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私が翻訳した「プロジェクト太陽~不老不死の秘密の探求」 ジーン・サヴォイ著 桃井毬衣訳 (株)マナーズ・サウンド研究所刊 が出版されました著者のジーン・サヴォイさんは、インディ・ジョーンズのモデルとなった方で、不老不死をテーマに、マヤ・アステカ・インカの遺跡を発掘するスリリングな旅と物理学、数学、医学、遺伝子、進化、脳、といった科学から、上記の南米に加え、エジプト、ギリシャ等の古代文明、哲学、聖書、古文書、宗教、シンボル、エネルギー、魔術、シャーマニズム、魔女、太陽崇拝、超次元、サイキック、意識の拡張等の幅広い分野を網羅する、科学的でありスピリチュアルな深い内容は、非常に興味深く、読み進める内に、読者の意識を変容させることでしょう皆様にこの本の面白さをお伝えしたい、貢献したいという一心で取り組みましたが、私自身、翻訳しながら本当に勉強になりました。こんなに意義深いお仕事をする機会に恵まれた私は幸せ者です。感謝の気持ちでいっぱいです。実は、ありがたいことに、初版が早々に完売になり、増刷があがってきたところなのですが、すでに読まれた方から「とても面白い!」というフィードバックが続々と寄せられています。尚、この本は、一般の書店では入手できません。ご希望の方は、直接マナーズ・サウンド研究所にお問い合わせください。電話番号:0942-45-0222よろしくお願いいたします。
2013.06.27
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大好きなNHKの「世界ふれあい街歩き」(ローマ バチカンから東へ)の再放送を観ていたら、絵描きさんの家の表面をツタがおおっていたので、それについてのお話を聞いている場面がありました。ちょっと良いエピソードだったので、忘れない内に書いておきたいと思います。「ツタ(蔦)は、ゲン担ぎのために植えたんだ。ツタは夢を掴むから。」「どうしてですか?」「石の壁にしがみついて繁っていって、あきらめないからだ。」「夢は叶いましたか?」「小さい頃から絵を描くのが好きで、幸運にも、街の人達のおかげで、それで食べていけてるから叶ったと言えるんじゃないかな。」(一字一句憶えているわけではないのですが、大体こんな感じのお話でした。)ツタの絡ま~る・・・♪という歌もありますが、ツタに対する見方がちょっと変わりました☆それにしても、この番組の音楽は良いですねホント、大好き「タリーラ、タリーラ・・・」ipod に入れて、お散歩の時聞いてます。気分は、一人世界ふれあい街歩きです前回のスペシャルの時に、ゲストの方も同じ事をおっしゃっていました。明日の夜、夏のスペシャルが放送される予定だから、楽しみですこの番組も音楽もオススメです
2012.08.13
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ミッドナイト・イン・パリを観ましたウッディ・アレン監督といえば、アニー・ホールがお気に入りなんですが、でも、今回のミッドナイト・イン・パリが一番好き!!なんといっても、1920年代のパリにタイム・スリップして、あの頃の作家や芸術家達に遭遇するというのが最高です。というのは、実は私、大学の卒業論文で、フランシス・スコット・フィッツジェラルドの「Tender Is The Night」(夜はやさし)をテーマに選んだものですから、1920年代のパリやニューヨークについて当時かなり調べました本当は、あこがれの加藤和彦さんの愛読書だった、ヘミングウェイの「移動祝祭日」を卒論のテーマにしたかったのですが、ゼミの先生にその作品で論文は書きにくいと反対されて、結局その先生が研究されていたフィッツジェラルドに変更することになったという経緯がありまして、まあ、どちらもロスト・ジェネレーション(失われた世代)の作家の同時代の作品なので、その点は良かったです。調べていく内に、1920年代(Rolling 20'sとか黄金時代ゴールデンエイジなどと呼ばれます)が実に魅力的な時代だということがわかってきて、今でも、興味はつきません。この作品に出てくる、ゼルダ&スコットのフィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイ、ガートルード・スタイン、T.S.エリオット、ピカソ、マティス、ダリ、マン・レイ等々が集まって、自分達の芸術を創り出そうとしていたあの時代のパリにタイムスリップ!するなんて、なんて素敵なんでしょう☆私にとっては、憧れの時代です。ウッディ・アレンもやっぱり憧れているのかしら?20年代からさらに、世紀末のベル・エポックの時代へと遡るのもため息がでるほどでした。ロート・レックもこの時代だったんですよね。実は、私はこの時代も好きで、20年代のスタイリッシュなアールデコも好きだけど、ベル・エポックの優美なアールヌーボーも好き。全編パリの観光名所(私的には、シェークスピア&カンパニー書店が嬉しかったです♪)が次々と、そして、時間も、朝、昼、夜、お天気も、晴れ、雨のパリが美しく撮影されていて、やっぱりパリって美しい街だわ~って、また行きたくなります。少し前に「移動祝祭日」を読み返して、新たな感動をおぼえたところだったので(この小説は素敵ですよ)、今度は、久しぶりにフィッツジェラルドの短編とか(「夜はやさし」は、長編で、すこし暗い部分もあるので精神的に引っ張られないように、時間と元気がある時に読みたい小説です。)、エリオットの詩集、それから、20年代の世相が書かれた「Only Yesterday」なんかもまた読んでみたくなりました。劇場でパンフレットも買いましたし、昨日から頭の中で、フレンチ・カンカンの音楽が鳴っています。コール・ポーターもノスタルジックで良かったし、サントラはあるのかしら?もちろん、ブルーレイが出たら、絶対買いますよ♪
2012.06.28
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今日は、新月と一粒万倍日が重なっているという、新しい良き事をするにはもってこいの日なのですというわけで、私は、瞑想に励んでいます。母は、朝早くから叔母と一緒に生駒の宝山寺さんへ月参りにお出かけし、帰りにヘアカットに行って、さっぱりして帰ってきました。ちなみに、新しいお財布(春財布=張る財布)に変えたり、貯金を始めるのにもとっても良い日きっと金運もUPすることでしょう皆様も、あともう数時間となりましたが、今日の良き日をゆめゆめ無駄になさらぬよう。それから、一粒万倍日というのは、良い事を始めればそれが万倍になる日ですが、良くない事も同じく万倍になるそうなので、お気をつけて・・・。
2012.02.22
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3年ぶりの皆既月食、ロマンティックですね~。3年前のその時、私は何をしていたのかしら?残念ながら憶えていません。せっかくの皆既月蝕だから、瞑想に励むつもりなのに、今朝、瞑想を1つやったところで、iPod の充電が切れそうになってしまっているのに気がついて、今充電中です。 結構時間かかりますね。早く終わらないかしら?国立天文台の情報によると、16:40頃から始まって、だいたい17:17頃が一番の見ごろみたいですね。お天気がもってくれると嬉しいのですが・・・。昔観た「フィッシャー・キング」という映画で、主人公達(ロビン・ウィリアムズとジェフ・ブリッジズです。ジェフ・ブリッジズは渋くてカッコイイですね♪)が、ニューヨークの公園で寝転んで空を見ながら、意識を集中して、狙った雲をどかせる「雲どかし」の遊びをやっていたみたいに私もやってみようかしら?(もちろんは着たままで)これ割と成功するんですよ皆さんもいかがですか?【送料無料】フィッシャー・キング
2010.12.21
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皆さん、こんばんは。今夜は、今年最後の新月ですね~。というわけで、私は、今朝からたくさん瞑想をしました。これからまた、瞑想に戻ります。静かな夜です・・・。夢二風にしっとりと、今宵は月も出ぬそうなそれでは、おやすみなさいませ。
2010.12.06
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今朝は、日の出前に目が覚めて、沐浴して、瞑想したら、とっても気持ち良くなって、気分は上々です。お天気が良いので、きっと今夜は美しい満月が拝めることでしょう。ところで、有名な京都の鞍馬寺で行われるウエサク祭は、5月満月祭といわれるように、毎年5月の満月に開催されます。鞍馬寺は確か鞍馬弘教という宗派をたてられているように記憶しているのですが、間違ってたらごめんなさい。詳しくは鞍馬寺に直接お問い合わせください。ですから、今日鞍馬へお出かけになっても、ウエサク祭は行われないです。来月のお楽しみですね♪鞍馬寺といえば、言わずと知れた、レイキ発祥の地でありまして、そのあたりの経緯は、「アセンションの新しき光」の第18章レイキと霊的なヒーリングに詳しく書かれています。臼井みかお先生がどのようにしてレイキを始められたか、つまり、鞍馬寺に籠って21日目に一条の光線が身体に入って、そこから・・・等々、その歴史的背景も、翻訳しながらとても勉強になりました。レイキをなさっている方には是非ご一読をオススメいたします。わざわざ買ってまでという方は、もしかしたら最寄の図書館に置いてあるかもしれません。私も何年も前になりますが、お友達に誘われて過去数回鞍馬のウエサク祭に参加させていただいた事があります。やはり山の上なので、夜中はとても寒かった記憶があります。それだけに、とても荘厳な儀式でした。日本中からスピリチュアルな人々が集まってこられて、お知り合いの方もちらほら。また、やはり特にレイキ関係の方が多いのか、あちらこちらで満月に向かってシンボルを描いていらっしゃったのが印象的でした。そんな事をふと思い出した今日の朝です☆アセンションの新しき光
