まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2006.06.02
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カテゴリ: 宮崎あおいちゃん
● 金持ちで才能もある冬吾。(~o~)
● 同じく、金持ちで才能もある達彦。(~o~)



背負わざるを得ないしがらみもある。
芸術家の自由を縛りつける、お家の事情。
そこから逃げ続ける冬吾。
達彦は、そこから逃れることができるんでしょうか。

つーか、
冬吾の逃亡って、
自由を追求する芸術家の信念なのか、たんなる自己中なのか。

たしかに、八州治やキヨシから見れば、

金持ちの境遇にある人間の、甘い自己中にしか見えない。

でも、それを言っちゃうのは、やっぱり妬みです。

● 貧乏だけど才能がある桜子。(~~;

貧乏であるがゆえに、家の縛りもユルいよね。(笑)
桜子も達彦も、
理解者であった父親を失うのかもしれません。
でも、そこからもたらされる結果は、それぞれに違うんでしょうか。
それとも達彦も、桜子と同じ道を歩むんでしょうか。

達彦と桜子の違いは、男と女という違いでもある。

男のほうが背負うものは大きいかもしれないけど、
女が引き受けさせられる、社会的な制約ってのも大きい。

いまのところ桜子は、

少女ゆえの無邪気さと自己中でもって、すべてスルーしてますが。(笑)

でも、今後予想される、
妬み、弾圧、嘲笑、軽蔑のたぐいのさまざまな壁があるのは避けられない。

いずれにせよ、女流芸術家が今後も生き残ってくために必要なのは、
永遠の無邪気さと、永遠の自己中であることに変わりありません。


● 貧乏で才能もない八州治。(ToT)/~~~


結局、現実の事情に屈して、芸術の自由を歪めてしまう。
むろん、それを一概に「芸術家の敗北」ということはできませんけど。

少なくとも、冬吾とは対照的ですね。


● 金持ちだけど才能がない、るり子お嬢様。($・・)

「桜子追放作戦」に失敗してから、彼女の出番がありません。
彼女が音楽家になろうとする意志って、どの程度の強さなんでしょうか。

意外にしぶといほうが、ドラマ的には面白いかも。

● 同じく、金持ちだけど才能がなさそうな、松尾。($・・)

世渡りはできそうだけど、芸術家としての出世はなさそうだな。


● 金持ちで、才能も権威も名誉もある、西園寺教授。(*~o~*)

彼にさえ、社会的な障害はある。
けど、それに逆らうだけの大胆さや反骨精神があるかどうかは微妙。
けっきょく軍歌を作ってしまった。
「上海に逃げる」と泣きべそをかいたり、意外にひ弱なところあり?

信念の強さという点では、やっぱり冬吾に劣るかも。


● 桜子と同様、貧乏だけど才能がある秋山。(~~;

彼は、ヒョロヒョロと自分の道を進みつづけてはいるけど、
どこか卑屈さを克服しきれないところがあって、完全にはばたけない感じですね。
やっぱり芸術家には強さが必要でしょうか。



金持ち

るり嬢   松尾     西園寺   冬吾
                    達彦

              ↑    
     信念が弱い     ← →      信念が強い 
              ↓


八州治      秋山   桜子

貧乏


ちなみに、
「信念の弱さ」ってのは、良くいえば「現実的」ってことだし、
「信念の強さ」ってのは、悪くいえば「自己中」ってことになります。
いずれにせよ、
「芸術家にふさわしい資質」なんてものが、どこかにあるわけじゃありません。
そんなものは、通り一遍の価値観でははかれません。





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最終更新日  2021.07.13 16:39:43


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