まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.12.22
XML
NHK-FMのベートーベン250。

「ラズモフスキー」や「クロイツェル」の話かと思いきや、
ゲストがチェリストの長谷川陽子だったこともあり、
おもにチェロの作品を取り上げていました。



あくまで個人的な印象ですが、
ベートーベンの室内楽作品は、
シューベルトやブラームスあたりの室内楽とは、


楽器どうしの秘めやかな対話、といった感じの音楽じゃない。
つまり「ダイアローグ」の要素が少ないように感じます。

これはベートーベンの性格の問題でもあるだろうし、
あるいは聴力を失ったことにも関係するのかもしれませんが、
弦が響き合う滋味深さみたいなものは、あまり感じない。



主役が弦楽器に置き換わってはいるけれど、
前半生の室内楽作品は、ピアノ協奏曲に近いし、
後半生の室内楽作品は、ピアノソナタに近い。

いわば、ピアノで歌う代わりに、
バイオリンやチェロで朗々と歌っている感じです。


内に向かっているかの違いはあっても、
基本的にベートーベンの室内楽は「モノローグ」なのだと思いました。
徹頭徹尾、ひとりで語り、ひとりで歌っている。



共演という意味では、

スター演奏家どうしが、
火花を散らしながら、全力でぶつかっていく感じ。

このあいだ、Eテレで、
ヨーヨーマと、アンネゾフィームターと、バレンボイムの競演を見たけど、
華やかで、見てるだけでワクワクするし、
理屈抜きで楽しかったです。




ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.12.22 11:20:04


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: