で一気に散っていきます。

４月２１日の誕生花は、美人の座り姿を形容した豪華で鮮やかな花、ボタン（牡丹）。

花の名は、漢名の牡丹の音読みで、牡（オス）は結実もするが根からも芽が出てくることから、丹は赤い色を指し、古代品種は赤い花が多かったことから名づけられました。

花言葉「王者の風格」は、百花の王と呼ばれるボタンの、絹のような薄い花弁を幾重にも重ねた大きく品位のある花につけられています。

花言葉「富貴」「高貴」は、古来より牡丹は華の富貴なる者なりと称賛されてきた風格の漂う大きな花弁を重ねた花の姿からつけられています。

花言葉「壮麗」は、庭木の中で最も花の大きい花木のひとつで、華やかで美しい花を次々と咲かせる姿からでしょう。

花言葉「恥じらい」は、英語ではシャクヤクもボタンもPeonyと呼ぶため、Blush like a peony（シャクヤクのように顔を赤らめる）からきています。

ボタンとシャクヤクの違いはシャクヤクが冬に地上部が枯れる多年草で、ボタンは芍薬を台木に接ぎ木にしたものです。

ボタン科ボタン属、耐寒性落葉小低木、原産地：中国別名：フウキソウ（富貴草）、花神、花中の王、百花の王。

ボタン（牡丹）の花言葉：王者の風格、富貴、恥じらい、高貴、壮麗。

ボタン（牡丹）の誕生花：１月１７日、４月２１日、５月３日、５月７日

流通時期：台木苗を秋に、鉢花を春に見かけます。
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