2010.04.28
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「ドルチェには恋を添えて」 アンソニー・カペラ著何年か前に読んで、その後いつのまにか絶版になっていて残念に思っていたのですが、文庫になってまた出版されているのを発見しましたローマを舞台に、美しいアメリカ人留学生に恋をした内気なシェフとハンサムなウエイターのお話ですとにかくイタリア料理の描写がうっとりさせるんです色々なハーブやキノコやチョコレートの説明がとても興味深くて勉強になりますし、ヒロインが学ぶルネサンス美術のお話もおもしろいです。そして随所に出てくるイタリア語の響きがまたお洒落です。(実は私は以前1年半程イタリア語教室に通ったのですが、残念な事にもうほとんど忘れてしまいました。)シェフの方々は、こんな風に愛を表現したり、愛する人のハートを射止めたりするんですね♪相手をその気にさせる恋に効くレシピも満載なので、恋する皆さんはお試しあれ!相手との距離が一気に縮まるかもしれません素敵なアモーレ、マンジャーレの世界へ・・・(文庫本の紹介文が、キャッチーな感じの紹介のされ方をしているのですが、私の印象では、もっとお洒落でウィットに富んで、なおかつイタリア料理に関する見識の高さを感じさせる内容なので、単行本の紹介文の方が読みたいなという気にさせてくれるかもしれません。表紙のデザインも単行本の方があっさりしているけれど、惹かれました。)
2010.03.24
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復刊ドットコムというサイトをご存知ですか?絶版になった本をみんなでリクエストして、そのリクエスト数がある程度たまったら、出版社に交渉して復刊にこぎつけてくれるというありがた~いサイトですかの有名な「ちびくろさんぼ」(懐かしのさんぼの絵がかわいい赤い表紙の岩波書店版)とか、「紅楼夢」(全12冊)とか、色々復刊されましたが、復刊数が少ないのか、ちょっと油断していると品切れになってしまうのが玉にきずもうすぐユングの幻の非公開書である「赤の書 The Red Book」も販売されるのですが、A3というかなり嵩張るサイズに、¥37,800というこれまた結構なお値段!図書館の蔵書に加えてくれるといいのですが・・・。コミックや児童書から日本・海外の小説、マニアックな専門書、写真集、楽譜まで、リクエストは多岐に渡っていて、このサイトで初めて知った本も多数あり、皆さんの熱い復刊リクエストのコメントを読んでいると、「そんなに素晴らしい本なら、私も読んでみたいわ♪」って思わせてくれます。本好きにはたまらないサイトです!活字離れで本が売れないと言われている昨今、本を愛する人達のために、是非ともがんばって活動を続けて欲しいと願っています
2010.02.19
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大きなりんごをたくさん送っていただいたので、今日は寒いから焼きりんごを作ってみようと思いました昔バンクーバーで暮らしていた頃お友達が作ってくれたレシピは、りんごの芯をくり抜いて(底は残しておきます)、そのくり抜いたところにアップルジュースを入れてオーブンで焼くという超簡単で、ヘルシーなものだったのですが、とっても美味しかったのを憶えていますこれは、当時彼女がホームステイしていたおうちのホストファミリーから教わった作り方だと教えてくれたように記憶しています。カナダのりんごだったので、皮がしっかりして少し酸味があって、それが100%果汁のアップルジュースとあいまって爽やかな印象でした。これも留学していた時の思い出の味の一つですそのままでも十分美味しいのですが、熱々のりんごにちょっとシナモンパウダーを振って、冷え冷えのバニラアイスクリームを乗せると、アイスがとろ~りと溶けて、これがまたやみつきになる美味しさです海外でアップルパイを注文すると、バニラアイスが添えてあるあの感じです。それで、他にはどんなレシピがあるのかしら?と、焼きりんごで検索してみると、たいていバターとお砂糖を入れるみたいなのですが、皆さんはどのように作っていらっしゃいますか?
