まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.07.06
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カテゴリ: パワハラ
飼い犬というのは、

つまり「家長」が誰なのかを理解しているそうです。
もともと犬は、集団のヒエラルキーを察知できるのですね。

日本社会における「空気を読む能力」というのも、
平たくいえば、犬と同じように、
集団のなかのヒエラルキーを察知する能力のことです。
その集団のなかで、
誰の立場や意見に従うべきかを、その瞬間ごとに判断している。


しかし、逆にいうと、
「空気しか読めない人たち」というのは、
そういう権力関係の中でしか行動しないために、
合理性ではなく、つねにヒエラルキーだけに従って、
あらゆる物事を判断・決定してしまいます。

いわば行動原理が「犬並み」なのです。



とりわけ「空気しか読まない組織」というのは、最悪です。

組織自体に、
合理的な判断がまったく機能しないのです。
いくら組織のなかに合理的な判断のできる人材がいても、


いまの日本の組織が軒なみ機能不全に陥っているのは、
それが空気しか読めない集団で構成されていたからです。



学校でも、職場でも、
「協調性」「素直さ・従順さ・物分かりのよさ」

みたいな類の行動規範ばかりを重視しすぎた結果ですね。

そんな人材ばかり育てていたら、社会が劣化するのは当たり前なのです。

ちなみに本来の「コミュニケーション能力」というのは、
異質な他者と意思疎通をはかる能力のことであって、
同質的な集団の内部で空気を読む能力のことではありません。





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最終更新日  2020.07.10 04:53:44
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