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2009.12.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
太宰治の「女生徒」を読みました。

短編なので、仕事の合間に気分転換でもと読み始めたのですが、やめられない、とまらない

太宰治というと、教科書に載っていたおなじみの「走れメロス」や「人間失格」など、なんか暗そうな感じがして、敬遠していたのですが、今年は生誕100年だそうで、色々行事なんかも催されていて、行きつけの図書館でも、講演会、読書会、太宰治コーナー等があったりしたので、これをきっかけに、まずは「女生徒」から、そして次は「斜陽」と読んでいく事にしました。

「女生徒」から読み始めて良かったです。この短編一つだけでも太宰作品の魅力に捕らわれてしまいました。ス・テ・キこんなのが書けるなんて、そりゃあ太宰先生、女性にモテますよ
思春期の女の子の自分でも持て余すような思考の飛躍や感情の起伏のアンビバレントな感じが本当に良くわかっていらっしゃる、さすがです。あのちょっと生意気で危うさを伴いつつも大人から見れば可愛いと思えてしまう、少女から大人の女性になる前の微妙な感覚がこの作品の女の子の独り語りを通して甦ってきます。この作品には「品」があります。時代背景のせいなのか、描かれている情景や言葉の美しさなのか、この少女の感性がとても印象的で、叙情的でありつつ、でもベタつかず、透明感があって・・・最後の一行のおかげで、さっぱりとした心地良い読後感が残りました。
太宰治って、思ったより都会的でオシャレですね

この作品から始めて良かったです。おかげさまで太宰治との素敵な出会いとなりました太宰作品をしばらく読み続けていきたいです。


女生徒〔平成21年〕改





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Last updated  2009.12.03 19:34:49
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