2010.01.27
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明けましておめでとうございます。あっという間にもう成人式の日を迎えてしまいました。といっても私にとっては今は昔・・・。振袖を着て写真を撮って式に出て、久しぶりに会った同級生達と遊びに出かけた当時を思い出します。昨年の暮れからずっと、Xmasもなく年末年始もなく仕事に没頭していましたが、やっとそのお仕事が終わって遅まきながらお正月気分というか、もう頭が空っぽでのんびりしています。締め切りに間に合わせるために、睡眠時間を削ってがんばっていたので、今はもう眠くて眠くて、身体が睡眠を取り戻そうとしているみたいです。除夜の鐘を聞きながら仕事をして年越し、そしてそのままお伊勢さんへ初詣に行ってきました。パワースポットとして紹介される事が多くなっているせいでしょうか、昨年と比べて、ものすごい人出でビックリしました!外宮さんから内宮さんへ回ったのですが、内宮さんではまず橋の手前で約1時間、階段手前でまた1時間とずっと並んで待つという、お正月から忍耐を試される体験でした。もちろん神様は素晴らしくて本当に清々しい気持ちにさせていただきました。旗をもった団体さんもたくさんで、おかげ横丁もいっぱい、赤福本店も満員(でもしっかりいただきましたし、おみやげも買いました)、来年はもっと早く家を出なきゃとおもいました。でも、お伊勢さんは、本当にありがたいです。目の覚めるようなとっても男前の神職の方がいらっしゃいました。ご親切でしたし、衣装もぱりっとして、のりがきいていて、真っ白の(蛍光白色ではなく、絹糸の生成りのやさしい白です)すっきりとした美しいお姿・・・。そして何より、波動が清らかで美しいのです。さぞや神様のお覚えもめでたいことでしょう。などと私ったらお正月からまたまた不謹慎な事を、申し訳ございません。実は一緒に行った母も、「やっぱり、お伊勢さんの神職の方は違うわぁ。きれい!」と感心していました。あんなに美しい方に先導していただけるなんて、私達はなんて果報者なのでせう。「美しさ」は人の心を幸せにしてくれますね。今年は春から縁起が良いです。神様、本当にありがとうございましたまた是非行かせていただきたいです。
2010.01.11
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メリークリスマス「聖☆おにいさん」すっごくおもしろいですね一つ一つのエピソードももちろんですが、私的にはイエスとブッダの着ているTシャツに書かれている言葉がもう最高です。イエスの「父と私と精霊」やブッダの「仏顔x3」(これって仏の顔も三度までってことですよね)等、どれもこれもおもしろい!ブッダとイエスが立川でルームシェアをして下界でのバカンスを楽しんでいるという内容ですもちろん、仏教やキリスト教に全く興味がなくても、楽しめるマンガですが、中には知識がないと意味がわからなくて素通りしてしまうような小ネタもあって、ちょっとでも知識があった方が、というか、かなり造詣が深い方はより楽しめるのではないでしょうか。(知り合いの高僧の方にお見せしたところ、とても気に入られて、自分でも買いたいとおっしゃっていました。)作者の方はかなり勉強されているのではないでしょうか。あんまりおもしろいので、電車の中とかでは読めません。だって一人で笑ってしまうと恥ずかしいですから。というわけで、特に第2巻はクリスマスやゆく年くる年のエピソードもあるので、今の季節にピッタリだと思います。第4巻まで出ているので、もし気に入ったら大人買いして、年末年始楽しく笑ってすごしましょ聖・おにいさん(1)聖・おにいさん(2)聖・おにいさん(3)聖・おにいさん(4)
2009.12.25
