ウンとかスンとか mamatamの日記

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2026.06.06
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テーマ: 伝統芸能(48)
カテゴリ: 文楽
5月16日と23日、どちらも土曜日でしたが、2週続けて北千住マルイのビルの最上階にある劇場「シアター1010」に文楽を見に行きました。
演目は生写朝顔話、読み方はタイトルに書いた通り、しょううつしあさがおばなしです。
16日に1人で第一部、23日に友人と2人で第二部を見ました。
ずいぶん大人にに見えますが、彼は21ー2歳、彼女は16歳くらいのカップルです。
この2人が、運命的に出会い、恋に落ち、永遠を誓うのですが、運命の悪戯で引き裂かれ、その後もニアミスを重ねながらあと一歩のところですれ違う、悲恋の物語です。
悲恋と言いながら最後はなかなか唐突なハッピーエンドで、文楽としてはかなりライトなテイスト、というか、現代人に受け入れやすい筋立てでしたので、幕が降りて席を立つ時、何の引っかかりもなく「楽しかった!」「面白かった!」と思えました。
その大きな要因は、とにかく理不尽な死がなかったことだと思います。
ヒロインの乳母とその父の死という死の場面はあるのですが、乳母の死はならずものを撃退した時に負った傷が原因、乳母の父は恩人の娘を救おうと自分の命を投げうつということで、どちらも少なくとも理不尽ではありません。
忠義のために子を死なすとか、義理を通すために自死するなどというのは文楽あるあるで、オハナシの筋として理解はできるものの、登場人物たちと同じ日本人でも時を経て変わってしまった現代のわたしたちの価値観、倫理観では理解できない、受け入れにくい「死」です。
終演後に劇場を出る時、「よかった!」「面白かった!」の後に「でも、どうしてあそこで死ぬかしらねえ?」がくっついてしまう、あの「なんだか納得いかない感」がないのはこの作品の大きな特徴と感じました。
第一部は宇治川での2人の出会いから始まりました。
「宇治川蛍狩の段」です。
彼、宮城阿曾次郎は蛍狩に来ていました。阿曾次郎が即興で詠んだ歌を書きつけた短冊が風に飛ばされて船に舞い込みます。その船に乗っていた彼女、深雪が、障子を開けて短冊を読み、顔を上げて2人の目があった時、運命の恋は始まりました。
深雪に絡もうとした酔っ払いを追い払ったことで、阿曾次郎は船内で酒を振る舞われ、請われて深雪の扇に朝顔の歌をしたためます。深雪は和歌を詠んで恋心を打ち明けます。メデタシめでたしとなりかけたところに、奴・鹿内が阿曾次郎を探して駆け付けます。
鹿内は阿曾次郎の伯父から、自分の家督を継いで鎌倉に下り、遊興に耽る主君に諫言をするようにという書状を携えていました。直ぐにもとって返そうとする阿曾次郎を深雪は今宵だけでもと引き止めますが、先の扇を自分と思って再会の時を待つようにと言い残して阿曾次郎は立ち去ります。
「真葛が原茶店の段」(まくずがはらちゃみせのだん)
京、真葛が原の茶店で医者の立花桂庵が同業の萩の祐仙を待っています。
実は深雪の知らぬところで、阿曾次郎と深雪の縁談が進んでおり、桂庵は深雪の父に頼まれて阿曾次郎のことを調べていますが、その一方で深雪の家、秋月家への婿入りを狙う萩の祐仙を、阿曾次郎の替え玉として潜りこませようと企んでいます。

