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2010.12.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類


   今年の漢字(感じ)が『暑』となった。地球温暖化防止が叫ばれて久しいが、資源乏しい日本としてはエネルギー確保するにもCO2排出を抑えつつも・・はよく判る。そんな中で、太陽熱は雨の日、曇りの日、夜間は生産出来ない為、日照時間の少ない地域では万全のECOエネルギーとして使えない。風力発電も人家の近くでは電磁波等の問題もあり、風の無い穏やかな日には稼働しない等の欠点がある。太陽熱や風力は再生可能エネルギーでも出力が不随意に変動するし、CO2排出量でも水力発電や原子力発電と比較しても相当多い目である。そこで登場するのが温泉・火山大国日本の地熱発電だ。CO2排出量も水力発電並みで、潮力発電等と比較しても割と少ない。好きな「温泉」も見方を変えれば‘’宝の湯‘’と言うことになる。
   地熱発電で想い出されるのはアイスランドの首都レイクキャビック近郊の地熱発電所だ。2008年のリーマンショック(金融危機)では、政府も民間も投機ファンドに手を出し過ぎ、一人当たりGDPが世界のTOPクラス常連が、一挙に債務国に転落した。ただ再生可能エネルギーの地熱発電では先進技術を駆使していた為、危機の際には電力と‘’ししゃも‘’(日本が大量輸入)だけは不自由しなかったという話だ。火山国だが日本のような温泉観光が無い為、景観や湯泉の枯渇に関係なく発電所が首都近郊に立地されている。景観に配慮する必要が無いので、浅い場所から掘搾した熱水・水蒸気を活用出来る対流式地熱発電の為、発電COSTは安い。
   同じような火山大国で島国のフィリピンは、米国に次いで2位の地熱発電の国だ。総電力の1/4を地熱発電でカバーしている。世界の主要な地熱発電国は、1位の米国はカリフォルニア州に90%が立地しており、3位がメキシコ、4位がインドネシア、5位がイタリア、6位が日本(総発電量の0.2%)と続く。中米にも地熱発電国が目白押しだ。これらの国は火山大国でもあり、地震大国でもある。
   そこで国立公園や国定公園に温泉観光地がある日本の場合は、景観維持と温泉源枯渇防止に配慮しなければならない。2008年嬬恋村に地熱発電所建設計画が発表された際、草津温泉観光協会側が、草津温泉源泉と地熱発電所が数KMの近場にあることから反対運動が起こった。そこで、世界の地熱発電が対流式地熱方式なのを、高温岩体発電の「熱伝導方式」にすれば、景観や温泉源枯渇問題は解決される目処がつきそうだ。詳しい説明は省くが、湯や水蒸気を汲み上げたり、使用済分を戻したりしないで、熱伝導で発電機のタービンを回す方式だ。この方式での発電COSTが9円/KW以下に下がれば、日本の総発電量の30%はカバー可能となる。また夢の話だが「マグマ発電」と言った、地下3kmのマグマだま近傍高熱を取り出す方式が研究中だ。半世紀後くらいに開発されれば、日本の総発電量の3倍位の能力が見込まれる為、電気自動車を遠慮なく乗れて、電力の輸出も可能になる時代が来るということだ。
   都市近郊で日帰り温泉が至る所に建設された。500meter~1,000meter深く掘削すれば相当の確率で温泉を掘り当てる事が出来る時代だ。元々湿地帯を埋め立てて住宅地にした東京などは、温泉用掘削をし過ぎると、本当に沈下するのではないかと危惧する。歯止めは必要だろう。そこで1,000meter深度温泉と従来の温泉地源泉の泉質の違いだが、微量ミネラルの滲み込んだ配分具合は源泉の方が優れているような気がする。地表にたどり着くまでの滲み方が温泉効能にも響くような気がする。着色温泉も地表に近い源泉だからこそ色が濃くなったり透明になったりする地場の特徴があると思うが、1,000meter深度ともなると、地域温泉の特色を失っているのではと思う。
 近郊の日帰り温泉は手軽で行きやすくチョッと散歩の感覚で楽しめる。しかし泉質を思うと、同じ近郊の日帰り温泉でも、深度はMax.200meter程度の掘削した温泉を選ぶことにしてかすかなこだわりを楽しんでいる。 





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Last updated  2010.12.20 14:49:32
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