全2件 (2件中 1-2件目)
1
5.脱原発で自然再生可能エネルギーへ転換の動きを加速:一緒に皆と住んでいて、突然大震災・原発事故で、関東圏、特に東京の方々は、住居移動を必要とせず、電力を供給している原発立地を受け入れた福島県の方々が移転退去を余儀なくされているのはなんとも辛いものがあります。原発立地に関しては、関西でも約45%を福井県原発から供給を受けていますが、原発のある福井県美浜等一部は、関西電力のエリアでもあります。参議院の1票格差を平準化しようという論議で、福井県が関西圏に加わった大ブロックで1票の格差を無くそうという案が出ている位、関西圏の中に福井県は位置付けされつつあります。福井を関西圏と見做すと、東電を除き、他の原発は、全てそのブロック圏内に立地されており、東電のみが福島県や新潟県に原発を立地して、電力供給を受けていることになります。今後も首都圏に政治・経済が集中する中で、原発依存を続ける限り、圏外での原発立地に頼らざるを得ません。福島県での原発増設は先ず無理ですから、新潟県柏崎刈羽の増設となると、これもおいそれとは進まないでしょう。となると自然再生エネルギーへの転換しか策は無くなるでしょう。有望な候補は下記の通りです。1)地熱発電:地下2kmガス利用で2,300万Kw潜在能力有り、地下5kmガス利用すれば5,000万Kw~7,000万Kw(東電並み)の供給力可能(産業技術総合研究所)。50年内には技術開発完了と言われている「マグマ発電」が可能になれば、日本は火山国でマグマ無尽蔵であり、60億kw(日本の電力需要量の3倍)の潜在能力がある。過渡的には「高温岩体発電」の技術で対応する。特に東北や九州には現在も10万kw内の地熱発電が10数基稼働中。CO2排出少ないECO発電に数えられる。最近、東芝がニュ?ジーランドへ地熱発電設備のプラント輸出契約を行った報道がされた。バイナリー発電:水より低沸点媒体、アンモニア、パンタフロン利用も、地熱発電の一種。2)潮汐・潮力発電:瀬戸内海、有明海等ではお手のもの、小規模で有れば技術は達成 済。3)マイクロ水力発電:電気の地産地消が達成できそうで、各地域の川沿いに美観の良い木造水車の発電小屋を建て、その地域の電力を小規模分散型発電で賄う。4)浮上風力発電:IHIが日経新聞に発表していたが、海洋国日本では打ってつけ。地上の風力発電は、国立国定公園の景観問題を抱え、近隣住民への低周波障害問題も多発しており、米国や、中国程簡単に立地は出来なくなっている。洋上フロート式なら普及可能。5)メタンハイドレート発電: 新潟や秋田はかって石油ガス生産地だったが埋蔵量が少なく採油コストが高価となり、採油続行断念した。しかし南海沖や日本海側、北方四島周辺等にはメタンハイドレート(メタンを中心に周囲が水分子で囲まれる)が7.35兆M3と大量に埋蔵されており、ガス化する技術も構築されている。CO2発生は、火力発電の石炭や石油を燃焼させるより半分程度に抑えることが可能でECO発電の部類だが、原発より若干高めである。自然再生エネルギー並みにはならないが天然ガス消費の96年分に相当し、資源大国となりうる魅力的な選択肢だ。6)太陽光発電は、黒岩神奈川県新知事が提唱している電力バンク構想が一つのアイデア。 やはり原発を維持したい勢力はあの手この手と攻勢を懸けてくるので、住民・市民 パワーでその影響力を削ぐ、具体的には小規模分散型の発電を個人が自治体や民間資金の支援を仰いで推進する必要があるだろう。6.首都圏機能の分散化の推進: 東京含め、南関東圏に政治経済機能が一極集中してしまった事が、東電の電力需要を急激に高めた。 沿岸部の神奈川県も千葉県、茨城県も原発拒否する歴史の中で、福島県が紆余曲折あったが、原発立地を受け入れた経緯がある。今後は原発の新設・増設も認可されず、CO2排出を抑制した自然再生エネルギーへの転換がスムースに進まない限り、首都圏の一部政治機能を関西等首都圏外へ移転せざるを得ないとみます。1992年 堺屋太一さん等が提案して、東京への一極集中を抑制して、政治機能を移転する「国会等首都機能の移転」が衆参国会で制定された。候補地は栃木・福島、岐阜・愛知、三重・畿央の3地域に絞り込まれた。国土計画局に担当部署「首都機能移転企画課」設置されたが、石原東京都知事等の猛反発にあい、棚上げ状態となる。