まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2021.05.13
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NHK「青天を衝け」。


ディーン・フジオカも登場して、
いよいよ大森美香ワールド全開って感じ?



女性作家による大河というと、
橋田壽賀子の「おんな太閤記」とか、
田渕久美子の「篤姫」なんかがあって、

それらは主人公が女性ということもあり、


でも、今回の大森美香による大河は、
それらにもまして、もっと女性らしい作品です。
主人公は男性だけれど、
おそらく世界観そのものが女性的なのです。



大森美香は、
それほど個性の強い作家とは思われてないけれど、
実際は、かなり明瞭な作家性があります。

端的にいえば、
世界観が綺麗なのです。キレイ系の大河!
よくもわるくも、


もちろん、
美男美女が多いということもあるんだけど、
それだけでなく、
世界観そのものが非常に女性的なのです。

たとえば、

かならず昼間の青空のシーンが戻ってきます。
そこには人々の生活があって、つねに平穏な日常が回復する。

平穏な日常に対する信頼。
どんな大事件があっても、それが根本から揺らぐことはない。
それが大森美香の描く世界です。

そういう作風は、
かりに朝ドラ向きではあっでも、
さすがに大河には不向きだと思っていました。
(実際、戦国時代劇では難しいだろうと思う)

でも、
今回の「青天を衝け」は、
朝ドラの「あさが来た」と同じように、
おそらく近代が舞台だからこそ成立しているのですよね。



深谷には村川絵梨がいて、江戸には木村佳乃がいます。
すでにそれだけで大森ワールドの核は定まってます。

さらには、
田辺誠一も、玉木宏も、
重要な役どころで出てきましたし、
山内圭哉も、渡辺いっけいも、すでに登場済み。

そして第二部では、
ディーン・フジオカが五代役を演じるとあって、
さながら大森美香風「近代サーガ」の様相を呈してきました。



こうなると、
波瑠や高橋英樹が出てきそうな気もしてくるし、
そのうち沢村一樹とか内野聖陽あたりが、
大事な場面で出てきそうな気もします。

永井杏や長瀬智也は引退してしまったし、
大杉漣や竹内結子ももういないけれど、

たとえば、明治になったら、
小芝風花や吉岡里帆の顔なんかが見れたり、
場合によっては、
小雪とか松本潤みたいな、
モダンガールやモダンボーイが現れるかもしれません。


今回の「青天を衝け」は、
NHK大河の長い歴史のなかでも、
とりわけ女性的な個性の強い作品になると思ってます。





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最終更新日  2021.10.05 22:19:41


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