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2021.01.05
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カテゴリ: 文楽
年末に表紙だけお見せした文楽カレンダー、今年は12ヶ月分12枚の写真で「仮名手本忠臣蔵」を通しで楽しめる趣向です。

12ヶ月はかなりのボリュームなので、今日は前半をアップします。
粗筋も書いていきますので、御用とお急ぎで無い方はそちらも読んでみてください。
では、お付き合いください。
一度アップしていますが、やはり表紙から。

大序 鶴が岡兜改めの段です。
この作品は江戸時代の赤穂事件を(江戸幕府の勘気に触れないように)鎌倉時代に置き換えて発表されました。
大序では塩谷判官(浅野内匠頭)が高師直(吉良上野介)に対して刃傷に及ぶことになる、おおもとの事柄や事情が描かれます。


二段目 本蔵松切の段
もともと高師直と悶着を起こし刃傷沙汰も辞さない程憤っていたのは、塩谷判官と同じく師直を補佐する役目を命じられた桃井若狭之助でした。本蔵(加古川本蔵)はその家老です。
本蔵は主君と師直の諍いを知り、若狭之助が師直を成敗すると息巻くと、諌めるどころか松の枝を切って、こんな風にあっさりやっちゃいなさいと焚き付ける始末です。
ところが本蔵は、この後師直の屋敷に駆け付け大枚の賄賂を差し出します。
そのおかげで師直は怒りを若狭之助に向けることができなくなり、塩谷判官が八つ当たりをされる羽目になります。

2月は

三段目 殿中刃傷の段。(左が塩谷判官=吉田和生、右は高師直=桐竹勘十郎)
高師直は実は塩谷判官の妻顔世御前に横恋慕しているのですが、顔世御前が自分になびかないこともあって塩谷判官を理不尽になじり続け、塩谷判官はとうとう我慢ならず師直に切りかかってしまいます。
傷ついた師直に尚も斬りかかろうとする塩谷判官を羽交い絞めして止めたのは、加古川本蔵でした。
カレンダーには取り上げられていませんが、この大事件が起きている間、たった一人お供をしてきた早野勘平は、用事にかこつけて訪ねてきた恋仲の女中おかると2人殿中を抜け出し、なんと情事にふけっていました。
殿中に戻りもならず、詫びも叶わず、勘平はおかるとともにおかるの親の家に落ちてゆきました。



四段目 塩谷判官切腹の段(左は大星由良助=吉田玉男、右は塩谷判官=吉田和生。義太夫=豊竹咲太夫、三味線=鶴澤燕三)
家臣や妻顔世御前の願いもむなしく閉門が命じられ、塩谷判官は切腹することになります。
判官は国元から家老の大星由良助(大石内蔵助)が戻るのを待ちきれず腹を切りますが、由良助がようやく戻り、判官は「やれ、由良助待ちかねた」と言ってのどを掻き切ります。
映画などでは、待ちかねたぞ、内蔵助!という、あの場面ですね。

4月は


主君を失い、城を明け渡すことになり、家臣たちは険悪な様相ですが、由良助が判官が自らののどを切った刀で師直の首を取ろうというと納得し、主君の仇を討とうと決心して家臣たちは城を立ち去ります。

5月は

五段目 二つ玉の段(早野勘平=吉田和生)
大事な時にしくじりをした早野勘平は、おかると共におかるの実家で猟師をして暮らしていました。
そこへ昔の同僚千崎弥五郎が通りかかります。仇討の仲間に加えてほしいと頼む勘平に弥五郎は仇討ではなく石碑建立の資金を集めているとごまかします。勘平はその謎かけに応え五十両を用立てようと決心します。
山賊に身を落とした元塩冶家家臣 斧定九郎が、老人を殺して金の入った財布奪います(有名な「縞の財布に五十両」です!)が、その定九郎をイノシシと勘違いして勘平が撃ち殺してしまいます。
息があるかと抱え起こした定九郎の懐に五十両を見つけた勘平は、仇討の資金にという天恵と独り決めして、飛ぶように去ります。

6月は

六段目 早野勘平腹切の段(左から与市兵衛女房=吉田蓑二郎、千崎弥五郎=吉田玉勢、早野勘平=吉田和生、原郷右衛門==吉田玉也、義太夫=豊竹呂勢太夫、三味線==鶴澤清治)
前段で定九郎が襲ったのはおかるの父、与市兵衛で、勘平がお金が必要と知って、おかるを祇園に身売りさせ、半金の五十両を受け取っての帰り道でした。勘平が手に入れた金は舅のものだったのです。
その金も不忠義の駆け落ち者からは受け取れないと返されてしまいます。
舅を殺して金を奪ったと母親にも同僚たちにも責められ、進退窮まった勘平は腹を切りますが、与市兵衛の遺体を調べると、命を奪ったのは鉄砲傷ではなく、刀で斬られた傷であるとわかり、勘平の舅殺しの濡れ衣は晴れます。しかし勘平はもはや虫の息。
勘平は、仇討ちの有志に名を連ねることを許されます。

前半はここまでです。
あらすじも読んでくださった方は、おつかれさまでした。
後半を続けてアップしますので、またご覧くださいね。





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最終更新日  2021.01.05 13:18:06
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