hitujimemo

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2026.06.06
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「ばななと宵子とおかあさん」

初見サラっと読んだ時に
このノートの収益はお姉さんに渡すのではないか
と思っていたけど
よく読んだら最後の方にそのために書いた
とあってなるほどってなった次第
賛否あれど結果目的果たしてるから流石だなと
宵子のエッセイ読んでるか読んでないかで
この件だいぶ違って見えると思うのだけど

お姉さんの治療費の為に
ばななはやはり偉大だと思う
見たらわかる云々いうのもあながち嘘じゃないんじゃないかな
ある種の男性の文章が色濃く春樹の影響下にあるように
ある種の女の文章は色濃くばななの影響下にある
私もこのようにしっかりその一員だ
ばななに対して怪訝に思う部分がありつつも
どこまでもそこから出られていないんだなあと
まあとにかくあのお姉さんは面白いお姉さんだから
元気になりさえすれば
外野が心配するようなことは実はないような気がする

吉本一家は食えない一家だったよねそういえば
宵子はばななが言っていたように絵がすごいし
文章も私から見ればすごい
ただ売れるってそれだけじゃないんだろうね
時勢に合うだとか星の巡りだとかなのかね

もしそういうことであるなら
あのおかあさんはそれが耐えられなかったのじゃないかな
そしてわたしがこういうおかあさんを攻める気になれないのは
もしその立場なら自分も間違いなくそうなっていた
と思うから
それは確信に近い形でそう思う
そういう業がどこから始まったものなのかはわからないけど
そしてそれで苦しむ側がどんなにかわいそうで
どうしてもそちら側
に肩入れしてしまうんだ
でも誰かが止めなきゃいけないよね
その渦に巻き込まれることや
それをなるべく暴力にしないことを誰かが
具体的に言えば
ひどく才能のある成功した娘や妹に対して
ひどい態度や言動を取らないってことをね
でもそれって自分が巻き込まれてしまうと
大体どうしてもできなくなるんだよなあ

「お金と恩義とじぶんであること」

ばななが当方超多忙につき
みたいに良く言っていたのはこういうことかと思う
それはなんか鼻につくようなものだったけど
お金を生み出すために
誰かを助けるために本当にしにものぐるいだったんだ
年金だとかを払っていないと
こうもあっさり
まさかお金にそこまで困っているとは思えなかったような誰か、が詰むのか
働くこと
社会に生きること
自分が生かされていること
それがお金というものを中心に動いている
自分なのかお金なのかわからなくなるほどに
ばなながよく
あれだけ隆明のお金でいい思いをしておいて消えていった人たち
みたいな恨み節をしていたのだけれど
いい思いをした人たちの恩知らずはそうなのかもしれないけど
じゃあその人たちはどこまで隆明を助けるべきだったのか
は難しい
親に誕生させてもらって世話もしてもらってお金も出してもらって
では子供はどこまで親にその恩義を返すべきなのか
が難しいように
ばななは母親を捨てたよね
それは「だめな母親」であったなら許されることか?
どんな駄目かなら許されるか?
一体誰がそれを許し許さないのか?
結局
恨み節をお互いしながら消えていくしかないのかな
みんなが
自分の場合はこういう事情で仕方なかった
と思いたがっているんだから
それは自分が自分であるための生存戦略である限りは

「文体があること」

独自の文体があるとは独自の自分がすでにあるということなので
独自の文体を確かに持っているほどその誰かはやはり凄いんだね
ばななの友達の森もチカも元友達の夏生も故ももこも確かに文体がしっかりある
最近のその辺の小説なんかだとあまり違いはないような感じがある
けどよく見れば違うんだろう
最近の女の子が同じようでやっぱりみんな違うのと同じくらいに
それはそれで「今」を写す鏡といえるのかもしれないね





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Last updated  2026.06.06 14:02:13


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