マックの文弊録

マックの文弊録

2005.11.01
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カテゴリ: 小言こうべえ
◇ 火曜日:旧九月三十日 己丑; 灯台記念日、新米穀年度、計量記念日
田村草
中 部地方のある大学の先生(男性)がお書きになっているブログ上で「伴侶の事をどう呼んでいるか」という話題で少し盛り上がった。概ね男性からの意見が多く、「家内」、「妻」、「嫁さん」、「奥さん」、「カミサン」などと色々出てきた。

し かし、男が「伴侶からどう呼ばれているか」という点ではどうなんだろうか?
僕など先日、休日出勤で家から最寄駅に向かう途中、道の向こうを反対側からやってきたカミサンに、「○△×ちゃん」と名前を大声で呼ばれてどぎまぎしてしまった。
彼女はいつも僕のことを外であんな風に呼んでいるんだろうか?

恋 愛の平均寿命は7年だそうだ。
結婚はまぁ概ねそれよりは長く続くから、熱情も冷め、恋愛も終わった8年目以降、相互に相手をどう呼ぶかは、夫婦間の実質的位置関係に深く影響される事になるはずである。

我 国の憲法では、夫婦間での経済的互助を求めている。この点、憲法の精神は純粋に男女平等である。
しかし、「男は外で働いて金を持って来る」、そして「女は家にいて、男の稼いできた金で養ってもらう」という考えが、実際の感覚の上でも、又以下に見るように離婚訴訟の判例の上でも基本的な社会規範として厳然と生きているのも又現実である。


六本木ヒルズや、日本橋の証券街を颯爽と闊歩される、男女機会均等の権化のようなキャリアウーマンの方々でさえ、男性と食事に行けば、奢ってもらう事はごく当たり前の事として、こういう時には決して男女対等を主張されることはない。
全くどっちが差別されているんだと言いたくなる。

大 半の弁護士の見解では(実際の判例でも然り)、男が仕事を辞めて専業主夫になり、経済的収入がなくなった場合には、その事が妻が離婚を申し立てる正当な事由になるのである。ところが、妻が仕事を辞めて専業主婦になった場合には、これは離婚事由にはあたらないとされるのだ。
これは憲法の精神に反するじゃないか。ひどい差別じゃないか。違憲訴訟でも起こしてやるか。え?どうよ?どうよ?

そ ういう筋道で考えてくると、結婚生活を7年超にわたって継続している夫婦の妻が夫を呼ぶのに、もっとも正当で且つ正直な呼称は、「ウチの かねづる 」ということになるんだろうな。

僕なんか本当にそう呼ばれているのかもしれない。






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最終更新日  2005.11.03 17:12:11
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