日記

2002.09.23
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私の鼻は、いわゆる団子ッ鼻。

この鼻の原因は、私の母方の祖父、今は亡き十作(仮名)じいさんからの遺伝によるものである。
この十作じいさんは、鼻の穴が大きくて、安全カミソリで鼻毛をそっていたという伝説的逸話を残しつつ、また、視力が悪く、背が低かったので、兵役を免れたという、およそ外見の期待できないじい様である。
「お鼻パッチリ、お目々しょんぼり」と、娘(私の母)にも言われていたくらいだ。
晩年、十作じいさんは、糖尿病を患い、悪い目をさらに悪くしてしまったので、いつも、テレビの30センチ前に座っていた。手には、息子の嫁が作ってくれた、特大に拡大した番組表を持ち、時代劇を欠かさず見ていた。時代劇の時間、私たちは、テレビを見たくとも、画面の目の前にあるじいさんのはげ頭を見守るほかなかったのだった。
で、話は鼻に戻す。
私の母も、父も、鼻はそんなにかっこ悪くはない。私は、いわゆる隔世遺伝なのだと思う。十作じいさんの鼻デカ遺伝子は、たぶん優性遺伝子で、私以外のいとこも、色濃く受け継がれている。そして、いとこの子にまで伝染しているのだ。
だとすると、我が子の鼻も・・・と最近心配になってくる。

どうか、十作じいさんの遺伝子だけは、彼女に受け継がれませんように。今はただ、十作じいさんの仏壇に祈るのみである。(十作じいさん、大好きだから、こんな書き方できるのよ。だから、これ読んで、あの世で怒ったりしないでね。不肖の孫より)





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最終更新日  2002.09.23 11:59:19


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