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Asurendra

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2007.11.25
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カテゴリ: 論評
朝日新聞をネットで読んでいると、つい、見出しに目が行ってしまって、
「神の雫の作者のノムリエ日記」を読んでしまう。
読み終わって後悔するのであるが、後悔先に立たず。

今回 のテーマは、フランスワイン崇拝の理由。
「フランスでは、雨が多い年や猛暑の年も、人為的な工夫を施さずに、
そのビンテージの厳しさをそのまま受け入れる形で、
ワインを作ることが法律的に義務づけられている。」
ということが、フランスワインが作者にとって特別である理由のようだ。

不勉強この上ない(怒)。


ヴィンテージによっては、INAOの決める規則の下で、
補酸や補糖が行われているのであって、行われていない訳ではない。

ビニールシートの例が出てくるが、これは、フォントニルなどが、
1999年に、INAOの許可を得て行ったのであって、彼らが勝手にやったのではない。
2000年以降も、ヴァランドローやフォントニル等のワイナリーが、
1年間では、実験の成果が分らないとして続けているのであって、
もともと、勝手にやり始めた訳ではない。
にもかかわらず、作者たちは、「ワイン造りの基本「天地人」の「天」を
ムリヤリゆがめたという行為がひっかかるから、
これをもてはやす気になれない」のだそうだ。

シャトー・ラグランジュ等で、暗渠排水が行われている。

じゃあ、これらは、天の声なのだろうか。

作者らは、「天の声に従い、地のささやきに耳を傾け、
これらと格闘しながら人知をつくす――それがワイン造りの哲学なのだ」と
考えているようであるが、実は、INAOの声を聞いているに過ぎない。
「INAOの規則に従うことが、ワイン造りの哲学なのだ」


というか、よく読むと、「AOCという厳しいワイン法のもとで、
苦しみながらワインを作っているからフランスワインが特別だ」とは書かれている。
要は、AOCがすべて正しく天の声を反映させていると
大きな誤解をしている点に問題があるのだろう。
彼らの意見によると、1999年はビニールシートを敷くことは天の声であって、
2000年以降は、天の声では無くなったことになる。

それにしても、世の中に影響のある人々が、こんなことを、堂々と発言するのを読むと、
情けなくなってくると同時に、「知らないことは恐ろしい」とつくづく思う。

それとも、かなり調べものはしているはずだから、知っていて書いているのだろうか。
もしそうだとすると、かなり悪質である。





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Last updated  2007.11.26 04:57:09
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