うたたねの店

うたたねの店

2005/02/15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
18歳の時にインド雑貨のお店で指輪を買った。

年齢も国籍もよくわからない雰囲気だった。
でもすごく魅力的な感じがした。

その指輪は、不思議な雰囲気を持っていた。
黒い石で、けれど真っ黒ではなく
光のあたりぐあいでワインレッド色だった。
そして縦に亀裂が入っていた。

その店員さんは

でも、もういいから手放すの」と言う。

彼女は自分の指輪を売ろうとしているのだ。
私はそんなに大事なものなら、買わない 
と言った。
彼女の指輪のように思えたのだ。
でもすごく勧められたので、何となく買ってしまう。

買ったあと、何だかその石が私を選んでいないような気分がしたのだった。私がその指輪をつけるのにはまだ早すぎたのかもしれない。
あれから年月が流れて、
今年彼女と同じ年になる。
あの頃はずいぶん年上に感じたのに
こんなものなのかと思う。







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最終更新日  2005/02/15 05:11:36 PM
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