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2010.05.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
  温泉大国に火山が多いのはもっともな話だが、火山が多いからと言って地震大国とは必ずしも言えなさそうだ。地震は地球の表面(プレート)の大陸プレートや海洋プレートなどプレート同士の境界でズレやきしみの調整から発生すると言われている。活断層の存在も大きく関係しているようで、日本含め、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、アフガニスタン、イラン、トルコ、ギリシャ、イタリア、アメリカ西海岸、ニュージランドなどに活断層が多く、地震発生頻度も高い。火山性地震は上記のプレート性地震とは異なるが、一般的に規模は小さい。
  5月15日付け日経新聞の夕刊1面コラム「活断層帯の筍(たけのこ)」で、尾池和夫国際高等研究所所長が述べられているのを引用すると、「全国に知られる京都の筍産地は、京都盆地を囲む山麓だが、竹林はいずれも交野断層など活断層の破砕帯に沿っている。活断層の運動で隆起した山地から土砂が流れ出て、豊かな地下水を蓄える堆積層の京都盆地が形づくられた。竹は活断層の破砕帯を補強するために植えられた。」とのこと。京都では余り大きな地震は発生していないので、地震は個々のプレート境界や活断層の活動状況に影響されているのではと思う。今の季節を感じさせる筍が活断層帯で収穫されているのは興味深い。
  最近の日本を除く大きな地震は、中国青海省玉樹チベット族自治区、四川省、チリなどが挙げられる。火山とは関係が少ないようである。
  地震に備えて建物を建てるという観点から述べてみよう。世界の金融センターがあるニューヨークのマンハッタンや、香港では、40年前には地震が発生したら大丈夫かなという高層建築物があった。岩盤の上に立地しているので耐震、免震基準は相当緩やかだったと思われる。特に香港は、果たして地震の時大丈夫なのかと、心配しながら街を歩いた記憶がある。大英帝国がアヘン戦争を仕掛けてまで、なんで香港を植民地化したのか。推測ですが、大英帝国の地震学者達は、香港の地盤を米マンハッタン地区岩盤と同じく、高層ビル建築問題無しのお墨付きを与えていた可能性があります。1997年の香港返還後13周年になろうとしていますが、植民地化した段階で200年、300年のレンジで都市計画を考えており、さながら今の中国隆盛を予見して、交易港なら岩盤で海深のある港建設が容易な香港がベストとして選択されていた節があります。
  日本においても西国33カ寺巡礼の全寺院建設地が微妙に活断層を外しており、阪神淡路大震災の際も神戸生田神社等はダメージ受けたが、何故か33カ寺はこの1200年~最近まで、火災は別として震災は免れている。姫路城、松本城等に代表される天下の名城も地盤強固な場所に築城されており、大過なく今日に至っている。風林火山の武田信玄や上杉謙信の居城は地震の無い堅固な場所に築城されており、中越地震等の場所を微妙に外している。全国の宮大工や建築職人が地震被災データを古文書・口頭伝承等で蓄積した知恵を殿様や管長・大僧正から普請依頼受けた時に、熟考して建設場所を決め耐震対策をしていたとしか考えられない。法隆寺程長期間とは言わないまでも、香港の大英帝国地質学者と同じく職人の意地であろう。
  では地盤に弱い所は住居場所としては耐震策必要だが、救い難いかと言えばそうでない面もある。コシヒカリが生まれたのは新潟県魚沼郡中心だが、中越地震で被災した活断層が走っている地域でもある。コシヒカリの源種「農林X号」が確固とした地盤の旧来の田植え保水地では育たず、埋め立て開墾地の弱い地盤の魚沼郡で試作したからこそ日の目を見た経緯があるようだ。京都の美味しい筍名産地が、活断層の破砕帯補強で生まれた竹林からだという話と似通っている。






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Last updated  2010.05.17 23:31:57
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