まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.04.28
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俗語に「ガタイが良い」という表現がありますが、
この「ガタイ」という言葉の語源を調べてみました。
※一昨日の記事の最後にこの言葉を使ったからですw

「ガッシリしている」「ガテン系」
「ガツンと行く」「ガッツがある」…など、
最初に「ガ」がくる言葉には共通の語感がありますよね。

しかし、
結論をいうと「ガタイ」の語源は不詳だそうです。



比較的あたらしい言葉だと思ったので、

「ガタイ」のほうはすでに1970年代に用例があって、
90年代に使われはじめた「ガテン系」よりもだいぶ古い。

がたい〘名〙 (「がかい」と「図体」とが混同してできた語か) 外見の大きさ。図体。がかい。
※唐獅子惑星戦争(1978)〈小林信彦〉唐獅子探偵群像「死体(ほとけ)の図体(ガタイ)は大きおますか」
https://kotobank.jp/word/%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%81%84-463264

ガテンは、リクルートから出版されていた求人情報誌の名称。1991年9月創刊。誌名は「合点がいく」と「がってん(OKの意)」を合わせて決定。肉体労働の職種を指す俗語「ガテン系」は、この雑誌名が語源である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%86%E3%83%B3

もともと「合点」と「がってん」は同じですけどね…(^^;



上に引用したとおり、
小林信彦は「図体」と書いて「ガタイ」と読ませてますが、
じつは「図体」の同義語に「がかい」という言葉もあるのですね。

とはいえ、「図体」も「がかい」もやはり語源が不明です。

「がかい」のほうは、
東北などの方言で「外観」や「外見」の意味らしい。
発音的には、むしろ「外界」に近い気もしますし、


「図体」のほうは、
「胴体」が訛ったとの説がありますが、
「dotai」と「zutai」ではだいぶ違いますね。
かりに「dutai(ドゥータイ)」と発音する日本人がいれば、
「dotai」→「dutai」→「zutai」と転じるのかしら?


「zutai」に「図体」と漢字を当てたわけでしょう。



わたしの想像ですけど、
「図体」の漢字を置き代えて、
「画体」という言葉があったとしても不思議じゃない、
…という気もします。

たとえば画家が、モデルの身体を、
「図体がいい」と言わずに「画体がいい」と言ったのかも。
まあ、語源俗解の域を出ませんが。



余談ですが、
「ガッツがある」の「ガッツ」は日本語ではなく、
「gut」という英語の複数形です。

英語の「gut」は、
物理的には「内臓」、精神的には「胆力」の意味。
ラケットの弦(ガット)と同じ語源です。





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最終更新日  2023.04.28 10:50:08


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