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土曜日に、母達と一緒に京都東山にある青蓮院門跡へ国宝「青不動明王二童子像」のご開帳へ行ってきました。なんでも、青蓮院で一般公開されるのは、平安時代に創建以来初めて、一千年ぶり!!だという事で、本当に貴重な機会です。そして、公開期間中は毎日午前11時と午後2時に護摩を修されるので、是非それを体験したいと、時間を合わせて行きました。我が家では、神社仏閣にお参りさせていただく時、聖地やパワースポットへ行く時は「呼ばれている」と表現するのですが、今回は本当に行きも帰りも電車はスムーズに乗り継ぎでき、すべて座っていけましたし、お寺の中も人が多かったのですが、青不動様の正面へ行って拝めましたし、護摩供の時も、ちゃんとお不動様が見える席を確保でき、ありがたさこの上なしといった感じで、本当に呼んで頂いたのだと実感した次第です。こういう時は、すべてがスムーズに速やかにいきます。(ちなみに、お参りを予定していても当日都合が悪くなって行けなくなった時は、家族や親戚の間では、「今回は呼ばれてへんかった。」と言います。)朝の内は関西は雨が降っていたので、いつもよりは人手が少なかったようです。先週の土曜日はお天気が良かったのですが、青蓮院の前を通りかかった人の話によると、門の外の道路まで人が並んでいたそうです。というわけで、雨も味方となってくれて、まったく並ばずにすんなりとお不動様の御前まで行けました。そして、ちょうど護摩が終わった頃に、その雨が止んで、日が差してきたので、広大なお庭巡りも気持ち良くさせていただきました。なんと霊験あらたかなんでせう。青不動様は、それはそれは美しく、りりしいお顔に精悍なお身体で(今風に言うと究極の細マッチョ)、バックに迦楼羅(ガルーダ)という火の鳥の火焔が描かれていて、その威厳あふれる慈悲の波動に触れると、思わず「その剣で煩悩を叩き切ってくださいませ。そして悟りへお導きください。」と願わずにはいられなくなってしまいます。仏像ガール達もきっと虜になってしまうでしょう。などと、つい表現が不埒で失礼いたしました。青不動様、どうぞお許しくださいませ。実際は、青不動様はもともとは宮中にあって、国家安寧と皇室の安泰を願い、天台宗の座主達がお祈りの儀式を執り行ってこられたそうで、その実物から発せられる波動に感動して、護摩供の時も、みんなで般若心経を唱えた後、一心にお不動様のご真言を何度もお唱えする内に、不思議な高揚感に包まれていきました。入館の時に願い事を書く紙をいただいて書いたものをお不動様の前に置くのですが、そこに護摩を炊く炎のエネルギーが加わって、「本日ご参加の皆さんの諸願が成就されますように」という意味の事を儀式の中で門主様がお唱えくださったので、「これで私の願いも叶えられた!」と嬉しくなりました。青蓮院のホームページによると、大変霊験あらたかなお不動様だそうで、「煩悩を燃やし、諸願を成就していく」ご利益には、いくつか書かれている中の「信念を持って努力している事が報われ、道が拓ける」というところに惹かれました。ウキウキした気分でご本尊の「熾盛光如来曼荼羅」を拝んでから、有名なお庭を散策しました。なんせ三千坪!ですから、池泉回遊式庭園も散策のしがいがあります。小堀遠州の霧島の庭から龍泉池やお茶室、相阿弥の庭など、ぐるっと巡って、鐘楼で鐘をつかせてもらって、その上幸運な事に、まさに紅葉まっさかりのお庭で紅葉狩りまでできて、本当に美しいお庭を堪能しました。四季がはっきりとした日本に産まれて良かったです。この美しさは表現できません。おみやげに青不動様の三つ折になっている色紙を買って、いただいたお守りと一緒にお不動様を身近に感じて大変心強く思いました。ありがたい事に、ご縁をいただいて、空海と高野山展にて高野山の赤不動様、三井寺展にて三井寺の黄不動様、そして今回青蓮院の青不動様すべて実物を拝見する機会を与えていただきました。本当に感謝です。ご開帳は12月20日までだそうです。詳しくは青蓮院のHPをご覧ください。
2009.12.08
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太宰治の「女生徒」を読みました。短編なので、仕事の合間に気分転換でもと読み始めたのですが、やめられない、とまらない太宰治というと、教科書に載っていたおなじみの「走れメロス」や「人間失格」など、なんか暗そうな感じがして、敬遠していたのですが、今年は生誕100年だそうで、色々行事なんかも催されていて、行きつけの図書館でも、講演会、読書会、太宰治コーナー等があったりしたので、これをきっかけに、まずは「女生徒」から、そして次は「斜陽」と読んでいく事にしました。「女生徒」から読み始めて良かったです。