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『31年目の望遠鏡』 ※ノンフィクション日記小説富貴子はイラついていた。そろそろ実家の方に出かける時間だが、夫の礼次郎は2階に上がったまま降りてこない。「おとうさん、まだー?」階下から聞こえる富貴子の声に礼次郎も少々イラついていた。昨日から妻の実家に姪夫婦が帰って来ていた。姪がまだ赤ん坊の頃の姿を撮った8ミリフィルムがいくら探しても見つからないのだ。そんなに急かさなくてもいいじゃないか。こっちだって精一杯急いでるんだ。今から30年以上も前の当時において8ミリカメラは非常に高価なもので一般の家庭にはほとんど普及していなかった。カメラと映写機のセットとなれば大変高価なものであったが子供の成長の記録として無理して買ったものだ。しかし10年前に映写機が壊れてからは押入れの奥に仕舞ったままの有様だった。何度も修理を試みたが故障した部品がどこにも手に入らず直る見込みが無かった。つい先日、偶然ネットオークションで同型のCHINON SOUND 8000が、タダ同然で出品されているのを発見した。あった!これだ!!型番や品名よりもオークションに出品されている写真ですぐ分かった。これで姪にあの頃撮ったフィルムを見せてあげられる・・・。引き出しの一番奥で指先に触れたフィルムケース。ケースの真ん中に万年筆で「チカチャン」と書かれていた。お目当てのフィルムとその他数本を抱えて礼次郎は足早に階段を降りた。「もうー、はようしてください!」礼次郎はハイハイと適当に返事するとフィルムをダンボールに投げ込み、大きな映写機を抱えて車に乗り込んだ。富貴子の実家にはお盆に決まって大阪の親戚がやって来る。夜には近所の知り合いも呼んでの小さな宴会になる。富貴子も自慢の料理を持ち寄った。町の仕出し屋から皿鉢を一枚頼んだ。皿鉢とは刺身や寿司などの食材を巨大な皿に盛り合わせた高知独特のもので宴会には欠かせないものだ。ビールを数本空け、宴も十分盛り上がっているが、礼次郎はさっきから隣りの暗い部屋から出てこない。映写機の操作をするのが久しぶりという事もあり、フィルム上映のセッティングに手間取っていたのだ。「おとうさん、まだかえー?」宴会の部屋ではしきりに大きな笑い声が響いたが礼次郎は気にするでもなく手を休めなかった。小一時間は悪戦苦闘しただろうか。やっと礼次郎が宴会部屋のふすまを開けた。「お待たせー!」汗びっしょりになりながら礼次郎が現れた。「待ちかねたでぇ?」富貴子が怪訝そうにも笑いながら礼次郎にタオルを投げつつ言った。よっこらしょと立ち上がると全員がぞろぞろと隣の部屋に移動する。誰彼とも無く手際よく蚊取り線香を抱え、扇風機の向きを変え、電灯を消した。あとは礼次郎が映写機のスイッチを入れるだけだった。カチッと硬いプラスチックがぶつかる音がするとカタカタと小気味よく映写機は回りだす。スクリーン代わりの白いふすまに映し出される映像。その映像は紛れも無く31年前のものではあったが、その美しさと眩しさに全員が息を呑んだ。スクリーンに映し出された布団の上でパタパタとはしゃぐ赤ん坊。その赤ん坊が千賀子だと言うことが誰もが分かった。「わぁ、千賀ちゃんやぁ。」「えぇ?あたし?」初めて見る赤ん坊の頃の”動く”自分の姿に千賀子は照れくさそうに言った。今映像を見ているこの部屋で、そしてその赤ん坊は千賀子が今腕に抱いている我が子と瓜二つだった。「そっくりや・・・」そして口から発するのはため息だけだった。礼次郎は満足げに微笑んでいた。ダラダラと続く映像は何のストーリー性も無くただ赤ちゃんを映しただけの映像。