あこがれの人がいる。お手本となる人がいる。これも、人が育つときに欠かせない大きなポイントです。「ああなりたい!」という思いによって、人は成長していくのです。
スタッフにとって一番身近な存在はリーダーです。リーダーが前向きで、いきいき働いていなければ、みんなもヤル気も起こりません。常にお手本になるような振る舞いを心がけたいものです。
ただ「スタッフからリスペクトされ人物になろ」と意識し過ぎて、背伸びしてしまってはいけません。実力以上に虚勢を張り、できるふりをしても、その薄っぺらさはすぐに見抜かれてしまいます。背伸びをするのではなく、常に理想のリーダー像をイメージしながら、日々の仕事をこなす。そうすれば、リーダーとして自然と成長しているでしょう。
私も「こうだったらいいな」と感じる「理想の私」をイメージするようにしています。「素(す)の自分」のままではなくて、「理想の私」を意識しながら日々を過ごす。自分の理想のリーダー像を思い浮かべて、その役を「演じる」のです。
また「尊敬する上司や知人だったらどうするだろう」と考えてみることもあります。自分ならこう考えるけど、目標をする○○さんだったら、どういう考え方をするだろうか、と考えてみるのです。
具体的な人物を思い浮かべて、自分に乗り移らせる。すると、判断に迷った時「ここは強気で攻めるのか、弱音を吐いて共感を得る方がいいのか」などの答えが自然と出て来ます。
こうしたことが習慣化すると、最初は「マネ」や「演技」だったものが、やがて「普通」になっていきます。そのときあなたは、いつか夢見ていた「理想のリーダー」になっているはずです。きっとスタッフからは、あこがれのリーダーとして見られ、今度はマネされる人になっているのではないでしょうか。
POINT あこがれの人物はいますか?いつかは「スタッフのあこがれ」になりましょう。
では、この書籍を終了しました。繰り上げていきます。