この短編一つだけでも太宰作品の魅力に捕らわれてしまいました。ス・テ・キこんなのが書けるなんて、そりゃあ太宰先生、女性にモテますよ思春期の女の子の自分でも持て余すような思考の飛躍や感情の起伏のアンビバレントな感じが本当に良くわかっていらっしゃる、さすがです。あのちょっと生意気で危うさを伴いつつも大人から見れば可愛いと思えてしまう、少女から大人の女性になる前の微妙な感覚がこの作品の女の子の独り語りを通して甦ってきます。この作品には「品」があります。時代背景のせいなのか、描かれている情景や言葉の美しさなのか、この少女の感性がとても印象的で、叙情的でありつつ、でもベタつかず、透明感があって・・・最後の一行のおかげで、さっぱりとした心地良い読後感が残りました。太宰治って、思ったより都会的でオシャレですねこの作品から始めて良かったです。おかげさまで太宰治との素敵な出会いとなりました太宰作品をしばらく読み続けていきたいです。女生徒〔平成21年〕改
2009.12.03
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昔、もう15年ほど前になりますが、ちょっとインドへ行ってきましたと言いましても、当時のインドは今のようなIT先進国ではなく、もっとディープなイメージの国で、「海外旅行に行きますので、休暇をください。」「どちらへ?」「ちょっとインドへ」「・・・」って感じのやりとりになるようなそんなお国柄でございました行く前にどういう所か調べてみようと思いまして、色々なインド本を手にとって読んでみましたが、一番面白く、且、役に立ったのが本書でした。さすがに一人で行くのは心細かったので、ボディガード代わりに従兄弟について行って欲しいと思い、誘ってみたのですが、あまり気乗りしない返事だったので、「ゴーゴー・インド」を読んでインドへ行こうって、読ませてみたら、従兄弟の方がはまってしまって結果私よりインドを満喫していました。私達の珍道中も面白いエピソード満載でしたが、とてもこの少ないスペースでご紹介できるものではございませぬ。それはそれはカルチャーショックの連続でした(とは言いましても、もちろんバックパッカーなどできる程の勇気とパワーはありませんでしたので、メインの行き先は、かつてインドの軽井沢と呼ばれ、今やインドのシリコンバレーと呼ばれているバンガロール、ホテルもご当地では4つ星のホリディ・インという非常に軟弱な旅でございました。こんな風に書くとスノッブに聞こえてしまうかもしれませんが、当時は今よりも物価が安く、インド帰りの友人に言わせると、「一日$5もあればもうマハラジャよ!」という位、食費も宿泊費も日本とは比べ物にならない安さでした。)三島由紀夫さんに言わせると、「インドは行くのではなく呼ばれるのである」というらしいのですが、(確か横尾忠則さんの「インドへ」に書かれていたと思いますが、間違ってたらごめんなさい。)私の場合もまさに「呼ばれた」としか言いようのない旅でした。インド以外にも海外旅行は幼い時から色々行かせてもらっていましたが、インドは人生観がかわる程インパクトの強い国でした。なんか、日本でちまちました事に思い悩むのがバカらしく思えるほどもっと根源的な「生きる」という事を体験させてもらいました。(私は四柱推命でいうと、駅馬とかいう星をもっていて、それを持っている人は、読んで字のごとく、あちこちに行く運命だそうです。私に関して言えば、これ当たっています。)若い時にそんな体験ができて幸せです。まさにプライスレス!両親に感謝、宇宙に感謝☆おかげでその後やってくる人生の試練にもくじけずサバイバルできましたとさ。とにかく、インド関連の本は今でも大好きで、つい手にとってしまいます。もう私達が読んだ、当時の「ゴーゴー・インド」はなくなって、その改訂版「新・ゴーゴー・インド」しか売っていないみたいですが、もしインドに惹かれたら読んでみてくださいね。情報自体は古くなってしまいましたが、読み物として、旅行記として、沢木耕太郎さんの「深夜特急」とはまた一味違った風情がありますよ。ユーモアと人間味あふれる文章に加えて、筆者の蔵前仁一さんによるイラストもいい味だしてます。今これを読んでくださっているあなた、もしかするとあなたもインドに呼ばれているのかもしれません・・・なんてね