しばらくすると映像は終わった。「んー・・・」全員が一斉にため息を発し、満足した様子で笑った。礼次郎は持ってきた残りのフィルムをセットしていく。その一本、フィルムケースに「日和佐」と書かれたものがあった。富貴子の両親と徳島県日和佐の薬王寺にお参りに行った時のものだ。映像は富貴子の実家から始まっていた。家族全員の乗った車内から撮った映像。トンネルを抜け車は東へ走り出した。映し出された31年前の街並み。その街並みは今よりずっと殺風景で、聞こえてくる音すら懐かしさを感じさせた。31年もの歳月をさかのぼった目の前の風景は一同を無言にさせた。延々と何の脈絡も無く、また何も編集をしていない映像は退屈極まりないものだったが誰一人ふすまのスクリーンからは目を離そうとしなかった。やがて映像の中の一行は薬王寺に到着した。カメラはあたりを見回し、そこが薬王寺であることを何度も説明した。不思議なことに薬師寺の境内だけは今と何も変わらない風景を映し出した。古びた建物と行き交う人々。そうか・・・薬王寺だけは今もそのままなのだ。そう思い、誰もが納得した。そしてフィルムには帰り道の映像も収められていた。カメラマンを務めた礼次郎さえも、もうこの先に何が映っているか覚えていない。帰りにどこか立ち寄ったのは確かだったが、それがどこだったのか・・・。急に画面が明るくなる。映像では賑やかな子供の声。母にねだる兄弟の声だった。そこは海に面した高台にある牟岐の展望台。眼下に広がる太平洋。晴天の下、群青色の海原がどこまでも広く続く。展望台には数台のコイン式望遠鏡が設置してある。スクリーンの中の幼い兄弟は母、富貴子に望遠鏡をねだり、100円玉一個を貰った。100円玉を受け取った長男の高司が望遠鏡に100円を入れる。コインの落ちる乾いた音と「カシャン」という機械音。高司は嬉しそうに望遠鏡を覗いている。目の前の広大な海と島々。それは肉眼とは違った見たことも無いような景色が広がっていたであろう。夢中で望遠鏡を覗く高司の姿。その脇でハラハラしながら順番を待つ弟の将仁。早く変わってくれないと望遠鏡が見れなくなってしまう。「おにいちゃん、まだ?はよう代わって、僕も見たい。変わって!」一心不乱に望遠鏡を覗く高司と対象に身を震わせながら交代をせがむ弟。だが兄の高司は夢中で望遠鏡を覗いた。すがりながら交代をせがむ弟の事など気にも留めていなかった。早くしないと望遠鏡が切れてしまう。早く、早く、「おにいちゃん、おにいちゃん!まだ?おにいちゃん!」将仁の声は段々悲痛な叫び声に変っていった。スクリーンを見ながら一同も同じくハラハラした。高司ちゃん、早く代わってあげないと・・・そう思ったとき、「カシャン」その小さな機械音とともに望遠鏡はその役目を終えた。将仁は堰を切ったように泣き出した。「おにいちゃんが!おにいちゃんが・・・!代わってくれんかった!代わってくれんかった!見れん、代わってくれんかったき、見れん!」申し訳なさそうに望遠鏡を降りる兄の姿。必死に望遠鏡によじ登り覗き込む弟。しかし、その望遠鏡からは何も見えない。「見えん、何も見えん!お兄ちゃんが代わってくれんかったき見えん!!」わんわん号泣する弟。スクリーンからはその悔しさが痛いほど伝わってきた。カメラのフィルムが切れたのか急にスクリーンは白くなり映像はそこで終わっていた。その兄弟のやり取りを見て親戚一同爆笑した。「そんな事もあったがや・・・」富貴子は当時を思い出し、もう一度吹き出した。そして何故あの時もう100円出してやらなかったんやろうと少し悔やんだ。あの映像から31年。兄高司の前厄祓いの時期が来た。1月のとある日曜日。朝早くから用事を済ませ、家族で徳島県日和佐の薬王寺へ向かうことにした。さあ日和佐へ行こう!そしてあの望遠鏡をもう一度見に行こう!一家を乗せた車は東へと走り出した。(つづく)
