冬から春に、美しい模様を描いたハート形や卵形の葉の間から突き出した花茎の先に、赤や白などの五枚の花弁を上向きに反り返らせた風流な花が群がって咲きます。
12月8日の誕生花は、ソロモン王の王冠の形になった華麗な花、シクラメン。
花の名は、ギリシャ語のkyklos(旋回、らせん)で、花後に花柄がくるくると円を描くように丸まった状態になることから名づけられました。
別名のカガリビバナ(篝火花)は、牧野富太郎博士による命名で、花弁が反り返って上向きになっている花の姿が闇夜を照らすかがり火に似ていることからつけられています。
シクラメンの葉は散り斑や刷毛込み斑などのさまざまな模様や色合いがあり、葉が1枚できると内側に花芽を一つつくるので、葉と同じ数の花が咲きます。
花言葉「遠慮がち」は、おずおずと葉の間からつぼみをのぞかせ、うつむいて咲くことからつけられたのでしょう。
花言葉「はにかみ」「内気」は、恥ずかしそうに下を向いて咲く花の姿からつけられています。
昔、ソロモン王が花の形を王冠に使おうとして花たちに断られたとき、「私の形を使ってください」とシクラメンが恥ずかしそうにささやき、そのときからうつむいて咲くようになったそうです。
シクラメンはピンクや赤、白の花色別の花言葉もつけられています。
戸外で楽しめる小型の赤や白などガーデンシクラメンは寄せ植えや庭植えで、花の少ない冬の庭を明るく照らすように彩ってくれます。
ピンクや紫、クリーム、サーモンピンクなどの花色に、パーシカム咲き、フリンジ咲き、八重咲きなどの花形に、光が当たると銀色に輝くプラチナリーフの葉色などがあります。
香りがなかったシクラメンも今では、香りの強い原種と園芸種から香りのよい品種が誕生しています。
サクラソウ科シクラメン属、半耐寒性球根、原産地:地中海沿岸別名:カガリビバナ(篝火花)
シクラメンの花言葉:内気、はにかみ、遠慮がち、疑いを持つ。
シクラメンの誕生花:1月7日、2月4日、12月7日、12月8日
流通時期:鉢花を秋~早春に見かけます。
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