2009.11.24
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NHKの人形劇「新・三銃士」が始まりました原作:三谷幸喜さん、そして山寺宏一さん、戸田惠子さん、西田敏行さん等の豪華声優陣、主題歌:平井堅さん エンディングに流れる勇気を出して~♪の歌が耳についてつい、口ずさんでしまいます。そこで、以前買ったA・デュマ作「ダルタニャン物語」全11巻の内の第1巻「友を選ばば三銃士」を引っ張り出してきて読み始めました。これは、復刊ドットコムで、多数の復刊リクエストを受けてやっと復刊されたもので、かなり読み応えがあります。ダルタニャン物語 全11巻NHKの人形劇といえば、昔々「新八犬伝」が秀逸で、子ども心に強い印象を残しましたこれは原作が言わずと知れた「南総里見八犬伝」、人形:辻村ジュサブローさん、語り:坂本九さんという豪華メンバーによって制作された非常にクオリティの高い作品でした今回の「新・三銃士」も初回から惹き込まれて、毎週楽しみに観ています。放送日が金曜日になりました。もし見過ごされた方は、今月下旬にアンコール放送があるそうなので、NHKのサイトでチェックしてみてくださいね
2009.11.11
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日曜日に「特別展 道教の美術 ~道!老子からはじまる終わりなき旅・・・~」へ行ってきましたかなり出品点数も多く、見応えがありました中でも最も観たかった聖徳太子の七星剣は、一点の錆もくもりもなく刀身に光沢があって、中央に彫られている北斗七星もはっきり見て取れて、やっぱり美しいものでした。こんな凄いお宝が聖徳太子ゆかりの四天王寺さんに納められていたなんて、知りませんでした!何度も訪れているのに・・・他にも、道教関係の展示物だけでなく、道教の影響を受けている陰陽道の護符や星曼荼羅など、興味深いものがたくさんあって、まだ第2会場までしか見てないのに、気がついたらもう4時半、閉館まであと30分しかない!第3会場を見て、図録も買いたいから大急ぎで回りました私は、昔NHKラジオの青春アドベンチャーというラジオドラマの番組で、たまたま「封神演義」を聞いてから、とても強く惹かれて、原作の安能務訳「「封神演義」全3巻を読んで、当時ちょうどアニメでもやっていたので、それも毎週見て、すっかり「封神演義」の世界にはまってしまったのでした。中国の古典文学である「封神演義」は、釣りのエピソードで有名な太公望が主人公で、神々や仙人たちがたくさん出てきます。神仙世界、人間界、仏教世界に渡って繰り広げられる奇想天外な物語には、道教の教えも入っていて、読み方によっては、とても深い内容が含まれているのがわかります。秋の夜長、本当にドキドキワクワクするので、物語をじっくり味わいたい方には、全3巻の文庫本で出ている、安能務さんの訳のものがオススメです!それから、道教を語る上で有名なのは、なんといっても、老子の道(TAO)、(*道と書いてタオと読みます。)。そんなに簡単に理解できるしろものではありませんが、どこか惹かれます。会場で買ったすごく立派な図録に解説が載っているので、ちょっとずつ勉強していきたいです。不老不死を目標に仙人になることを目指したという道教に関連しますが、私は、封神演義、水滸伝、西遊記、紅楼夢などの中国の神々や仙人達が登場して仙術や妖術を駆使する中国古典文学につい夢中になってしまいます。そういえば、日本でも、芥川龍之介の杜氏春も忘れられない物語ですそうそう、美術館の常設展も観たのですが、なんと、この大阪市立美術館所蔵の葛飾北斎の肉筆画「潮干狩り」がひっそりと展示されていました!重要文化財です。(所蔵品とはいえ、作品保護の為なんでしょう、めったに展示されないんですよ。)さすがは肉筆だけあって、繊細な線と色彩が本当にキレイで、まさにお宝、目の保養となりました。ホントにラッキーでした感謝感謝です
2009.10.27