実際に2011年夏の国交省の部局再編成では移転企画課は廃止の内定が出されていたが、今回の3.11で廃課を中止し、移転再検討の動きも出てきている。1)栃木・福島は、今回の震災と栃木が関東圏内であることから、首都圏からの移転の主旨からすると栃木の候補ランクは下げざるを得ないだろう。ただ天皇・皇后両陛下が率先して那須御用邸を節電したり、避難所の候補として提案されたりと話題は尽きない。アーチストの「さだ まさし」さんは、日経4月22日夕刊プロムナードで、今こそ「福島」への首都移転を提案されてはおられるが。2)岐阜・愛知も、東海地震の恐れから若干ランクは下がる可能性はある。3)三重・(京阪奈)畿央が、関西空港の国際ハブ空港化と、東海道リニアの大阪迄の2045年前の開通を踏まえた交通アクセスが魅力的になることから、優位なポジションに浮上する可能性はある。ドイツでは首都ベルリンに政治機能が全て集中していない。ボンに国防省、フランクフルトに中央銀行、カールスルーエに連邦憲法裁判所がおかれ、政治機能の移転が実際に行われ、距離が離れているから不便だとか非効率だとかの声は余り聞かれないようだ。慢性的な特に東京の電力不足を解決するには、首都機能の政治機能から先ず分散移転することを即刻推進したら良い。7.先端ロボット技術の多様・多面的な展開を促進: 日本がロボットの最先端国だと思っていたら、意外と米国のロボットや無人偵察機、フランスのロボットが、福島第一原発で動いているのを見て、やはり先端技術は安全安心の為に大震災や防災にも応用範囲を広げるべきだと感じた。米国のNASA(航空宇宙局)が、月着陸に成功した宇宙技術を民間に開放して、その後多方面の技術開発に役立った。同じように本田技研のASIMO君のようなスポーツタイプやオフィス系の応用も素晴らしいとは思うが、原発の中等で大震災に役立つ、見かけは重要で無いロボットの開発に期待したい。皆が応援すればロボットメーカーもその気になるというものだ。8.9.11と3.11:21世紀の人為的災害「アルカイダの米国NYなど航空機テロ」が、2001年9月11日(9.11)で、大規模な自然災害が10年後の丁度半年前の2011年3月11日(3.11)に発生した。刻んで将来の復興に胆に銘じておこう。‘’頑張れニッポン‘’=End=
2011.04.23
コメント(0)
3.11の被災者の皆さんのことを考えると胸が熱くなってきます。早い復興を祈るばかりです。40日近く経過していますが、ただもくもくと現地で復興活動をされておられる方に(Fukushima50含め)応援エールを送りたいと思います。新聞やテレビ、週刊誌などで一部の方が、自らは復興活動に携わらないで、ただ政権批判するばかりで、事故処理方法にいらいらをつのらせた論調が闊歩しています。しかしその方達は、今迄じっくりと脱原発とか電力の東西玉融通(60Hz/50Hz)問題とか、東京への一極集中への是正とか根気よく述べていた方々とは到底思えません。過去の言動からおぶれにならないよう冷静に批判をして頂きたいものです。 今回の東北地方太平洋沖地震・福島第一電発事故(以降「東日本大震災」か「大震災」)という不幸な出来事の中で、記憶に留めておきたいことと復興への想いを述べておきます。1.大地震予知の学術交流活発化への願い:‘06年カルフォルニア工科大学の金森博雄名誉教授のチームが、’05年宮城県沖地震M7.2のデータ解析をして、地震の規模が1/4に留まり、南側福島県沖にエネルギーがたまっており、連動して巨大地震に繋がると結論づけた。日本の地震調査委員会は、東側太平洋沖は連動するが、今回の震源である南側と連動するとは想定していなかった(日経新聞3月19日朝刊)。日本側は巨大地震(津波の高さ含め)に関しては南海・東南海大地震の予知に焦点を当て過ぎていたと思う。但し金森チームも茨城県沖にまで余震含めた震源が拡大連動するとは想定していなかった。私達も‘05年宮城県沖地震は良く知っていたし、その後も東北に地震が頻発していたが、想定外の大震災が発生してしまった。日本の地震学会は、予知に関しては「我らの学問領域」と、海外の見解や学術交流には関心が少なかったのではないだろうか? つまり金森チームの様な外部学会の予知見解に対しては、日本の公的な予知連絡会等が参照してそれにコメントをしなかった体質が危惧される。