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FIFAサッカーW杯南アフリカ大会が6月11日から開幕となります。日本代表も、19歳の酒井高徳選手や21歳の香川真司選手ら‘14ブラジルW杯以降を目指す4名の若手サポーターを帯同し、いよいよスイス合宿地へと出発となった。サッカーは、野球と比べても遥かに全世界の老若男女に普及している。ゴールキーパー(GK)以外は手を使わないでボールを蹴るシンプルな競技の最高峰の場、夏季五輪に優るとも劣らないスーパーイベントのW杯が楽しみだ。年齢制限の無い大会なので、ゴルフの石川遼選手や宮里藍選手のように、10代後半から20歳前後の世界的若鮎スターが現れるかもしれない。そこで、出場国の将来に於いての若手選手輩出に絡めて、各国の少子化対策について触れておきます。
少子化の傾向を掴む数字として良く使われる「合計特殊出生率」(女性が一生(一般的には15歳~49歳)に出産する子供の数)を、国連の2008年版に230カ国・地域から集計した2005年~2010年の数字を引用させて貰います。同出生率(以下「出生率」)『2.08』が自然減と自然増の境界と言われています。世界1位はニジェールの7.19、2位に驚くなかれアフガニスタンが7.07で続いている。230番目はマカオ1.00、229番目は香港1.02、228番目が台湾1.10となっている。人口大国の中国は1.76(170位)、インドは2.81(85位)となっている。
先ず、前回の2006年W杯ドイツ大会からレビューしてみます。優勝のイタリア:1.37(208位)、2位のフランス:1.96(148位) 、特にフランスは、‘05年から 先進国の中では、珍しく出生率1.9レベルに改善し、少子化に歯止めを打っている。他活躍が目立ったアフリカ勢のトーゴ4.30(40位)、や、中南米のエクアドル2.58(98位)、アルゼンチン2.30(115位)、メキシコ 2.18(130位)は、軒並みに2.08を超えており、ブラジル1.94(152位)もそれに近い。決勝トーナメントに勝ち上がってきたポルトガルは1.34(214位)で、PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン)の財政再建の影響が潜在化していたのかも知れない。日本1.34(213位)、韓国1.25(225位)と出生率は下がる一方です。中南米はカソリックの方が多く、大らかな出生感を持っていることが影響されていると推測される。
試合を想い出してみると、イタリアは鉄壁の守りに和が垣間見られた。フランスはジダンを軸にチームが繋がっていた。準々決勝のフランス対ブラジル戦では、ブラジルが各位の自由プレーを尊重する余り、和の連携プレーが出来ていなかった。スペイン「バルセロナ」所属ロナウジーニョに代表されるスター選手が既に大富豪者となりハングリー精神不足で、チームを結集するリーダー牽引役としては(勿論本来のMFプレーが見られなかったことも事実)機能していなかった。他のポルトガルやトーゴ等勝ち上がったチームにはメンバーの顔に和みが感じられた。 日本代表の場合は、チームの和はクロアチア戦では結実していたが、オーストラリア戦後半では和みが崩壊し緊張感が失われていた。
次に、今回の南アW杯ですが、一次リーグの8組(A組~H組) 合計32国の出生率は下記の通りです。
A組:南ア 2.58(97位)、 メキシコ2.18、 ウルグアイ2.02(141位)、 仏 1.96
B組:アルゼンチン2.30、ナイジェリア5.70(15位)、韓国1.25、ギリシャ1.42(176位)
C組:英1.90(158位)、USA2.11(133位)、アルジェリア2.38(109位)、 スロベニア138(206位)
D組:独1.37(210位)、豪1.93(153位)、セルビア1.38(205位)、ガーナ4.31(41位)
E組:蘭1.72(174位)、デンマーク1.85(163位)、日本1.34、カメルーン4.67(36位)
F組:伊1.37、パラグァイ3.12(75位)、NZ2.20(124位)、スロバキア1.25(222位)
G組:ブラジル1.94、北朝鮮1.96(149位)、コートジボアール4.67(35位)、 ポルトガル1.34(214位)
