初夏から、太い茎についた縁にギザギザ(鋸歯)のある長楕円形の葉のわきに、赤やピンク、白などの5弁花が2~3輪ずつ連なるように咲き、袋になった果実を次々とつけます。
7月29日の誕生花は、夏の風物詩だった郷愁の花、ホウセンカ(鳳仙花)。
花の名は、漢名の鳳仙華の音読みで、花の形を鳳凰(想像上の鳥)が羽ばたく姿になぞらえて名づけられました。
漢字の鳳仙華は鳳凰と仙人の2語が合わさったもので、中国の昔話に由来しているそうです。
別名のツマクレナイ(爪紅)、ツマベニ(爪紅)は、昔花弁をつぶして爪を赤く染めたことからつけられています。
花言葉「私に触れないで」は、熟した実に触れるとはじけてタネをまき散らすことからつけられています。
花言葉「短気」「せっかち」も、触れると果皮がはじけてタネを飛ばすことからでしょう。
ギリシア神話では、黄金のリンゴを盗んだ疑いがかけられた給仕の女神がオリンポスから追放されて、汚名をはらすため地上を駆け回り、力尽きてホウセンカの花になりました。
花になって、いつまでも無実をあかしたいと願い、誰がさわっても袋になった果実を開いて見せるようになったといわれています。
ホウセンカは小学校の花壇に色とりどりの花が咲いていて、昼休みに高学年のお姉さんたちが赤く染めたツメをそっと見せてくれました。
プランターのホウセンカの茎先に咲いた最後の花のタネが弾け落ちるときには、もうこぼれダネが芽を出しています。
ホウセンカは高性種と矮性種があり、園芸品種には椿の花に似たカメリア咲きもあります。
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、春まきの非耐寒性一年草、原産地:インド別名:ツマクレナイ(爪紅)、ツマベニ(爪紅)
ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉:私に触れないで、短気、せっかち、快活。
ホウセンカ(鳳仙花)の誕生花:7月15日、7月29日、8月27日、9月8日、9月18日、10月19日
流通時期:ポット苗を春に見かけます。
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