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2010.04.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 富士山眺望に憧れる気持ちが高い方は、東京・静岡・神奈川などでいつも近くで眺められる(以降「富士眺望可」という)方々というより、どちらかというと地方の方とか中国などから来られた海外観光客ではないだろうか。最近東京の方が運転する車で、東名高速の富士山が見える場所を通過した。吾輩がかぶりつきのように’’わぁ~冨士山が見えるぅ~’’と叫んでいると’’あ、そう’’と冷めた反応で、人前では富士山を見て感嘆するのを控えている様子であった。昔も富士眺望可の方々と、新幹線に乗って窓越しに富士山を眺めたり、飛行機で富士山を見下ろせる場所を通過したことがあったが、総じて無関心な仕草だったのが想い起こされる。吾輩は富士眺望可の在住ではないが、富士眺望可在住の方とそうでない方に、それとなく’’富士山をもっと近くで眺められる所へ行きたいですか’’と聞くと、富士眺望可の方々は、それ以外の方々より、’’それ程でも’’という返事が比較的多かった。都会人らしく気取って応えているのではないようだ。そこで、1-2年後に「富士山」(3,776m)が世界自然遺産へ登録されるのを祈りつつ、いつも眺められない立場から、富士山への想いを語ってみます。
  葛飾北斎の「富岳三十六景」中、「神奈川沖浪裏」(大浪に二槽の船が乗り、遠くに富士山)や「凱風快晴」(赤富士)などの浮世絵、横山大観、前田青邨、片岡球子、奥村土牛らの富士山画、夫々模写の安い絵を部屋に飾り、日々眺めていると気分が和らぎ落ち着く。富士山に一度登ったことがあるが、頂上付近では空気が薄くなり、割とエネルギーを必要とする。「富士山は登るものではなく、絵や写真の素材対象として眺めるもの」とは良く言ったもので、眺める景色としては最高です。 富士山のパワーが、蒼蒼たる画家たちに「登れとは言わないが、タンと描いて、撮って」と言わしめているようだ。
絵を眺めるにつれ、本物の富士山を眺めに行こうという気が擡げてくる。そこで余り遠くない所で、ドライブで行けそうな「富士見峠」がないかと地図をめくってみる。 信州の蓼科車山高原~霧ケ峰高原のビーナスラインの途中に「富士見峠」があり、一度車で行って、雲海の上に富士山が見えたのが美しく感激したのを覚えている。また槍ケ岳山荘からご来迎を見た際にも富士山が、雲海の上に鎮座していて偉く感動した。しかしやはり遠い。
朝日新聞の四月初め夕刊一面に、「富士遠望ここでも」が報道された。記事によると、筑波大学付属高校の地理教諭、田代博さんが著作の「今日はなんの日、富士山の日」(新日本出版社)に、富士山遠望の場所北限は福島県の日山(富士山から298km)、南東は八丈島の三原山(同271km)、南西は和歌山那智勝浦町・妙法山色川富士見峠(旧名 小麦峠)(同323km)と記載されているらしい。 そこで、温泉好きな吾輩としては、趣を変えて露天温泉から富士山が望める南西の遠い所はどこかを探って行くことにした。 山梨県や静岡県には露天から富士山眺望可能な露天温泉は結構あるらしい。やはり移動費用が安そうな南西方面に注目だ。
先ず、和歌山に日本最大の降雨地・大台ケ原見晴台があり、富士見の場所があるとのことで、山小屋のお風呂から望めないかと調べたが、流石降雨地で最近は眺められないらしい。
世界遺産の熊野参詣道温泉郷に東側の山並みが低い露天温泉を調べたが、ここも不発だった。伊勢志摩は方角的には問題なさそうなので、手始めにヤマハの合歓の郷(さと)展望温泉から富士見をと考えたが、東側山並が高く、遮られていた。 
愛知県渥美半島先端の「伊良湖ビューホテル」の展望風呂付近を調べたが、運悪く東側高山が邪魔をしていた。昔1300年前位の奈良時代から、武蔵を始め東国の民は、数十年に掛けてお金を貯め、念願の「お伊勢参り」をするのが流行ったようだ。東海道五十三次の途中、浜松あたりから分岐し、伊良湖岬へ向かい、伊勢賢島への渡し船で「お伊勢参り」するのが標準ルートのようだ。 渡し船では富士山の話題も取り上げられたと偲ばれる。 ちょっと飛躍するが、清水次郎長一家・森の石松が、「金毘羅参り」の渡し船で、清水湊の富士山を思いながら、旅人に石松の評判を聞くシーンがある。渡し船に富士山の話題は絵になる。 この渡し船(現在は伊勢湾フェリー)の途中見えるのが「神島」で、三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった所だ。 東側にお風呂施設があれば、窓から富士山が望める方角ではある。
まだまだ調査続行が必要だ。乞うご期待と言いたいところですが、ぼちぼちの長丁場になりそうだ。





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Last updated  2010.04.07 02:11:14
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