
藤の花のあと、長大な莢がぶら下ります。
密生した柔らかな毛が気持ちよくて、 癒しの実だー 、と言いながらよく触ります。
秋になると、この莢は茶色くなり、はじけて種を遠くへ飛ばします。
團伊玖磨さんのエッセイ「 パイプの煙 」で、この様子が書かれています。
その時が来ると、ものすごい力で飛び散って、台所の戸にぶつかる音がする、と。
(パイプの煙は続、続々、又、など幾つもシリーズがあり、
そのうちの四冊が手元にあります。
その弾けるさまを正確に書こう、とそれらの本をパラパラ見てみましたが、
その箇所が見つかりません。もしかしたら図書館で読んだのかなあ。 )
きっとスローモーションで撮影すると、ジェット噴射のように
煙が出ているかもしれないな、と思ったりしたものです。
一度は、その瞬間を見てみたいと毎年思っていますが、気がつくと、
莢は弾けて空っぽの状態になっていて、見たことはありません。
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