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じょっちは一日中ケータイを鳴らす。アラーム、着信音、自分の奇声を録音しては再生。繰り返し繰り返し・・。
一日の終わりに向かって私の耳はどんどん疲れてくる。耳鳴りが始まる。
昨日の夕方、耳栓をしてみた。少しは聞こえるけどずっとまし。
5:50 ご飯仕度開始。キンピラごぼうと天ぷらそば。じょっち、夕方になってなぜか機嫌が悪くなっている。隣の部屋でぶつぶつ言っているが無視。
6:00 じょっちの様子を見に行くと、加湿器をなぎ倒して中に溜まった水をじゅうたんの上に撒いてしまっている。ガラステーブルもひっくり返し、部屋は荒れ果てている。
ムカムカした。
雑巾を持ってきて後始末・・じょっちの「散らかしちゃったモンネ~♪」と囃す言葉に、ブチ切れた。左の頬をペチッ!そして思いっきりにらみつけた。「こんなことして良いと思ってるの?」
「うわ~~ん、お母ちゃん恐い~。やさしく言って~」
最低だ。じょっちがこんな事をするのは本人が苦しんでいるとき。言いたいことが伝わらなくて問題行動をおこしているのだ。冷静に後始末して「どうしたの?」とやさしく聞いてあげるのが、良い支援者なのに、この母はできません。
「ごめんなさいって言うんだよ!こんな事したときはっ!」なおも怒鳴る母。情けなくて涙がボロボロ出た。
でもそこで、じょっちが偉かった。「ごめんなさい」。チョコレートべとべとのおしぼりを取ってきて私の目をふいてくれる。「いいよ、謝ってくれたから。お母ちゃんも叩いてごめんね」
6:25 じょっちの大泣きがしゃくりあげる程度に治まってきた。そこに、ここちっちが来てじょっちの目の前にオモチャをぬっと突き出す。思わず、その小さな親切を払いのけ「やめてよ!」と叫んでしまった。経験上、ここちっちの親切は治まったじょっちのパニックを再開させるだけって知っているから。
今度はここちっちが無言で二階に駆け上がるのを、追いかけて
「あなたの親切はわかるよ。でもね、あなたが、じょっちが喜ぶと思うことと、実際にじょっちが喜ぶことは違うかもしれないんだよ。それを考えてちょうだい。じょっちに優しくしてあげようと思ったんでしょ?それは嬉しいよ」
布団につっぷして泣くここちっち・・。
そっとしておいて下に降りると、じょっちはおしっこ垂れてお昼寝まくらを濡らしている。私がそばにいれば「おしっこ」って言えたんだろうけど、まだ一人でトイレには行けない。
疲れた。
7:25 いつもより遅い夕飯。夫帰宅。まだぐずぐず言っているじょっちを上手くなだめてご飯を食べさせてくれた。それは見事な腕前だ。
けれど、私に対して非難がましい目つき。じょっちが食べ終わって隣の部屋に行くと、「なんであんなになったのさ?」。やっぱりね。聞きたいよね。でもそんな聞き方をしないでよ!「今ここで説明すると、思い出してまた泣くよ。ちゃんと聞いてるんだから」
「じょっち、ズボン引きずってるぞ。はかせた時めくってやったのかい?」「そういう状況じゃありませんでした」
お父さん、あなたが私を支える態度を見せてくれずに、もっとああしろ、こうしろ、みたいな事しか言えないでいると、私死ぬかも知れません。久しぶりに死にたいと思った。
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