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久々の更新っス・・・
そんなに忙しかったわけじゃないんですが、心のゆとりがちと足りませんでした。
小値賀渡航で心も復活っ!
ええっと、これからもぼちぼち更新してきます・・・
ってことですが、先週は長崎県五島列島は小値賀島に行ってきました。
Kappapapaと小値賀島とのかかわりについては以前のブログで書いたとおりっス。
小値賀紀行1
今回はアワビ漁業の「口開け」、すなわち漁期開始にあわせた調査のための渡航です。
携帯で撮ったんでちとピンボケですが、小値賀のアワビ漁業は「素もぐり」です。
全国的に男を「海士」、女を「海女」と呼びますが、小値賀は男衆ばかりなので「海士」ですね。
小値賀のアワビ漁、数十年前まではその名を全国に轟かせた大生産地だったんです。
ところが環境変動や乱獲、密漁なんかの相乗的な影響で(たぶん)、資源量が激減・・・
厳しい漁業管理を行うことで資源を復活させようという取り組みがここ数年間続いています。Kappapapaはどのような管理を進めるべきか、その分析をお手伝いしとるんです。
漁獲されたアワビを計測中のKappapapa・・・
小値賀町役場のイカデビルさんと一緒にこんな作業もしちょります。
でもやっぱり面白いのは潜水調査。
今回もアワビの発生量を調べるために、長崎のタフサンプラー・キヨさんと一緒に潜りました。
小値賀では90年代の終わり頃から大型海藻類が消失してしまう「磯やけ」という現象が起きています。
今回潜った場所でもそのようなところがありました。
岩に群がっているのは「ガンガゼ」とよばれるウニです。
刺されると激痛は走るは、折れた棘が体に残るわで、やっかいな生き物です。
小値賀の磯やけの原因は植食性魚類によるところが大きいんですが、このガンガゼも継続要因のひとつでしょうね。
今では昔大量に分布していたアラメやカジメといったコンブ目大型海藻はほとんで消失し、ノコギリモクの群落に変わっています。
地球温暖化、って言葉が多く聞かれますが、それが原因かどうかは今後よく調べなければなりません。
いずれにしても、大きな環境変動が起きているんですね。
陸上の植物はたった数年で大きな変化が起きることはマズありません。
でも海の植物は水温の影響を受けやすい上に概して寿命が短かく、またそれらを餌としている植食性動物との関係が崩れると一気に変化が起きるんですね。もっと海に目を向ける必要がありますね。
それやこれやで調査を終えると・・・
やっぱりねあ・・・
宴会っ!
知る人ぞ知る、知らない人は知らない「小値賀杜氏」が醸した日本酒をグビリとやりながら、焼き鳥屋でイカデビルさんらと小値賀の漁業の将来について語り呑みました。
うんでもって、2日目も宴会っ!
お通しはミズイカと呼ばれる「アオリイカ」の鰭や下足の山椒酢味噌あえ。
こりゃもうゼッピンです。
そしてやっぱり・・・お刺身っ!
手前がアオリイカ、その向こうには今が旬の「ヒラマサ」と「アジ」の透き通った身肉が並びます。
うん? その奥にあるのは・・・
おおっ!メガイアワビのお刺身です。
メガイアワビはクロアワビと比べるとやや身が柔らかいんですが、やっぱり貝の王様ですね。華やかです。
こうして小値賀の居酒屋に並ぶのも、ほんの数日間で終わってしまう漁期中だけ。
貴重な一品です。
・・・。
じゃぶじゃぶ呑んじゃいました・・・
さて続きは次回へ・・・
なんと、あの「 やませ食堂の謎
Coming soon!