大地震発生後約1カ月過ぎてから、土木研や京大の地震研究者が、東電が福島原発南40~50km南にある「湯の浜活断層」の地震活動を否定していた(経産省保安院も原発に影響なしと追認)と発表していた事に対して、実際の現地調査で、4,000件の数えられる余震(通常‘10年では全国で1,800程度の地震)で、本活断層の活動を裏付けておられた(朝日新聞4月21日朝刊、NHK4月21日クローズアップ現代)。また東大地震研では宮城県牡鹿半島沖200kmの海底で、地盤が南東方向に約55meterも移動していた事を解析していた。気象庁や学会も、日本が地震活動期に入ったと宣告した。日本の地震研究者達に、今後は金森教授のチーム等外部学会にも呼応するような連携を期待したいものです。地震予知に関しては、決して鎖国しないようにお願い!2.大津波の規模:1771年 八重山地震が発生した際、「沖縄 明和の大津波」が石垣島や沖縄諸島を襲った高さが80meterだったという記録があるらしい。「2004年12月26日のスマトラ沖地震M9.1、死者22.6万人でも高さ10meter~34meter」、東日本大震災の津波が、高さ7.3meter(福島県相馬市3月11日23時計測)~23meter(大船渡市)~38meter(岩手県宮古市、4月21日分析)。最初の3月11日23時頃気象庁計測では相馬市の7.3meterが最高値記録として残るが、津波計測器が流されたり電源切断によりデータ収集不可となり、事後の調査で次々と発表された。今回の津波は、最速で時速115kmと推定される。他の大津波分析では、朝日の4月20日報道によると、東大地震研の東日本大震災・大津波分析では、明治三陸津波(1896年)の高さと貞(じょう)観(がん)津波(869年)の長さ、双方の特徴を持つ可能性があるとした。これらの津波分析が次々報道されるのをみると、TSUNAMIが日本発の世界学術語として認知されたのが判ります。3.電力の東西玉融通の促進策:電力を東(50Hz=独シーメンス社製・東電(東京電灯)導入)西(60Hz=米国発電機社製・関電(関西電灯)導入)間で電力(玉Gyoku)融通するシステムの構築が、遅々として行われない可能性があります。EUが2002年統合する際にも、独シーメンスに代表されるメジャーの50Hzに統一され 通貨Euro切り替えと同様に、60Hzの一部の国も発電設備を取り替えEU統合に加わった。費やした切り替え設備投資費用は、日本政府や電気事業連合(周波数変換設備の設備増強投資は100万Kwで約1,000億円)等が発表する発電設備切り替え費用程高くは無く、決断すれば、長期間にはなるが償却可能な額で、切り替え達成可能とみます。10電力会社に地域独占の体制(‘00年3月~発電部門と小売部門の部分自由化は開始済)を、米国の様に発送電分離(電力会社からの送電機能の分離)や新規参入の全面自由競争を許す体制に移行すれば、安定供給に支障をきたすと言うのが、切り替え費用の高額提示を許容している主な理由と推測します。電力代は欧米と比較して1.5~2倍の割高感はあるらしい。しかしこの60Hz/50Hz統合は難しくても、現在の長野、静岡3カ所にある周波数変換能力を、早急に政治決断で500万Kwに増強すべきと思う。理想的には60Hz(或いは50Hz)への統合がベストだ。周波数変換は、現在100万Kwでフル稼働中だが、政府のプッシュで’12年には120万Kwまで増強されるらしい。しかしこのチャンスを逃せば・・・・中進国への仲間入りするのではないかと。 4.今後も東北地方が世界の自動車部品供給地として地位確保するが西日本に補完設置:横浜港、成田・羽田空港、高速道、新幹線網含め世界への扉が完備していた事で、東北地方は首都圏に近く、世界へのアクセスが良く、東北地方に自動車部品調達工場が集積した。ここまで集中していたとは想像出来ていなかった。口数の少ないおっとり刀の東北人に脱帽です。そこで復興会議の議論では、なんとしても東北地方のその地位を保持して頂く為に、世界の自動車産業販売先からより強い信頼を勝ち得る条件として、西日本等にバックアップの設備を設置して安心感を与えて欲しい。外国へ技術開示して生産シフトするより、国内で技術を保有しておく方が戦略的にも得策ではと思う次第です。 =続きあり=
2011.04.23
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1