ウンとかスンとか mamatamの日記

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2011.08.03
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カテゴリ: イベント、楽しみ
息子が小さいころ、そんな風に言っていました。

「おばあちゃんのごはん」

ちなみに、わたしの母、つまり東京の祖母は「ばあば」でした。

小さいながら、それぞれ違うってどこかで感じていたのでしょうね。

年金でつましく暮らしていた義父母ですから、
高価な材料やお菓子を買って用意してくれたわけではなかったと思いますが
お蕎麦やお菓子に限らず、どんなお料理にも心がこもっていました。

おばあちゃんのごはんと言えば、 お赤飯 でしょうか。
夫の好物でもあったので、
が帰ると必ず炊いてくれました。
これも炊飯器ではなく、庭に、 一斗缶を利用して作ったかまど ? を据え
薪 で火を熾して、 羽釜 の上に大きな< 竹の蒸し器 を載せて
炊いてくれるのです。 蒸しおこわ ですね。
mamatamちゃん、もち米研いでと頼まれて、研いでいたら、
そんなに一生懸命研がんでもええが。お米が割れてしまうがね。
と大笑いされたのを思い出します。

煮物 鹿児島の醤油 を使って
煮てくれるのですが、ありあわせの野菜でも
かつおのだしがしっかり利いて、美味しいのです。
鹿児島の醤油は、それだけですでに甘いのですが、
そこにまた砂糖をたっぷり入れて、 我が家ではありえない味付け
それなのに美味しかったのです。どうしてなんだろう。
わたしにはあのお醤油はどうしても使いこなせません。

前に日記でご紹介した
ニガウリのおひたし も義母のレシピです。
これは、今では我が家の定番料理です。

えんどう豆 の季節に行くと、
これは国分ではどこの家でも作るそうですが、
薄口しょうゆと砂糖で薄く味付けしたたっぷりの汁で
エンドウ豆を煮たのが毎食テーブルに載ります。
とりたてのえんどう豆の青臭さ、甘さが独特の味でした。

ガネ と呼ぶ天ぷらもおばあちゃんのご飯でした。
サツマイモや玉ねぎ、人参、ニラなどを細切りにした 野菜のかき揚 なのですが、
出来上がりがカニに似ているので、
鹿児島弁でカニという意味のガネという名前なのでそうです。
初めての時、「てんぷらを作ろうね」と言って台所に立った義母が
小麦粉と砂糖を水で溶いた衣をぐるぐる混ぜる のを見て
唖然としました。
天ぷらの衣はさっと溶くだけで かきまぜない というのが
常識だと思っていたし、
なんでお砂糖?という思いも頭の中をぐるぐるしました。
その思い出も懐かしいです。

ガネと言えば 「パッチンガネ」
地方によっては うちわエビ と呼ぶところもあるそうですが、
エビとカニを合わせたような味のする 甲殻類です。
しっぽが団扇のように丸く広がって、
水からあげる時 ぱっちんパッチン と音をさせるので
こう呼ぶのだと義母から教わりました。

町に出かけて 高級スーパー 「山形屋」 (やまかたや)の生簀に入って
いるのを買ってくるのは、
その頃最高の贅沢でした。

水産物つながりでいえば
「 きっなご 」 と
「 びな 」
も、義母の味でした。

きっなごは言わずと知れた 「 きびなご 」。
天ぷら、から揚げ、煮つけなどあるようですが、やっぱり刺身ですね。
山のようなきびなごを 手開き であっという間に 菊花造り にしていく
義母の手際にあっけにとられたものでした。
きびなごのお刺身はからし酢味噌でいただきますが、
実は、わたし酢味噌が嫌いでした。
義母の作る からし酢味噌 で、酢味噌が食べられるようになりました。

びなは貝、巻貝ですかね。
ながらみ みたいなのだと思うのですが、、
ゆでたり煮たり、その季節に帰ると良く作ってくれました。
爪楊枝で身を引き出していただくのですが、
大好物の夫の前には、あっという間に 貝殻のピラミッド が出来ていました。

義母の味というわけではないのですが、
鹿児島と言えば サツマイモ 、鹿児島では カライモ と言いますが、
鹿児島に行ってサツマイモにもたくさん種類があることを知りました。

今でこそ紫芋は大変有名ですが、
25年くらい前、東京で知っている人はほとんどいなくて、
もちろんわたしも知りませんでした。
人参芋 と言って、人参のような色と味、でもすごく甘いお芋とか
名前は忘れましたが 、 白いお芋に、紫のマーブル模様 が入っているのとか、
もちろん、全部紫の 紫芋 とか、
黄金千貫 という焼酎の材料になる白っぽくて巨大なのとか、
太陽光で温めたお湯のお風呂の、追い炊きは薪を使っていたので
その熾火で毎日のように 焼き芋 をしました。
地元の八百屋さんで買って来たり、ご近所の農家からいただいた
種類まぜこぜのお芋で、
息子と一緒に 今日のはどれかな ? と新聞紙の包み開けるのがとても楽しみでした。

あの頃、家のお風呂は何と 五右衛門風呂 でした!
赤ちゃんだった息子を入れるのに、やけどをしないかと
ハラハラしたことを思い出します。

お芋と言えば サトイモ もおいしくてよく食べさせてもらいました。
それと、 茎を食べるサトイモ があるのですが、
しゃきしゃきしていて、サトイモみたいに粘って、口がちょっとかゆくなります。
この煮物も、おいしかった義母の味の一つです。







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最終更新日  2011.08.03 09:10:00
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