まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.09.18
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第1シリーズでは、
百々瀬佐智(谷村美月)が「未解決の女」でしたが、
第2シリーズでは、
牧野孝蔵(竜雷太)が「未解決の男」になりました。



牧野は、
ヒイラギ製薬の株価が下がるのを恐れて、
会社に粉飾決済を強制しました。
不正を知った経理部の野田と釘本は、

弁護士の若林に雇われたチンピラ2人によって、
野田が殺され、
その野田殺しの罪が、釘本に着せられました。

釘本の取り調べに同席した大川刑事は、
それが冤罪だと気づきましたが、
小野塚(筧利夫)がこれを握りつぶしました。
釘本は獄中で自殺して、大川刑事も死にました。

釘本の娘でバイオリニストの貴子は、
父に冤罪を着せたチンピラへの復讐を企て、
まずは"梵字入墨"の入沢を殺害しましたが、
入沢が死に際に「主犯は西松だ」と言ったので、




以上が事件の真相です!

…と言いたいところですが、
半分以上は、鳴海(鈴木京香)の推測にすぎません。
真相は藪の中です。


真犯人は捕まるのでしょうか?

おそらく、
野田殺しの実行犯は"梵字入墨"の入沢ですが、
入沢を利用したのはチンピラ仲間の西松で、
西松を金で雇ったのは弁護士の若林で、
若林に指示したのはラスボス黒幕の牧野です。

つまり、四重構造になってます。

またしても警察の上層部で握りつぶされて、
小野塚でさえ軽い処分に終わるのでは?

だとすれば、
貴子の無念はほとんど報われないのでは?



真相にたどりつく手掛かりは、
大川刑事が残した釘本の証言記録と、
若林がチンピラ2人に振り込んだ数千万円ですね。

あとは、
粉飾決済と薬物横流しの真相の解明。
そして、小野塚と若林の供述です。

鳴海が牧野に逮捕状を突きつける日は来るでしょうか?
そもそも、ここから先は「6係」の管轄でしょうか?
捜査一課長(内藤剛志)は出てこないのでしょうか?

ちなみに大川刑事はなぜ死んだんでしたっけ?
彼も牧野によって殺されたんですか?

いろいろと腑に落ちません。



最終回のエピソードは、
安倍政権のモリ・カケ問題も意識して、
権力による文書隠蔽と捏造がテーマになるのは、
おそらく既定路線だったと思うけど、

ちょっと事件を複雑にしすぎたあまり、
いちばん粗の多い内容になった気がします。

そもそも、逃走した富野(市原隼人)は、
古賀室長(沢村一樹)を拳銃で撃つ必要があったでしょうか?

弁護士の秘書が尾行していることに気づいたら、
古賀と二人でそいつを取っつかまえて、
すべて白状させればよいのでは?

二人とも刑事なんだし。
拳銃もあるんだし。





それはそうと…、

高田純次がいたころは、
6係はいかにもさびれた「日陰の部署」って感じで、
まさしく「倉庫番」の名にふさわしかったけど、

谷原章介が赴任して来てからは、
だんだん「日の当たる部署」みたいになってきて、
明るい屋外で捜査することが増えた気がします。

最終回のエピソードでも、
地味に昔の文書を調べていたのは、
もっぱら逃走していた富野(市原隼人)のほうで、
6係の人たちは、ほとんど文書を調べてません。

鳴海は梵字の謎に気づいただけだし、
矢代は試し書きの謎に気づいただけです。

まあ、最後におまけで、
脱法ドラッグの捏造文書にも気づきましたけど。



もし続編があるのなら、
もういちど隠居した高田純次も巻き込んで、
ひたすら地味でマニアックな文書捜査に戻って、
谷村美月と竜雷太の悪事を暴いてほしいです。




高田純次/谷原章介/皆川猿時/光石研/大森美香/麻見和史
市原隼人/筧利夫/竜雷太/北乃きい/谷村美月





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最終更新日  2021.07.13 16:48:10


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