『プロヴァンスの贈りもの』(原題 “A Good Year”)
南仏プロヴァンスでワイン造りをしながら
人生を謳歌していた叔父の死により、
遺産として相続したぶどう園やお城のような住まいを処分するためだけに
プロヴァンスを訪れたロンドンの剛腕トレーダーが、
その地方を愛する人たちとの出逢いによって、
人生の価値をみつめなおしてゆく・・・
というストーリー展開は、あまりひねりもなく少々退屈であったが、
この映画は、それ以外の工夫(しかけ)が満載であった。 例えば、
意味のなさそうな場面が、後に起こる事の伏線であったり、
少年時代に夏休みを叔父さんと一緒に過ごした主人公の回想場面では、
叔父さんから教えられた人生の名言(生きる知恵)がいくつもいくつも・・・
また 特に英・仏人気質のビミョウな確執、敵対心が、
ユーモアたっぷりに随所に散りばめられていた。
ママラが笑ってしまったのは![]()
主人公と、ぶどう園をこよなく愛する管理人とがデニスの試合で、
それぞれが自分の着ているポロシャツを自慢する場面。
フレッドペリー (イギリスのブランド) vs ラコステ (フランスのブランド)
もうひとつの興味は、主人公が恋してしまう女性役が、
映画『エディット・ピアフ』でピアフを演じたあのマリオン・コティヤール。
どうみても最後まで同じ女優だとは思えなかった![]()
さすがアカデミー賞候補・・・(ママラの独断と偏見)
秒刻みに損得をかけたロンドンの金融界での価値観と、
ゆったりと本物を育てる南仏のワイン造りの価値観の違いを、
ニクイほどウマく言い表したセリフが、ママラの頭から離れない![]()
ロンドンへ戻ろうとする男:「こゝは僕の人生に向いてない」
南仏で生きる女:「あなたの人生が、こゝに向いてないのよ」
それにしてもエンディングテーマに突然流れてきた
好きなオールディーズではあるが、選曲の意味がイマイチわからない![]()

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