July 17, 2005
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カテゴリ: 地域研究論。
実は、「バトンで~す!」と軽くかわしてつもりが、

あれから、考え込んでしまっている。

15日で渡米丸7年、つまり八年目に突入した、タイミングもあるのは解っている。

出産後で、ホルモンだかなんだかで感情的なのも、解っている。

家族や友達が一気に来て、帰っちゃった後でホームシックなのも、有るだろう。


去年の渡米記念日 はあんなに力強く颯爽と超えられたのに。



「今日でアメリカに来てから丸七年だよ!」と、

自分でも忘れていたわたしはブルルに言った。

その時の彼の言葉は



 こんなにアメリカに居るとは思わなかったよ!」


わたしは、永住する覚悟で、本当に、清水の舞台どころかナイアガラから

えいっと飛び降りる気でアメリカに来た。

祖国や家族、友達、仕事。

今まで自分を取り囲んでいた暖かい環境全てに別れを告げ、

どんなに辛い事が有っても、最終決断(離婚)かブルルと死別する以外、

尻尾を巻いて帰る事はあるまい、と決めていた。

こっちで仕事もしたし家も買ったし一生使うつもりで家具も揃えた。


それなのに、ブルルはアメリカには7年以内の滞在のつもりだったの・・・?


「どういう意味よ、それ?日本を離れた時は、そんな話じゃなかったじゃない。

いい加減な事言うと怒るよ?」



「え?いや・・・。

IBMの時は、会社から日本に送り帰してくれたらいいな、と思ってただろ?」


しどろもどろの彼。

かれの「しどろもどろさ」には訳が有る。


詳しい話は省くが、お店を替わって楽しくやっている彼に嫉妬した



拠って、当初の予定だった昇進も叶う事無く、また来年の3月まで待たなければいけない。

と言っても、来年だって、誰か性格の悪い人が居たり、

誰かのご機嫌を損ねる事が有れば、チャラになってしまう可能性が有る。


彼は、働き者だけれどそういう裏の駆け引きや裏切り、嘘を見抜いたり、

疑って見る事すら、知らない人だ。

真っ直ぐで正直で、太陽みたいな人なのだ。


こういう、選挙にでも出馬するような心構えで毎日過ごさなければいけない業界は、

向いていないんじゃないか・・・?

そう、わたし達2人共、思い初めて居る。



いきなりレイオフされ、その後中々仕事の見つからなかった彼は、

プライドの過半数をテロリストに盗まれた。

販売業は向いていないから、と、すんなり求職活動にも切り替えられない。

ブル乃助が生まれて、もっと一緒に普通のお父さん並に遊びたい、という欲求、

もうミシガンの冬、早朝の雪かきはコリゴリ!という嫌悪、

それらから、また、むくむくと彼の中に芽生える考えが、

「日本に戻りたい!」なのだ。


バトンで書いたように、日本とアメリカのどちらかを選べ、と言われたら、

「お父さんとお母さんとどちらかを選べ!」と言われているのと同じだ。

結局は、良い仕事が見つかれば、どこへでも行くつもりだ。


だけど、悶々と考える頭は止まらない。

ブル乃助の事を考えると、日本での英語教育の方が、

アメリカでの日本語教育よりもずっと容易いだろうし、

歴史や文化なんかも、日本の方がややこしいから本場の学校の方がいいかもしれない。

いや、万国共通の理科や算数だって、日本の方がいいかもしれない。

でも、何歳から塾にやるの?

小さい勉強部屋に閉じ込めるの?

グランドピアノが置ける家なんて、日本じゃ無理かも。



こういうのを、堂々巡り、と言うんだろう。

真夏の夜の、独り言。





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Last updated  July 18, 2005 01:11:50 PM
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