右が祐仙、左が桂庵です。
桂庵は、遅れてやってきた萩の祐仙から30両をせしめ、さらに金をむしり取ろうと茶屋の小女お由と組んで、鍋のコゲをこそげ落とした粉を家伝来の惚れ薬と偽って売りつけます。祐仙がお由に粉を振りかけると効果覿面、お由は祐仙を追いまわし、しなだれかかります。ところがこれは桂庵の仕込み。元は鍋炭ですから、効果などあるはずはありません。それでも祐仙は信じ込んで逃げ回ります。
この段は、この作品のもう一つの見せ場、「チャリ場」でした。文楽(多分歌舞伎でも?)で、滑稽な場面のことをチャリ場と言いますが、わかりやすく間抜けな祐仙と小狡いのに間抜けな桂庵の一挙手一投足が笑いを誘います。そして祐仙のカシラの直ぐ後ろには勘十郎さんの仏頂面、桂庵の後ろには真面目くさった玉助さんのお顔。これがまたむやみとおかしい。もちろん、お二人の芸の力、太夫さんの語りの力が根底にあってのおかしみですが、笑い出したら止まらない一段でした。
第一部はまだ続きますが、長くなりましたので、ここで一旦休憩とさせていただきます。続きは次回に。






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最終更新日  2026.06.14 21:41:25
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Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
naomin0203  さん
ああ、なんて面白い!!!!
ストーリーが、滑稽味があって見ていて楽しいんだろうなあって思いました。

深雪の衣装の美しさ!!!!
加賀友禅のような高貴さ。

それにしても国立劇場の再建が、未だめどが立たず。
2028年9月30日締めで、入札(たぶん3回目)をすると発表していますが、時代はますます再建困難な状況。
ホルムズ海峡問題で、ますますの資材高騰。
こうなったら、建て替えではなく修復でもいい気がしてきます。

一日も早く国立劇場が再開されないと、私たちが生きている間に見ることができなくなってしまいます。
何とかならないものでしょうかしらね。 (2026.06.07 04:13:29)

Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
かずまる@  さん
mamatamさんおはようございます!
なるほど・・・文楽に《理不尽な死》はつきものなんですね?
理不尽な死・・・ニッポンジンにとってはひとつの美の象徴?でもあるってことでしょうか?(*'▽') (2026.06.07 08:40:12)

Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
shin1t  さん
2026年6月2日私はこの世を去ります
クリスティーヌ・コットンです
ファイザーCOVIDワクチンは95%有効という嘘で実際は効果のない無効製品でした
最大の詐欺です
訴えた直後から激痛に1年以上苦しみ、耐えきれなくなりました
支えてくれた皆さんありがとう
許してください
魂が光へ辿り着きますように

この症状から彼女はタリウム中毒にさせられたのではないかという疑いをもたれている方が居るようです。
科学者なのに自死する前に気付けなかったのかとも思いますが、もしそうだとしたら随分理不尽な死ですよね。
それはそれとしてファイザー社の新型コロナワクチンは私もうちましたが、果たして本当に無効だったのでしょうかねぇ。
(2026.06.07 14:48:52)

Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
>終演後に劇場を出る時、「よかった!」「面白かった!」の後に「でも、どうしてあそこで死ぬかしらねえ?」がくっついてしまう、あの「なんだか納得いかない感」がないのはこの作品の大きな特徴と感じました。
●文楽とまで行かなくても昭和の時代劇でも古いのだとたまにありますね。 
「何も死なんでもいいのに」とその美意識だか滅びたがる性癖に異を唱えたくなるようなシーン。

>そして祐仙のカシラの直ぐ後ろには勘十郎さんの仏頂面、桂庵の後ろには実直そのものの蓑二郎さんのお顔。これがまたむやみとおかしい。
●なるほどそれでこの写真ですか! そういう笑い方ありなんですか? 失礼とも言えるような気もしますけど・・・ ^^^)

(2026.06.07 16:47:46)

Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
こんばんは

国立劇場と シアターでは 劇場内

雰囲気が 化なり 異なって居ますか

トンカツ 文楽は 大阪で一度観賞 したのみですから

死の場面 重苦しい 

チャリ場 想像できませんが 息抜きに 良いのかな (2026.06.07 18:33:45)

Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
文楽観劇会、楽しかったようでよかったですねえ・・

悲恋ものが多いので笑えるものは良いですね
(2026.06.07 19:19:18)

Re:令和8年5月文楽東京公演 生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)(06/06)  
文楽楽しまれてきたんですね。
「いいね」完了です。
(2026.06.07 19:59:23)

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