January 29, 2007
結婚するらしい。僕が。土曜、イベントを終え帰宅すると親からメール。「あなたが3月25日に結婚するという話が出ています。本当ですか?」(・Д・)ハァ? ナンデスカ?てかそんな大事な事、直接電話で聞けい!帰宅後、親からはどうなの?と執拗に問いただされる。親戚中に話が広まっているとのこと。意味が分からんしバカバカしくて反論する気にもならん。翌日、大阪の親戚筋のコが結婚するって事でそれを何を間違えたのか僕が結婚するって話になったようで。高知じゃそんな重要な話すらテキトーに憶測で話をする気質がある。大体相手すらいないのにどうやって誰とケコーンすんだよ。寅さんの生き方を地で人生歩んでる気がする今日この頃である。あぁ失恋47連敗!(寅さん47作品の意)
January 22, 2007
「南国市婦人会ふれあい学習」への出演。事前の打ち合わせはしてたつもりなんだけど、どうもイマイチ当日の流れが見えない。バルーンの講習会でいいんだっけ?あとは大道芸ショーかな・・・。当日、会場にギリギリに到着。依頼者に挨拶。「えー、講演会会場がこちらでその後は体育館でショーという流れで。講演は20分でお願いします。」講演会会場にはすでに多くの婦人会の方々。脇には講師の席と市の(お偉いさん?)方2名。そして講演の題目が達筆の毛筆でデカデカと書かれてる。え゛?講演?そうなんだ、ワシ、今日は講師で呼ばれてるんだ。あちゃ。てことはこの後すぐみんなの前で講演すんの?あらららら。てか何も準備してないし、原稿も無い。てか準備する時間もないし。というわけで何を話そうか全く考えても無い、『講演会ぶっつけ本番』を強行したのです。ま、普段は30分喋り続けてるし20分となりゃ少し短いぐらいか。そんなこんなで「大道芸の魅力」や「大道芸人になったきっかけ」、「高知での活動」などをお話しました。なんとかまとまったんではないでしょうか?ぶっつけ本番にしては(笑)その後、体育館に移動し30分の大道芸ショー。ご婦人の方々も僕が一番得意とする年齢層。すごく盛り上がりました。楽しかったー!たまには講師ってものいいかも。でもショーの方が何倍も楽しいけどね!
January 20, 2007
平日の17日。幼稚園の誕生日会にお邪魔しました。事前に8クラスに3~4個のバルーンを作っておいて欲しいとの事で準備するも何を作ろうか・・・。凝ったのを作りたいのは山々だけど、グーフィーやドナルドを8体作るとなりゃ数時間の作業になってしまう。思案の末、3本モノをメインに24個のバルーンを作って持って行きました。さて、幼稚園でのショーというのは普段のショーと少し違う。園児全員がひとつのまとまった集団であり、贔屓や差別化が許されない。いわば高須第二幼稚園という一つのグループを盛り上げるという感じなのです。そして幼稚園児であろうが全力でショーを展開させる。曲芸&バルーンショーをほぼ30分で構成。誕生日会という事で1月の誕生日の園児のお祝いの後、ショースタートとなりました。およそ80人の園児のパワーは圧倒されます。この日のショーはこのコ達一人一人の思い出に刻まれたでしょうか?きっと一生の思い出になった事でしょう。プロとしてこのコ達の澄んだ瞳に応えられるものを心に残したい。ショーのラストに「楽しかった人!」の問いかけに園児全員はもちろん、最後列のおかあさん方からも手が上がったのは素直に嬉しかったです。またいとかお邪魔します~。
January 20, 2007
