4.株式公開ブームとその背景
(1) 戦後の株式公開ブーム
戦後の株式公開ブームには、昭和三十年代後半の第一次公開ブーム、昭和四十年代後半の第二次公開ブームがあり、そして、昭和六十年頃から現在に至るブームは第三次公開ブームと呼ばれています。これら、公開ブームを形成した新規公開会社の動きをみると、さながら日本の産業構造の変遷ともいえます。
第一次公開ブームの業種をみると建設業、弱電、自動車部品、精密機器などの会社が相次いで上場しました。また、第二次ブームは、流通業、銀行、証券、それに日本列島改造ブームを背景に、不動産業の上場が相次ぎました。
第三次公開ブーム以降は、これら業種に加えて、製造業では半導体関連、エレクトロニクス、メカトロニクスといった先端産業、サービス業では情報処理、リース業、他店舗展開型の小売業、外食など、新しい分野で台頭してきた企業が次々と公開してきました。
そして、平成十一年十一月の東証マザーズ創設以降は、「過去の実績」がない企業にも株式公開の途が開かれ、インターネットや情報通信・モバイル関連の企業を中心に、アウトソーシング、コンテンツ、金融・不動産ベンチャーなど様々な新興企業が続々と公開し、さらに大学発のバイオベンチャーの公開も相次ぐなど、株式公開の新時代が到来しています。
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