*** かたり亭 ***

*** かたり亭 ***

2003.05.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は、多摩川近くに行きました。

なによりもごちそうなのですが、
今日は、彼の希望で、ワン&ニャンがたくさんいるところへ。
彼ったらマザコンで、お母さんまで連れてきちゃった。
年下で、笑顔が素敵な・・・2歳児です。
友達の子どもなのでした。

帰りに仕事先にちょっと寄ったので、たくさん歩きました。
15006歩で、ピカチュウと仲良しになりました。


きれいな表紙の本がわたしを連れてってと言っています。
「セラピストの物語/物語のセラピスト」(小森他 日本評論社)。
本当は、仕事先で借りたのと同じテキストを買って
読もうと思ったのですが、やっぱりこっちにしました。
Narrative Therapyに心惹かれるものがあって。
ナラティブセラピーは、
クライエントの語り(物語)を大切に聴いていって、
セラピストとその語りを共有することによって、
相互関係の中で治療的な物語をつむいでいこうというものです。
下山晴彦氏の「心理臨床の発想と実践」という本があるのですが、
その本の中で、以下のようにあります。

(中略)心理臨床実践において他者の物語に関わり、
新たな物語を共同生成する作業を行います。」
これを読んで、
なんだか今までわからなかったことが、
すっと入ってきたように思いました。

臨床心理士になることを目指すことによって、
自分自身の現実感の希薄さを回復できる幻想がもたれやすいこと、
しかし、自他の区別が曖昧であると、
自己の物語希求を満たすために、
当事者を利用してしまう危険性が述べられているのですが。
今まで、人が人の話を聞くことで、なんで治癒に向かうのか、
どうも納得がいかなかったのですよね。
また、セラピーの中の上下関係みたいなのもどうもきらいでした。
今日、わたしを招いた本も、なんだか素敵な本みたいです。
楽しみ。

電磁波を伝わってくるたった一言の裏にさまざまな思いが行き交うとき、
物語を作らずにはいられない人間の性分のことを思います。





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最終更新日  2003.05.26 22:32:59
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Re:本がおいでおいでをして~(5/26)  
nekosensei5858  さん
>15006歩で、ピカチュウと仲良しになりました。

??なんのことかさっぱり???

>臨床心理学は、自己の物語を生きることの援助の学です。
(中略)心理臨床実践において他者の物語に関わり、
新たな物語を共同生成する作業を行います。」
>人が人の話を聞くことで、なんで治癒に向かうのか

うんうん、よいですね。よいですね。

お勉強させてもらいました。
ありがとさんアンドおやすみなさい。

(2003.05.27 01:19:10)

Re:Re:本がおいでおいでをして~(5/26)  
まき~♪  さん
ねこせんせ

>ピカチュウと仲良し

ポケットピカチュウ(万歩計)を
息子のお下がりでもらったんですよん。

「共感覚」の本、面白く読んでいただいてよかったです。
ツマ様によろしく~!

さあて、仕事だ仕事だ。
-----
(2003.05.27 20:55:10)

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