February 28, 2011
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例えば色んな事情で妊娠の話を読みたくない方もいらっしゃるかも、と思い、

単刀直入と言うか、身も蓋も無いタイトルで失礼致します。


・・・と言う訳で、予定通りに行けば、ブル乃助は8月15日頃お兄ちゃまになります。

何分今回は高齢出産ですので、悲観する訳でも心配してる訳でも無いのですが、

「もしも」の時に、お気を煩わせてしまう人数は少ない方が良かれと思い

12月に妊娠に気付いてからも、こちらでは黙って居りました。


普段から、会う予定が有ったりする時以外はまめにメールしたりする方では無いのですが、

妊娠したよ、と言う用件だけでメールを出すのもこっぱずかしくて

また先に書いたように先方の事情も考えたら浮かれたメールを一方的に出すのも憚られ、



本当にごくごく数人しかまだ知らせて居らず、暫く静かに太って行こうと思って居たのですが

現地では日本語補習校の4月からの役員決めが有って、そこでは皆さんにお知らせしました。

お話は変わりますが役員が嫌な人って、本当に嫌なのね、

日本で何か嫌な思い出でも有ったのかしらん?

それともわたしが無知なだけで、失敗したら吊るし上げられたりするのかしらん??

取り合えず今年は役員は無理なので来年か再来年か、また選ばれたら頑張ってお勤めしようと思います。


「朝に道を聞かば、夕に死すも可なり」と言う論語の言葉の解釈は

朝に(それほど凄い事を)知ったら、夕方には(古い自分は)死んで新しく生まれ変わる事も可能だ、

と言うような事を本で読んだのですが、本当にそうだと思います。

その「バカの壁」と言う本には、例えは極端ですが、

もし今日の朝「あなたは癌で余命6ヶ月です」と聞かされたなら、



「知る」と言う事はそういう事で、何かを知る度に生まれ変わると言うのは大袈裟でも、

やはり第二子の存在を知ると、今後の人生計画の全てを含めてわたしも生まれ変わった気がします。

子供が居なかった所へ一人生まれたのも大変化でしたが、

一人から二人になるのも、きっと同等くらいの大変化でしょう。

こちらでいつもお世話になっている先輩の皆様のご助言を、今後も益々お願い申し上げます。


これより記録日記。


クリスマスにジョージアで家族全員集まった時、

どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうしても発表したかったブルルと、

慎重にしたかったわたしと、何度も話し合った結果、

前回の妊娠の時はミシガンで両方の家族に電話でしか報告出来なかったし、

今回は全員集まる所でブルルがみんなの顔を見て言いたいと言うならそれでも良いか、

と、結局わたしが折れて、そうする事になった。

でも、それならばわたしも自分の家族に言いたい、と実家に電話した。

なんだか普通の話をずっとしながら言い出さずに母の話を聞いていて、

「あ、そう言えば来年お父さんのお誕生日くらいに帰れたらと思ってたけど無理そうなの。」

と打ち明けたら「えええええ!!!」と母の歓声。

それからも話が長引いて、結局もう遅かったので妹には母から電話してもらった。


ジョージアでは、一通りプレゼント交換が済んだ後、ブル乃助を部屋に呼んだ。

ブルルとわたしで

「あのね、ブル乃助いつもお兄ちゃまになりたいって言ってたでしょ?」

「You were always asking us when you are going to have a little brother or a sister, right?」(いつ弟か妹が生まれるの?っていつも訊いてたよね?)

「うん・・・。」

「ママに赤ちゃんが出来たからね、今度の夏に生まれるのよ。」

「You're going to be a big brother, little mam!」(涙ぐむブルル)


「僕、結構。I don't want it.」


・・・え?



「No, thanks.」



・・・ええっ?


そんな事言わないで、早くこのシャツ着て、20まで数えたらみんなの前に出て来るんだよ、

そうしたら、「Everybody, look at my new shirt!」って言うんだよ、と

ブルルはてきぱき指示してわたしと部屋を出た。

新しい服を着るのは好きなブル乃助は辛うじてわたし達の用意した、

青地に派手に黄色でBIG BROTHERとアップリケで書いたTシャツを着て

機嫌の良い顔でみんなの前に登場した。

「Look at my new shirt, everyone!」


みんなの視線がブル乃助のシャツ、わたしの顔、お腹、ブルルの顔の間を錯綜する。

やはり勘の良いのは経験者で、ブルルの姉と妹が「キャーーーーー神様ーーー!」と泣く。

ブルルママも号泣、Flipで撮っておいてと頼んだのにブルルも号泣、

ブルルの叔母さんとブルルの姪達にハグされながら貰い泣きだかなんだかわたしまで泣いていて、

その頃にはブルルの姉と妹の其々の夫も気が付いて「おめでとう!」。

ブルルパパまで眼鏡を取って目をぬぐっていた、なんとも湿っぽい、でも嬉しい瞬間だった。


ジョージアには、通いに通って文句ばかり言っているけれど、

こんなに喜んでくれるなんて、と、一寸感動した。


その後すぐ、ブルルママが浮かれついでに

「わたしはもう孫が男の子二人女の子二人居るから、次が男の子ならもう一人女の子、

 女の子ならもう一人男の子を産んで貰わないとね~~、

 ま、双子で一人ずつでも良いけど、おっほっほっほっほ!」なんて口走っていたのは、

超不自然に聴こえない振りをしたけれど。



その夜はブル乃助は、みんなの喜びように少し混乱したようで、

「僕、三人家族が良い。」言ってみたり「でも弟なら良いかな。」と言って葛藤したり

「やっぱり神様に返品するようにお祈りする。」と言ってわたしの背筋を凍らせたりした挙句、

ジョージアではいつもそうするように、わたしのベッドで一緒に寝た。


以来、彼は彼なりに消化したようで、ノースキャロライナに帰って来てから突然、

「僕、弟も妹も要らないって言ったけど、あれは混乱してただけで、

 もうその考えに慣れたから大丈夫だよ。」と言ってまたブルルを涙ぐませていた。

最近は可愛い女の子を見たら妹も良いな、なんて言ったり、

先週大統領の日のお休みにモールでデートした時にベイビーズアラスへ寄ったら

見るだけの予定だったのにあれもこれも赤ちゃんに買ってやりたがったり、

ブルルが急ブレーキを踏んだらわたしが口を開くよりも先に

「Daddy!! You've got to take care of the baby!!!」と抗議してくれたり、

すんなり日常で「赤ちゃん」の事を考えているようだ。

歯医者さんごっこの様に、わたしに大口を開けさせて「赤ちゃん~~?お、は、よ~~!」と

気が向くとわたしの口の中に向かって話し掛けるのは、どういう理屈なのか謎だが、

胎児は母親の胃の中に居ると思っているような気がする。

あまり詳しい事を突き詰めて説明する気は無いので、出産について訊かれても

「え?ブル乃助覚えてないの?ママも忘れちゃったなあ。」とはぐらかしている。





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Last updated  March 1, 2011 04:50:11 AM
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