鬼ムスメの目にも涙 ―介護初心者の徒然日記―

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2020.07.18
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カテゴリ: 介護
まだまだ落ち着かない日々。

そんな中、どうしても許せない言葉を、母(87)から聞く。

父(92)は、コロナを正しく恐れているので、もう何ヶ月もデイサービスもお休みし、入れ歯治療中の歯医者も延期している。
私と、家から出ないことでしか、父を守ることはできないと思っている。

一方、母は、コロナに無防備だ。言っても言っても、理解できない…のではなく、理解しようともしない。
自分はかからないと豪語し、電車に乗って感染者の多い街で人に会うというのを、父と私がお願いだからやめてほしいと頼むのを、耳をかさず、出かける。買い物も、私が代わりに全部するから行かないでね、運動は必要だからお散歩とかポスト行くとかはどうぞ、と言っているのに、しら〜っと出て行く。
「いままで出かけても、かかってないんだから、大丈夫なんじゃなぁい?(笑)」といった具合。(帰宅後に、狂ったように私が消毒をして回り、母にもすぐお風呂に入ってもらい、バッグもスマホも私が全部消毒する。何もしないわけではないのに、それはわからないらしい)


その母が、また集会のような場に行くというので、お願いだからやめてほしい、いまでなくてもいいよね、と頭を下げてお願いにお願いをした。
それでも頑として聞かない、母。


私「お母さんが(コロナに)かかったら、間違いなくお父さんにうつるよ?お父さんはこれだけ恐れて、どこも行かずに我慢してるのに? かかったら、持病持ちのお母さんもお父さんも、間違いなくしぬよ? 92歳、87歳なんて優先順位は最下位で、使ってもらえる薬もないよ?」とまで言ってしまう私。

そこで、母のひとこと。

母「(父が92歳まで生きてきたから)もうコロナにかかって、しんでも、いいんじゃなぁい?」
「私だってもうしんでもいいわ。コロナになったって」

……

コロナになって、しんでもいいと、介護している相手のことを。そして自分もコロナになったっていいと。
これだけ世の中が医療逼迫を危惧し、医療従事者が献身的に力を尽くしてくれていて、高齢者で持病持ちの二人が罹患したら、もうしんでもいいなどと言っているあなたのために、延べ何人のお医者様と看護師さんが必死のケアをしてくれることか。もう罹かったっていいなどと言って罹かったあなたのために、エクモや人工呼吸器を使って、他の助かりたいいのちより優先されることだってあるかもしれない。
もう罹かったっていい、など、なんて浅はかな考えであることか…。


そのあとも、私とのやり取りの中で、今度は
「私は断じて、コロナには罹かりませーーーーん!!!」と母、絶叫。「その根拠は?」といっても、「罹かりませーーーん!!!」
老老介護で疲れ切っているのだろう、という限度を超えている。


それを差し引いても、それでも私は母を許せないでいる。


どうでもよくなる。悟り?いやいや、諦め。なげやり。それより何より、早く目の前のことから解放されたい。
老老介護は、こんなもの。
もしかしたら、老老介護だけでなく、ケア者が子ども世代など若くても、同じ境地になってしまうかもしれない。

母だって、とっくに介護されていてもいい年齢。

それでも私は許せないでいる。
(久しぶりの投稿が…ブログというより愚痴?嘆き?もっと前向きなことを理路整然と書きたいのに!)





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最終更新日  2022.09.29 21:29:54


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