まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2012.08.09
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カテゴリ: ゴミ税
前回の日記で、わたしは次のように定義しました。

「ゴミ」とは、事実上、自治体が処理している廃棄物のことである。

しかし、これはあくまで第一の定義です。
現実には、

本来は「ゴミ」であるはずなのに、自治体が処理していない廃棄物

というものも存在するからです。
したがって、これを第二の定義とします。

ここで取り上げたいのは、
家庭から下水として流される、洗剤、廃油など。




洗剤や廃油や糞尿などは、
一般的には「ゴミ」という範疇から外されるかもしれないけど、
法的にも廃棄物と定義されるものですし、
やはり自然界にそのまま投棄されてはならないものです。
そして、これらもやはり、
「下水処理」や「汚泥処理」という形で、
事実上、自治体が処理を負担していることになります。
つまり、その処理のために、わたしたちの税金が投入されている。

したがって、洗剤や、食用油は、
容器だけでなく、中身も「ゴミ」を生むのだ、といえます。


そして、このように考えてくると、
行き着くところ、
人間の糞尿も「ゴミ」だということになってしまいます。
じっさい、人間の糞尿の処理にも税金がかかっています。
結果として人間の糞尿になってしまうような商品、


わたしは、前回、
ソフトクリームはゴミを出さないが、
お団子はゴミの出る商品である、というように書きました。
しかし、人間の糞尿を「ゴミ」と定義するならば、
ソフトクリームも、最終的にはゴミになるってことです。
だから、お団子も、ソフトクリームも、
わたしの考える「ゴミ税」の対象になってしまいます。

飲食物そのものに「ゴミ税」を課すというのは、
やや奇異なことに感じられなくもありません。
しかし、わたしは、
食べ物や飲み物にも「ゴミ税」を課すべきだと考えます。

人間は食べなければ生きていけませんから、
その結果として糞尿が出るのは仕方のないことです。
それに対して「ゴミ税」を課すのは適当ではないとも思える。
けれど、人間の糞尿であれ、工夫して処理すれば、
下水処理に依存せずに活用できる可能性もあると思う。
そうした努力やアイディアを促す意味でも、
糞尿になる食品にさえ、一定の課税をしてもいいのではないか、
そのようにわたしは考えています。

わたしの考える「ゴミ税」では、
排出されるゴミの種類によって税の金額が異なります。
可燃ゴミか、不燃ゴミか、リサイクルゴミなのか、
それぞれ別の枠組みで税を課すことになります。
下水に排出されるゴミにかんしても、
飲食物を含め、その処理の難しさや量に応じて、
課税の金額を変えればよいのではないかと思います。



つぎは不法投棄物です。
不法投棄物は、不法に投棄されているのですから、
自治体は(まだ)それを回収も、処分もしていません。
場合によっては、そのような不法投棄物は、
ボランティアの人々が回収することになるかもしれないし、
そのまま自然界に埋もれていくかもしれない。
その意味でいえば、不法投棄物は、
自治体の処理にも依存せず、税金コストにも依存していません。
しかし、だからといって、
それが「ゴミ」の範疇に入らない、などという理屈は通りません。
不法投棄物は、人間社会にも、地球環境にも悪影響を及ぼします。

むしろ、そのような不法投棄に結びつきやすい商品には、
大いに現状を改善する努力と工夫が必要だということです。
したがって、そうした商品こそが、まさに「ゴミ税」の対象です。

不法投棄は、直接的には、
捨てる人間自身に非があることです。
しかし、そのように言っても、問題はいつまでも解決しない。
そして、事業者側に責任がないということではありません。
たとえばデポジット制などのように、
100%の自主回収をするための工夫や努力をすることで、
そうした不法投棄が避けられるのならば、
それを促すためにこそ、そうした商品は課税の対象になります。



※現在、​ 音楽惑星さん ​にお邪魔して、「斉藤由貴」問題について考えています。






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最終更新日  2017.09.21 14:33:52
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