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チャリでもランでも登坂が好き。ケムリと一緒で高いところが好きだからだろうか。いきなり10%Overではじまるヒルクラレースもいいが、平坦な道が続いたあと、クッと上がる坂も好き。長野マラソンでの登坂と言ったら、川にかかる橋の中央ピークまでの部分。大きな橋だとそれなりの勾配と距離がある。そして、松代大橋。最大で最後のチャンス旦那さんのペースは変わらないと思うので、(あくまでも自分の中での相対値ではあるが)この登りでペースを上げて何としても追い付きたい。追い付いて橋を渡り終えればスタジアムが大きく見えてくる。何とかなるだろう。やっと登りにさしかかる。ギアチェンジ。登坂だからこそ、「シフトアップ!」何人かが振り返る。「何でこいつはこんな中途半端なところでダッシュを始めるんだ?」とお思いのこととは思いますが、まあ、お気になさらずに(^^;;足が思った以上に軽くなる、痛みが消えた。喉の痛みも消えた。空気を思いっきり吸い込める。かなり前に流行った「脳内モルヒネ」ってやつかね。痛みの原因が消え去ったわけではなく、一時的に痛みを忘れることができている状態なんだろうな。って、ことは、これが切れたら、バファイン以上にどエラいことになるなぁ。ゴールまで持ちこたえておくれよ、私の心と身体。旦那さんに一気に近づけた。橋のピークのちょっと手前。やっと旦那さんに並ぶことができた。旦那さんの名前を呼ぶ・・・のつもりが・・・声が出ない。それでも、声にならない声で「もうゴールまでは離れたくない」と訴えた。(つづく)
May 23, 2006
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実は旦那さんは今回が初フルなのです。確かに学生時代には大会レコードも出したりしましたが、種目は跳躍。なので本来は長距離よりも短距離派なのです。よって、サーキット系のチャリレースでは旦那さんに引いてもらい、ヒルクライムやロードレースでは私が引くことが多かったので、今回もチンタラながら私が引くことになるのかなと思っていました。しかし、37km過ぎ、前を走るのは私ではなく、旦那さんでした。しかも、引くのでも付いて行くのでもなく、二人の距離は離れて行く一方。旦那さんも、「脚にキテる」と言っていたので、もはや誰かにペースを合わせて走れる状態ではなく、もし私のためにペースを落としたり、止まったりすれば、旦那さんもアウトになりかねない状態。多分、旦那さんもイッパイイッパイ、ほとんど振り返ることなく離れていって、最大で50m以上離れてしまいました(泣)。とにかく、「一緒にゴールする」ためには、旦那さんに待ってもらうのではなく、私が旦那さんに追い付くしかありません。しかし、何としても止まるまいと思っている状況下で、これ以上ペースを上げるのは無理。・・・ではない。「あのポイント」があるではないか!あそこなら、ペースを上げられる、そして追いつける・・・かも知れない。最大で最後のチャンスの場所だ。とりあえず、あそこまでたどり着こう、そして賭けよう。それでダメなら・・・回収車に乗ろう。(つづく)余談友人に「単にblogでのろけているだけやんけ」と指摘を受けた。えぇい!黙れ黙れ!そうだよ、のろけてるよ!(ひらきなおり)愛するダンナと息子に愛していると言って何が悪い?ゴールまでいろんな意味で飛ばしまくるど。
May 21, 2006
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もう、痛いのは観念して最後まで付き合うとして・・・。あと、問題なのは心。心が折れたら、そこで間違いなくDNF。今までもDNFの経験は何度かあって、怪我が原因の場合はその怪我が治ればまた、立ち直れるけど、心が折れた場合は、立ち直るまでにかなり時間が掛かる。次のレースまで引きずったりすることも結構ある。とにかく、どんなにゆっくりでもいいから、立ち止まらずに走り続けよう。止まったらおそらくもうリスタートできないだろう。マシンガントークも30km過ぎにはピタリと止まってしまった。旦那さんが時々「気持ちが切れなければ大丈夫だから」と声を掛けてくれる。私はうなずくことしかできない。マラソンやチャリに限らず、旦那さんと知り合ってから今まで、いつも何かで折れそうな時、旦那さんが支えてくれていたなぁ。と考えていたら、涙が出て来た。(と、余計なことを考える余裕がまだあるのか・笑)河川敷の向かい風、心地いい程度の風力なのだけど今の私には辛く感じる。涙を拭って前を見る。旦那さんのチャリジャーの背中に書いてあるチームのロゴが目に入った。真横にいたはずの旦那さんが少し前にいる。二人の距離が徐々に広がりかけていた。(つづく)
May 16, 2006
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頑張ることはいいことだと思う。時には無茶苦茶やってもいいと思う。でも、回避すべきことは…まわりに迷惑をかけるということ。これは避けたい。チャリでもマラソンでも、健康状態をセルフチェックして「問題無い」状態で望むのがベスト。レース中の急変は仕方が無いとして、あらかじめ体調に不安がある時は、勇気を持って、DNSにするべき。無理してスタートした結果、体調を悪化させてしまうのはもちろんのこと、何か起きたら大会を支えて下さるスタッフの皆様に大変なご迷惑を掛けてしまいます。どんなレースでも、本当にたくさんのスタッフの皆様が、事前から、そして朝早くさらにはレース終了後に至るまで、大会運営に力を尽くして下さっています。参加者は、スタートに並んで走ってゴールしたら、それで終わりなので、もしかしたら、いや、もしかしなくても、参加者よりスタッフの皆様の方が大変なことと思います。今後もそんな皆様のご苦労に対して感謝の気持ちを忘れずに参加していきたいと思います。本当にいつもいつも有難うございます。・・・話がそれてしまいましたが・・・。そんな皆様にさらにご迷惑をお掛けすることはしかも、あらかじめ体調が悪いのがわかっていてスタートして招いた結果で・・・例えれば、「危険物を持ち込まないでください」と言われているのにもかかわらず、無理矢理持ち込んで爆発させて、事故を起こして迷惑を掛けるようなものだと思うよ。ハーフ以降、異変に対する不安な気持ちと、まあ、どんな形であれ、完走できるだろうという、根拠の無い楽観的な気持ちと(^_^;今回も残りの10キロが長かろうなとガックシな気持ちと…。そして「倒れてはならぬ」という、自分自身に言い聞かせ。スタッフに迷惑を掛けてしまう、旦那さんだって今の状態でさらに負担をかける訳にはいかない。そして何より…倒れたら、大将に誰がオッパイあげるのだ?私がこうやって楽しくあちこちを走れるのは、愛する旦那さんと大将がいてくれるからこそ。彼等を困らせてまで走ることには意味が全くない。勇気を持って、DNFするのも選択肢の一つ。でも、スタジアムまで辿り着きたい。「倒れちゃダメだ。」エイドのたびに、そう言い聞かせていた。(つづく)
May 2, 2006
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