登場人物
Aさん : 新人介護スタッフ 私立大学文学部卒。何にでも興味を持って前向きに知識を吸収するが、おっちょっこちょいで早とちり一面も。先輩にかわいがられる愛すべきキャラクター。
Bさん : (社長) コンサルティングファームを経て介護事業を立ち上げた変わり種。既成概念に囚われないやり方で事業所運営を成功させる一方で、スタッフに対しては細かい気配りを欠かさない。
Cさん : 福祉大学卒。おっとりとした性格だが、芯は強い。明るい性格で利用者からの人気も高く、上司の信頼も厚い。女性中心の職場で出会いがないのが悩み。
Dさん : 看護専門学校卒。人妻、子持ち。子供が小学校に入ったので、地元の特養で働き始めた。非常に気の付く性格で頼りになるが、時にキツイ言い方でセンター長をビビらせる。
Cさん : 介護度はいくつだっけ?
Aさん : 要介護2のはずです。
Cさん : 1割自己負担だけど、手持ち資金的には問題ないのかしら?
Aさん : 1割ならすぐに用意できると言ってました。
Cさん : じゃあ「受領委任手続き」がいいわね。まずはケアマネと相談の上、必要な福祉用具のパンフレット、受領委任書、見積書を市の窓口に提出してもらうの。そうすると、市から、Zさんに「代理受領実施決定通知」が届くから、それを事業者に持っていけば、1割の自己負担で購入できるはずよ。
Aさん : 残り9割はどうやって事業者に支払われるのですか?
Cさん : 利用者が購入後に支給申請書と1割分の領収書を市に提出すると、市が9割分の費用を事業者に支払うの。もし、最初に全額支払う余裕があれば、利用者が後から10割払い戻してもらう方法もあるわよ。
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