H組:スペイン1.40(201位)、スイス1.48(191位)、ホンジュラス3.30(68位)、チリ1.88(162位)
先進国の出場国で2.08を超えているのは、米国、NZ、近い所がフランスとなる。PIGS 以外の欧州勢も1.5近辺なので、サッカーの予備軍としては少数精鋭にならざるを得ず、高度な地域ぐるみの若手育成に的を絞って行くと思われる。アフリカ勢は、出生率が総じて高く、スポーツ予備軍の増員間違いなく、今後も20歳前後から欧州有力クラブへの進出が著しいと読む。中南米はブラジル以外は2.08を軒並み超えている。当面若手が活躍出来る場所は、欧州有力クラブとなるが、ブラジルがBRICS新興国としての経済成長を遂げた後は、南米のスポーツ市場が大きく成長し、欧州から一部回帰が進むものと思われる。
出場国の出生率の状況はここらへんで止めておいて、日本の少子化対策を考察してみることにしよう。日本もグローバル化で 東アジアからは今迄同様、中国人の観光入国を規制緩和すると共に、フィリピン、インドネシア等からも介護士、英会話教師等働き手の入国を積極的に受け入れれば良い。若い頃から有望候補者を少数精鋭で育成する事も止む無しと考える。スポーツ英才教育で、スポーツ分野を成長させることで、子供に夢を与えて、自然に少子化の歯止めをする打開策はあると思う。
日本の少子化の理由は、親の子一人当たり教育費負担が高過ぎる想いとか、育児に夫側の協力が得られないとか、乳児保育所が少ないとか、男女の結婚相手を見つける機会が格段に少なくなったとか、日本での子供の将来に明るい展望が描けないとか等々挙げられるが、‘'子供は元来動物のように独りでに育つ力を持っている‘'の認識に立帰り、親自身が周りの子供との比較をしなくなればストレスも少なくなると想う。
独W杯の準優勝国フランスやサッカー大国中南米に多いカソリックの方々に近い出産感持てば、少子化改善策は見出せそうな気がします。
特に助産師の資格を持つ保健師、看護師の方が、出産等で活躍されるのを、若い頃見ていた経験から、病院内の産婦人科助産師施設の拡充等で、安心して子供が産める出産環境の、特に過疎地域の整備だけは早急に図る必要があると思います。
次に 高齢者の介護分野ではフィリピン人等外国人にも協力頼み、同じ方達がヒアリング英語も教え、女性の方が職場で働いていても子育て要員としても兼務できるような体制を作りながら、子育て支援を強力にサポートして貰い一つの少子化対策とする。 職場も‘06年頃から、男性が子育て時期はSOHO等で職場へ出勤しなくても在宅勤務で妻への育児サポートが可能な企業が増えているし、傾向としては企業社会は徐々にではあるが子育て支援の在宅勤務を可能とする時代に進みつつある。女性への育児支援の環境整備は社会全体で取り組みつつある。
最後に和み(なごみ)の話ですが、聖徳太子が約1400年前に唱えた‘'和を以って尊し‘'とする知恵のある手法を実践し、和みのある世の中へ雰囲気を変えれば21世紀の展望は明るいと考えている。お札に載っている日本人含め歴史上の傑物偉人はやはり聖徳太子でしょう。確かに聖徳太子は数人の優れた人を合わせた空想の人物だと言う説もあるが、ここではそれは横に置いておいて話しましょう。朝鮮半島の戦争に関与することが得策でないこと、将来に渡り半島進出が近隣外交上で不適当であることを、この時代に既に洞察していたこと、朝廷の後ろ楯となる氏等の争いの中で大乗仏教を精神的骨格(バックボーン)として定着根づかせたこと、等々である。
東アジアの中での日本が、地政学的な位置から難しい局面にさらされている今日との対比では、太子の洞察力には感嘆するものがあります。紙幣に登場する明治維新以降の方々で、樋口一葉、夏目漱石、新渡戸稲造等は文句無いですが、日韓併合推進を容認した方々が、このギクシャクしそうな東アジアの今日に、何故お札に載っているのか不思議に想う今日この頃です。これからも‘'生きてみようかな‘'という気持ちにさせるものはなんと言っても‘'和み(なごみ)‘'でしょう。 少子化対策も、若い人たちが温かい和みで‘'明るい未来を切り開く為に生きてみませんか‘'と明るい夢を与えることで、日本は大丈夫の感じがします。