今回初めて伺ったフジグラン松山。マネージャーのみきっちの取ってきてくれたイベントです。アリガトー!この日も松山までの2時間ちょっとの運転の友に用意したDVDは・・・織田裕二主演の「県庁の星」!県の巨大プロジェクトに関わっている県庁のエリートがスーパーで半年間研修するというラブコメディ映画。結構見入ってしまい(←危ない)終盤の織田裕二が挫折して「俺は必要とされてないんだ・・・」のシーンでハンドル握ったまま号泣(←超危ない)うわわわーん!びーびー!ん・・・?ぐあ!松山インター降りるの忘れてたー!トホホ、とんだタイムロス。一つ先のインターからUターンし、無事会場に到着。松山のフジグラン、でかい・・・。6階建て!こりゃ吹き抜けのステージで中国独楽飛ばすのが楽しみだ!さて、ステージで準備に取り掛かる。司会無し、紹介無し、ピンマイク無し(持参)。ステージと座席は設置済み。初めてお世話になるわけで、張り切って頑張りたいと思います。が・・・ショースタート時間になっても広いスペースに客はゼロ。さぁてどうしたもんか。心配そうな表情のグランスタッフ。客居ないからショーが始められない?いやいやいや、昔は動揺してスタートすら出来なかったけど客集めもやってみると結構楽しい。1人、2人・・・3人と客席に人が座るとあっという間に満席に。よーし!そして中国独楽を6階の天井向けて飛ばす!「ギューン!!」そして観客席から「うおぉぉぉ!!」という歓声!そのテンションのままバルーンショーへ。ショー開始時には心配そうに見てたグランスタッフの方も予想外のお客さんの入りに満足してくれたようです。ショーのあと、「お客さん集めるの上手ですね!」と言われました。テヘ!そして2回目のショーの準備。5分前に舞台袖から客席を覗くと・・・すでに満席!!うそん!マジっすか?2回目のショーも順調に進み、ラストのバルーンでグーフィーを完成させたとき、観客席全員から「うぉぉぉぉぉ!」という溜息にも似た歓声。やったー!大成功!!ステージを去るもなかなか帰らないお客さん。なんで?実はこのあと行われた「愛媛FC2007キックオフフェスタ」のお客さんが押し寄せてたのでした。なんだ・・・だよなぁ、自分のショーの前にあんなにお客さん集まる訳がないよなぁ。ガックシ!でも多くのお客さんとショーを楽しめたのは事実だし、ヨシとするか。フジグラン松山さん、呼んでくれそうなのでまた松山にお邪魔します!イェーイ!
January 17, 2007
興味があるモノにはトコトン没頭し、研究してしまうという性格で今まで色んな分野を勉強しました。その中の一つ「催眠術」。土曜日、ネットで知り合った催眠術師にお会いしました。ジャグリングやマジックもなさる方で極々普通の青年という感じ。そしてお連れの女性。その女性には「高知の大道芸人に会いに行く」といって連れてこられたらしいんだけど、しっかり被験者にされ、その女性は散々催眠術をかけられることに。んー。実際に見るとスゴイ。今まで資料も買い集め、基本知識はあったし想像はしてたけど催眠状態というのが、んー言葉では言えないくらい不思議というか・・・かなりの衝撃でした。そして自分も催眠術をかけてもらうことに・・・が、最後まではかかりませんでした。でも催眠の入り口は見えた感じ。ふわーっとしてあのまま集中したらかかってたかも。緊張もしてたし。でもこれまで止まってた催眠術の研究が一歩前進した感じ。今度マネージャーにかけようっと。わざわざヤシィパークまで来ていただきありがとうございました。次回会うときは僕もHypnosisMasterになっておきます!今回被験者になってくれた女性の方・・・森昌子に似てたかも・・・え?違う?
