ウンとかスンとか mamatamの日記

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2026.02.27
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カテゴリ: 文楽
先日、間違って途中でアップしてしまった、その続きです。ようやく第一部の紹介が書けました。
第一部 「六月二日 二条城配膳の段」からです。
尾田春長の功績を賞して息子春忠に冠位が授けられるとの勅使を二条城にてもてなす饗応の役が光秀と森の蘭丸に与えられました。
春長は光秀の忠義を疑っており、蘭丸に光秀の心底を探るように命じます。
配膳が始まると、蘭丸は光秀が相役の自分を蔑ろにして独断で事を進めたと、光秀の息子十二郎をなじります。そこへ光秀が現れると、元は浪人だったとか、食い詰めて寺子屋の師匠をしていたなどと愚弄し、久吉との器量の違いを言い立てます。
流石に腹に据えかねた光秀が蘭丸と掴み合いになりかけるところへ春長が現れて光秀を取り押さえ、饗応が思慮不足でそれを指摘した蘭丸の言葉は春長自身の言葉同様であるのに口答えするのはもってのほかと、蘭丸に光秀を打ちすえるように命じます。鉄扇で眉間を割られた光秀は、大恩ある主君を恨んだりはしないが、人々に鬼のようだとか非情だと言われては勿体無いので、行いを改めて欲しいと涙ながらに訴えます。
しかし思いは春長には通じず、息子共々陣を追い出されてしまいます。

⭐︎⭐︎⭐︎
この後「千本通光秀館の段」で、光秀は尾田が郡(毛利)と戦っている中国地方へ、真柴久吉の援軍としての出陣を春長に命じられます。その際、 まだ尾田方のものになっていない
⭐︎⭐︎⭐︎

「六月二日 本能寺の段」
京都本能寺に滞在する春長を、春長の孫三法師丸を連れた阿野の局が訪れます。春長は、光秀を先制攻撃するとの蘭丸の提案に耳を貸さず酒宴を楽しみ、蘭丸も腰元しのぶとのひと時に気を緩めます。
深夜、鳥の騒ぐ声に春長が外を見ると、鐘、太鼓、人馬の音が遠くから聞こえます。咄嗟に武智の謀反と思うものの、警護の薄い寺では押し寄せる敵の防ぎようはないと覚悟を決め、まずは幼い三法師丸を阿野の局とともに久吉の元へ逃れさせます。阿野の局は宗祇坊とともに敵を切り伏せながら去って行きます。

「六月五日 局注進の段 」
久吉が、知略により 備前高松城攻めの 戦を終結させ、光秀討伐のため都へ取って返す様子が描かれます。
高松城主清水長左衛門の命で久吉陣中に潜り込んだ刺客山三郎は、久吉の名将ぶりに役目を諦め自害を覚悟しますが、久吉はそれを見抜き城主宛の手紙を持たせて帰参させます。
そこへ、瀕死の阿野の局が現れ、 光秀の謀反と春長春忠の死 を伝えた後息絶えます。この重大事に動揺して士気が下がる事を恐れた久吉は曲者を成敗したように装います。
これを郡(=毛利)の使者、僧恵瓊(えけい)が立ち聞きし、郡方に知らせようとしますが、久吉は恵瓊に袈裟を投げ付けます。それは恵瓊が以前ある男が将来天下人になると判じ、与えたものでした。久吉がその時の若者と悟り、恵瓊は和睦を仲介するため郡方へと赴きます。

長左衛門切腹の段
高松城主清水長左衛門は山三郎に託された久吉の手紙を読み、味方の助命と引き換えに切腹する覚悟で久吉陣中に向かいます。長左衛門が腹を切ると久吉は堰を開き、長左衛門は城の周りの水が引き上中のものたちが助かったのを見届け喜びます。

和平を成し遂げた久吉は都へと急ぎます。

ここで第一部は終了です。
通し狂言という事で、普段あまり上演されない場面をたくさん見られて、とても良かったです。
この日、わたしの心に一番響いたのは「長左衛門切腹の段」の切を語った千歳太夫さんでした。知将久吉と高僧恵瓊という傑物二人の迫力あるやり取り、 自ら久吉の陣に赴き切腹することで、 水攻めにより進退極まった将兵家族の命を救う城主清水長左衛門とその妻との切々とした会話、久吉が光秀の謀反と春長親子の討死を告げ、仇を討つために都へと向かう場面、情感豊かに語る義太夫が人形に命を吹き込むかのようでした。
重厚な男らしさの中に哀切さが漂い、
そして、吉田玉翔さんの森の蘭丸。
軽妙なイメージのあった玉翔さんですが、大変迫力のある武者振りで、楽しませてもらえました。もっとこういう役を遣っていただきたいと思いました。
長左衛門の吉田玉也さん。最長老の人形遣いさんですが、とても力強い動きで拝見するたびに感動します。

長くてごめんなさい。ここから第二部に続きます。
頑張って書いていきますので、またお付き合いください。





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最終更新日  2026.02.28 00:51:34
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