一番困ったのは、文字列検索でした。基本的なことを申せば、例えば 文章の中で "the" という単語を探すということになると検索する言葉を「含んでいる」単語が、there these theocracy theatre they their them .... と山のように出てきます、だからといって "the" のあとに「スペース」を一つつけて検索すると、"the" 以外の単語だと、そのあとにカンマとかピリオドが来ると、検索にかかりません。お互いが包含関係にあるような身近な短綴の単語ほど、そういった事例が多いので、そのあたりが工夫に苦労したところです。そうこうしているうちに自信がついてきましたので、他の研究者にちらちらと自慢したら、信じない方もいらっしゃいました。そこで適当な文章をファイルにして、特定の綴、例えば "ea" を含む単語に下線を引いてもらい、パソコンで検索した結果と比べました。どうせ僕がやったのと結果はおなじでしょうに、と仰っていましたが、結果に慄然!プログラムの打ち出し結果の方が、人間の拾った数より多くて正確でした。人間の目で見ると所謂「目が滑る」状態になって、見落としが発生するのですが、その先生はそこに気がついて、これでは研究を続けてもまともに綴りの研究は出来ないからと、私は共同研究者になれました。文学研究における、パソコンレベルでの研究の嚆矢!!