January 14, 2007
もしタイムマシンが完成したらどうしますか?机上では可能とされるタイムトラベル。もし未来に行けたら・・・過去に行けたら・・・。でも考えてみてください。未来の世界でタイムマシンが完成しているのなら、なぜ未来の人は我々のいる時間にやってこないのでしょう?おかしいですよね?しかし、それが現実のものとなりました。2000年11月2日、アメリカのウェブ上のとある掲示板に、2036年からやってきたと自称する男性からの書き込みが行われたのです。馬鹿馬鹿しい。誰もがそう思いました。彼の名はジョン・タイター。彼は西暦2036年からやってきた未来の人間だと言いました。当然、この掲示板を見た人々から激しいバッシングを受けます。しかし彼は人々の執拗な質問に答え、そして自身の乗ってきたタイムマシンの写真を公開するのです。彼によるとタイムマシンはブラックホールを利用したタイムトラベルで、フルパワー駆動で約10年間飛ぶのに、およそ1時間程かかるとのことです。タイムマシン自体は、2034年に欧州原子核研究機構 (CERN) から試作1号機が実用化されたと述べ、実際に CERN は現在、実験室内にミニブラックホールを創成する方法について研究中であると発表しています。また驚くべきことに、彼はいくつかの予言をし、そして的中させてしまいました。それでは彼の行った予言とその結果を見てみましょう。・イラクが核兵器を隠しているという理由で、「第2次湾岸戦争」が勃発する。 →的中。・アメリカ国内でも狂牛病が発生する。 →的中。・中国人が宇宙に進出する。 →的中。・新しいローマ教皇が誕生する。 →的中。・2005年にアメリカが内戦状態に入る。 →ハズレ。そしてこれから起こる予言も残していきました。・中国の内陸部にて暴動が起こり、軍が治安出動する。このため、北京オリンピックは中止になる。 ・アメリカ都市部で急激に警察国家化が進み、都市内部と都市外部で内部抗争が発生する。このときに起きた暴動が原因で、合衆国は政府の手に負えなくなる。それからアメリカが5つに分裂し、それぞれで内戦へと発展、2008年に全面化する。 その翌年、アメリカ初の女性大統領が誕生する。 ・中東の国同士で、大量破壊兵器が使用される。 ・2011年、内戦が原因でアメリカ合衆国が解体されるが、翌年にはアメリカ連邦帝国が建国する。 ・2015年、ロシアが反乱部隊の援助という名目で、アメリカに核爆弾を投下する。これにより都市内部が完全に崩壊、内戦が多少緩和される。 しかし、アメリカの外交権麻痺に乗じて、中国は覇権主義を強め、台湾、日本、韓国を強引に併合する。これにより、アメリカの同盟国は条約で保障されていた「核の傘」から外れ、軍事侵攻される。 その後、オーストラリアが中国を撃退するが、ロシアの攻撃により半壊滅状態になる。ヨーロッパ諸国もロシアによりほぼ同様に壊滅するが、アメリカはロシアを撃退、ロシア連邦が崩壊する。 ・2020年、アメリカ都市部の敗北により内戦はほぼ終結、新たな連邦政府が成立するが、地方区分は現在の州ではなく、分裂したときと同じく5勢力になり、社会主義国家に近くなる。アメリカ内戦後の生存者は図書館や大学の周りに集結してコミュニティを結成している。連邦政府は首都をオマハ(旧ネブラスカ州)に置いている。 とまあこんな感じですが、今注目されているのが北京オリンピックの開催が無いということ。ま、これも2008年になればわかるのですが・・・。結局彼は、約4か月後の2001年3月に「予定の任務を完了した」との言葉を残し、現在は消息を絶っています。果たして彼は誰だったのか・・・その正体は今も謎のままなのです。参考文献・・・Wikipedia「ジョン・タイター」
January 9, 2007
