雨の日は音楽を

雨の日は音楽を

2020年02月23日
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カテゴリ: コンピューター
今日やっとパソコンが新しく(微妙ですが再生パソコンは新しい?)なりました。多分リースバックのパソコンで、税込み2万9800円です。もうハードディスクではなく、可動部分がないいま流行りのSSD 512GB でメモリー8GB、書込機能つきDVDがついてきました。キーボードとマウスは自前で用意しました。

今日一日かけて、ソフトを移して、夜になって、昨年春に就職した孫が来て、古い方を引き取って行きました。古いのを押し付けたので、本体のドライブに足せるように600GBのハードディスクドライブもあげたから、エッチラオッチラと持って行きました。めでたしめでたし。うまく使ってくれることでしょう。

でもこの新しい?パソコンには、いやぁ、オドロイタ!SSDからWindows10の立ち上がりが14秒!あまり早いので、いままでの習慣からボケーっと待ってしまい、ハッと気がついたらもう使える状態になりました。パソコンの立ち上げ時間が、で思い当たってハッとしたのは、まだアップルコンピューター社が出来て間もない頃、日本でNECがパソコンを作り始めたころに、私もパソコンの世界に入ったことでした。

当時はアップルIIの全盛期で、本体を買うには高すぎたので、秋葉原でアップルIIのそっくりさんを買って遊びました。研究用には向かないので、当時新しかった東芝ソード社のパソコンを、それこそ東京タワーの上から飛び降りるような決心で買いました。当時のお金で120万円(じ、じ、自動車が買えちゃいます)払いました。家内は、研究には口を出さないのですが、流石に本当に使いこなせるの?と言っていました。もうあとには引けませんよね。

東芝ソードがちょうど隣の主婦の友ビル(現在は日大医学部附属病院)にあったので、日参して、当時流行っていたBASIC言語を教わるというより、係の方と一緒に研究しました。英文学研究に使うようにはBASIC言語は作られていないので、文字列関数も少ないので、文字関係の関数に相当するものを自分で作り上げました。

一番困ったのは、文字列検索でした。基本的なことを申せば、例えば 文章の中で "the" という単語を探すということになると検索する言葉を「含んでいる」単語が、there  these theocracy theatre they their them .... と山のように出てきます、だからといって "the" のあとに「スペース」を一つつけて検索すると、"the" 以外の単語だと、そのあとにカンマとかピリオドが来ると、検索にかかりません。お互いが包含関係にあるような身近な短綴の単語ほど、そういった事例が多いので、そのあたりが工夫に苦労したところです。そうこうしているうちに自信がついてきましたので、他の研究者にちらちらと自慢したら、信じない方もいらっしゃいました。そこで適当な文章をファイルにして、特定の綴、例えば "ea" を含む単語に下線を引いてもらい、パソコンで検索した結果と比べました。どうせ僕がやったのと結果はおなじでしょうに、と仰っていましたが、結果に慄然!プログラムの打ち出し結果の方が、人間の拾った数より多くて正確でした。人間の目で見ると所謂「目が滑る」状態になって、見落としが発生するのですが、その先生はそこに気がついて、これでは研究を続けてもまともに綴りの研究は出来ないからと、私は共同研究者になれました。文学研究における、パソコンレベルでの研究の嚆矢!!

当時のコンピュータは、私の東芝製のもので内部メモリーは64KB(キロバイト--今では死語?)で、当時は巨大なものでした。大学や企業で使っていたコボルなどのコンピュータ言語は、パソコン用のものが開発されず、IBMパンチカードで読ませて、物々しく使う大型機械でした。最終的には、研究費で当時出たばかりのウィンチェスターのハードディスク20GBを二台(おのおの60kgもあるので、一時研究室が移転したときの運送屋さんがエレベーターなしで建物の上まで持って来てくれて感激。小さくて重量があるので、ひとりじゃないと無理なのだそうで!)使って、研究をすすめることができました。研究費は文部省からウン百万の出版助成金をいただき、一冊5万円近い書籍を数百冊世に出すことができ、海外の第一人者から、この本のおかげで次の編集はこちらの結論通りの版を使うからとの手紙が来て、これで一区切り。アメリカの国会図書館なども買ってくださいましたのが嬉しく、ああ、学者になってよかったなと嬉しかったのを覚えています。

一冊だけ手元にあったので、母校の上智大学文学部英文研究室に寄贈させていただきましたが、なにせ巨大な(コンコーダンスデータをすべて印刷したのでものすごいことに、二冊持って歩くとぎっくり腰?)書籍なので、どうせおいておくだけさ、とひがんでいたら、恩師T先生に、新年会でご自宅に伺ったら、お読みになったらしく!激賞してくださったので、またまた更に嬉しかったのを懐かしく覚えています。ああ、これで学者になった甲斐があったなと感じたので、退職するときに未練を覚えずにすんなりと退職を受け入れることが出来ました。





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Last updated  2020年02月23日 22時38分25秒
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