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土曜日の午前中に、図書館で開催された「万葉人の心をたずねて~現代語で読む万葉集~」に参加しました。申し込みのお電話をかけた時に、「ちょうど最後のお一人です!」と言われて、ラッキーと感謝しました梅花女子大学の市瀬雅之先生のお話は、身近な話題を取り上げられていて、生活観溢れる、ユーモラスな語り口が魅力的で、とても面白く楽しくあっという間の1時間半でした昨年出土した万葉歌木簡のお話や、万葉集には、香りを詠んだ歌が殆どない中で、松茸を詠んだ唯一の歌とか、どんぐりで染めた衣を題材にした夫婦愛の歌や、楽しい宴の中で詠まれた面白い歌など、もりだくさんでもっともっと聞きたいと思わせるお話が満載で飽きさせません万葉集は、実に多彩で、花鳥風月ばかりではないのですね!先生のお話で特に心に残ったのは、「第16巻は由縁ある歌の巻と呼ばれていて、一般的には変わった歌が多いとされていますが、私は、新しい素材を探す巻、チャレンジの巻だと思います。」と解説された事と、「当時の官人達は、荷札の木簡を削って、そこに歌を書いて、一生懸命覚えようと勉強していました。」という最後のくだりです。1300年の昔からこんな豊かな感性を育んできたなんて、本当に感動します!日本人に生まれて良かった~♪そういえば、戦時中、兵隊さん達が最も戦場に持っていった本は万葉集だったそうですね。手紙の内容も軍に検閲されて、不都合とみなされた箇所は全部真っ黒に塗られてしまうので、恋人に充てた手紙の中で、「自分の気持ちは、第~巻の~番です。」と書いて気持ちを表していたとか・・・。せつないですね私も先人達の残してくれた素晴らしい文化をもっと広くもっと深く学びたいと思いました万葉集編纂論
2009.10.05
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「なんて素敵にジャパネスク」は故氷室冴子さんの書かれた平安朝ラブストーリーです。そこにはミステリーの要素もあり、コメディの要素もあり、とにかく読み始めたらとまらない、もうおもしろくて、シリーズ全巻読んでしまうくらい中毒性のある本です人気が高かった小説なので、コミック化もされましたが、本好きの方には、私はやっぱりオリジナルの小説の方をオススメします。氷室さんがご存命の頃は、時々本屋さんで氷室さんのコーナーを探しては、まだ「ジャパネスク」の新作は出てないのね、「蒼の迷宮」(こちらはしっとりとした王朝物で残念ながら上巻のみで未完に終わった小説です)の下巻もまだみたいとしょんぼりしていたのを思い出します・・・。元気で行動力のある瑠璃姫のお話をもっともっと読みたかったですなんて素敵にジャパネスク
2009.09.30
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Good Luck (グッドラック)を読みました。大好きな魔術師マーリンがちょこっと出てきて嬉しかったのですが、マーリンにはもっと活躍してほしかったです。内容は、運と幸運のお話で、うまくいく人といかない人の対比で、この感じは、前に読んだ「チーズはどこへ消えた?」に似ていると思いました。あれを読んだ当時も、やる気がでたので、また「チーズ・・・」も読み返してみたいと思いました。どちらも短いお話で、短時間で読めるので、倦怠感を追い払って目標に向かってとりあえずやる気を起こしたい方にはオススメかもしれません。
2009.09.13
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私は小学生のころから折にふれて長年源氏物語を愛読してきました。源氏物語には、ご存知のように、たくさんの作家によって訳された様々な現代語訳があって、自分に合ったのを見つけたいと思っているので、その時々に出版されたものを手にとってみるのですが、一番初めに読んだのが谷崎潤一郎訳の格調高い文体のものだったので、最近の分かりやすい訳のを読んでも、やっぱりそこに戻ってきてしまいます。でも、それぞれに良さがあり、特徴が出ていてとても興味深いです。皆さんは、どなたの訳された源氏物語がオススメですか?潤一郎訳源氏物語(巻1)改版全訳源氏物語(1)新装版源氏物語(1)新源氏物語(上)源氏物語(上)源氏物語(巻1)窯変源氏物語(1)あさきゆめみし(1)
2009.09.06
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