安田町成人式。高知の場合、県外に出てる若者が多い為、正月に成人式を行う所が多い。今回、安芸郡安田町の成人式で大道芸をとの依頼。しかも成人に応援メッセージのスピーチ付きで。前半10分スピーチ。後半大道芸。人前でスピーチする事に関しては問題ないけど厳かな式典でドタバタな大道芸を披露していいんだろうか?全体の構成を頭の中で考えてみても、どうもしっくり流れが作れない。スピーチで真面目な雰囲気作ったところでそのまま大道芸につなげられない。20代という年齢層も考慮しないと・・・。観客の年齢層で一番表情を読み取りにくいのが20代。観客がノーリアクションではショーが成り立たないし・・・困った。んー、無理に分けるからいけないんだよ。ショーしなからスピーチすりゃいいんだ。程なくして出演時刻となり壇上へ。とはいえ、何を話すかテンデ考えてない。とりあえず「プロフェッショナルとは」について話し始めた。そして男性数人に上がってきてもらい、バルーンを膨らませてもらう。出来ないのは分かってるんだけど、これで会場内は一気に和みました。最初は簡単なプードルから作っていく。20代の若い人たちにしてみれば、たかが風船。たかがプードル。所詮子供向けのオモチャ。しかしその一本のバルーンに僕がなぜ魅せられたのか。僕が初めて知ったバルーンの素晴らしさ、奥の深さ、楽しさ、そして感動を話しながら段々バルーンのレベルを上げていく。普段、見ることの出来ない凝ったバルーン。その度に会場からどよめきと拍手。成人の皆さんに欲しい人は手を上げてね。というと後部座席の家族来賓席から手が上がる。会場内は笑いに包まれ、無事成人式は幕を閉じたのでした。僕からのメッセージ。それは・・・僕が大道芸を始めたのは28の時。成人のみなさんの今から8年も先の事なんです。もし皆さんが今夢中になっている事や好きな事があればそれをとことん追求してみてください。時間はたっぷりあります。今の仕事でもいい。車を走らせるのが好きなら世界一速いレーサーになるぐらいの気持ちで追求してみてください。そしてその分野である一定のレベルに達したとき、周りから認められるようになります。プロフェッショナルと呼ばれるようになります。この分野に関してはこの人なら間違いないと言われるまでになってください。すると今まで見えなかったモノが沢山見えてきます。気が付けば多くのものを得ていることに気付きます。常にプロフェッショナルを目指してください。御清聴ありがとうございました。(退場)
January 3, 2007
今治市のワールドプラザ。かなり大き目のショッピングセンターなんだけど、ココ、イベントに相当力入れてます。お正月1月2日に出演依頼がきましたが、これまでの出演パフォーマーを見ると・・・ロッキー 、星丸、ダメじゃん小出、ペッパーゼロ、クラウンHIRO マジカルTOM、AKIO、クラウンブッチィー、じっきぃ、ジロー今村 石川健三郎 ・・・。ななな、なんじゃこりゃあ!どれも日本を代表するトップクラスのジャグラーばかり。えええええ?ワシでいいんでしょうか?こんな高知の田舎のペーペー芸人が出演していいんでしょうか?ええ、これまで高知で一人ぼっちでやってきた中で大した競争相手も無くぬるーい環境でのほほーんと大道芸人してきました。ここにきてトップクラスのジャグラーと同じステージに立つって事に史上最大のプレッシャーなのです。あいや~こりゃ相当なリキ入れてやんないととんでもない事になっちまう!年末年始この日のことで頭いっぱい!今更日本トップレベルの技なんて持ち合わせてないわけで、もう、どうしようもない状況!さて、当日は生憎の雨模様。主催者の方には「是非ファイヤーをやってください!」とのこと。控え室のポスターにはMr.マーさん大道芸ショー。あら?ファイヤーショーの写真になってる!げげげ!ファイヤー芸人って事になってる?ファイヤーでトップレベルの技?無理無理無理無理!!!!1回目ステージ。雨って事で室内でやることに。曲芸少しやってあとはバルーンで構成。じたばたしたってしようが無い。バルーンならある程度自信あるし出来る事をやろう!