まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2007.12.04
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カテゴリ: NHK朝ドラ
NHK「ちりとてちん」。

序盤の頃の勢いからすると、さすがに衰えた気はするけど、
今日はひさびさにウルッときました。

でも、今日の内容は、
見る人によって、けっこう反応が異なるみたいです。
ネット上の感想を読んでて、「なるほど」と思わせられた。

たぶん、年代によって受け止め方が違うんじゃないかと思います。

わたしぐらいの年代の人間からすると、
いつまでたっても子供のままで成長しきれないヒロインのことが、

なんとも言えず、いとおしくなってしまうんだけど、

逆に、ヒロインと同じくらいの若い年代の人からすると、
まさにそういうところが、自分自身のイヤな部分を見せられてるようで、
嫌悪感に苛まれるんだろうと思う。

みんな、若い時って、
「変わりたい」と思うし、「変わらなきゃ」と焦りもする。
子供のような甘さから脱皮して、成長しようと必死になってる。
そんなときに、
いつまでも甘い考えで、態度や気持ちが子供じみていて、
我がままばかり言っているようなヒロインの姿を見ると、
なんだかイラッときて、許せないって気分になるんだと思う。


その幼さが、たまらなく愛おしいんだけど。

わたしはむしろ、
ヒロインには「変わらないでほしい」と思うし、
「いつまでもこのままでいてほしい」とさえ思っちゃって、
子供のままの主人公をギュっと抱き締めたくなってしまうんだけど、


そんな煮え切らない甘ったれたヒロインではなく、
成長して、見違えるように変わっていくような姿が見たいんでしょうね。


◇ ◇

NHKの朝ドラってのは、
「ヒロインが成長していく過程を描く」というのが定番。
たしかに今回のヒロインも、「自分が変わる」ということを目標にしてる。

けれども、
今回のドラマのテーマは、
どうやら、「変わる」ということではないらしい。
むしろ、
じつは「変わらない」部分にこそ目が向けられている。

ヒロインはもちろん成長するんだろうけど、
それは、ただ「変わってしまう」ということではなさそうです。
まして、
それは、
「B子だった昔の自分」を否定することでもないし、
母親だとか、故郷の若狭だとかを否定しながら変貌していくことでもない。
そのあたりが、若い視聴者に受け入れられるかどうか、
ちょっと微妙なところなのかもしれません。






民放ドラマ「歌姫」。スゴクいいです。

<TBS = 長瀬くんのチンピラキャラ = 昭和の映画館>
という組み合わせで作った、舞台演劇のドラマ化だそうですが、
TBSでこの路線は、何気に新鮮ですね。

何がいいって、
町はずれで波しぶきをあげてる、土佐の荒海がいいです。
これだけで一時間観てられます。





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最終更新日  2024.06.20 17:06:52


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