おりゃー!最初、パラパラのお客さんも終盤は大賑わい。かなり盛り上がってのショーとなりました。「バルーン、すごいですね!!あんなの初めて見ましたよ!高知にここまで出来る芸人さんがいたとは!!」と担当者。へ?今までの芸人さん、バルーンあまりやってなかったのかな・・・。助かった・・・首の皮一枚つながったかも。さて、2回目のショーは外でやるって事でファイヤーの準備。が、結局雨が止まずファイヤー無しの室内ステージ。あららららら!ちょっとまった!ファイヤーネタ分ぽっかり空いた10分を何で埋めよう!あと15分しかない!ネタネタネタ!!何やる?何が準備できる?と、トリット君から電話。彼の今日のイベントでの話で盛り上がる。てか話ししてる場合じゃない!ぐあ!あと10分しかない!!バルーンネタってのはショーの中で大き目のモノ(5~10本バルーン)を短時間で作るのであらかじめ顔だけのパーツなどを作り置きしておくのです。この準備が結構大変。今から準備できるモノは・・・えーとえーとレッサーパンダの風太!そしてドナルドダック!!!ギリギリで準備完了!!間に合った・・・!そして2回目のショースタート!ファイヤージャグリングを省いた分、ほぼバルーンで構成し次々にデカいバルーンを完成していく!そして最後に70本使ったクラシックカーを完成させる!やったー!出来たぁ!大盛り上がりの中ショーは無事終了。終わった・・・。そして主催者の方が「すごいですね!感動しました!いやぁ、お客さんより私が一番感動したかもしれない。今まで色んなパフォーマーさん呼びましたが、ここまで出来る人いませんよ!素晴らしい!!」言いすぎ!言いすぎ!言いすぎ。ハァハァハァ・・・もうイッパイイッパイですけどね・・・。今後もバルーンメインでお願いしたいとのお言葉を戴きました。バルーンなら得意中の得意。ファイヤーよりはね。あー肩の荷が下りた。正月早々史上最大のプレッシャー。そして何とか乗り越えられたみたい。そして何といっても日本のトップクラスのジャグラーと肩を並べることが出来た事に最大級の嬉しさを感じたのでした。(嬉)
January 2, 2007
元旦からお仕事です。二十四万石博。当初、11時より1回目のステージと聞いてたが・・・ん?二十四万石博のHPには12時となってる。まぁ、元旦なんだし少しでも遅い方がお客さん多いかな?結局12時から1回目のステージが正解。んー、1時間早く来てしまった。先日ネットで見たバイクでも作ってみようっと。車やバイクの車輪の部分、これが結構時間がかかっちまう。4つ作るのに1時間!今回工夫して短時間で作れるように改良してみました。おかげで早く到着した分、1時間30分で完成。2回目のショーで使おうっと。んーでも元旦の午前中からお客さん来るんだろうか?みんな初詣に行ってるんじゃ・・・と心配してましたがいざ蓋をあけると大勢のお客さんが!うそん!!ほとんど県外の方、しかもクリスマスにのいち動物公園に来てくれてたご家族がまた見に来てくれました(感激!)上々の盛り上がりの中、出だしの準備中にトーチ(火のついたタイマツ)で顔面を焼いてしまう!アヂッ!!!まつ毛燃えました。顔ヒリヒリ。観客席には僕の所属してた大道芸団体JAMのメンバーMIMOさんの姿が。わざわざ見に来てくださってありがとうございます!そんな事もあり大盛り上がりの中1回目のステージは終了。2ステージ目はバルーン中心での構成。そしてさっき作ったバイクの登場!どよめく観客席。テキトーに暇つぶしに作っただけに作り方雑!すんません。コレ何でしょうクイズに正解したお父さんにプレゼントしました。お正月早々のイベントということで初詣にも行けずちっとも正月らしくない一日でしたが・・・でもなんかすっごく気持ちのいい一日なのでした。今年も頑張るぞっと!
January 1, 2007
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