Marsworld―悠々徒然

Marsworld―悠々徒然

2005.05.24
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カテゴリ: 悠々徒然


ふ、と思ったことに。
『やせ我慢』

別に痩せてても豊満でもいいんだけれど。
自分は、果たして『耐えている』か?

忍耐という言葉は、どちらかといえば今は敬遠されているのだろう。

なんだか、世の中『欲望』に満ち満ちているし。
消費が美徳だったりもする。



去年、Vancouver International Film Festivalにて
是枝監督の『誰も知らない』(Nobody Knows)を観た。
彼の作品はどれも好きだし、今作品も主人公の"少年"の存在感に圧倒され尽くした。

この映画の中で、

「お母さんだって女よ。
人を好きになっちゃいけないの? 
恋しちゃいけないの?」


というような台詞があり・・・・・・

***
おっーと、ここでは作品云々を述べるつもりはない。
一つの例としてあげているだけだ。
***

話を戻そう。

正直な気持ち、

・・・でも、子供に言うなよ。それはダメでしょう!

何で、こんなにオトナは我慢できなくなっているんだろう。

オトナじゃないんだよ。トシ食っているだけで。 と、言われればそれまでだ。

それで産み落とされた子供たちはたまったもんじゃないな。
しかし。



話はかわって、

「あたしの人生って、
なんだったの?」


本当にこんなことを言う人・・・・っているのか?
いるのかもなあ。
なんて言うか、人々はステレオタイプに自ら侵している所があるし。
おいおい、って感じだ。
思っても、口に出すのって恥ずかしくないのか。
誰も彼もが、『自分探し』・・・・って、ナンだろうねえ。これは。
物質的な面で豊かな時代だけど、本当は相当貧しい世の中なのでは?

つまるところ、

精一杯生きている人たちの口からは、
零れ出てくることのない言葉

なのだろう。



少女に欲望を抱くのも、
寂しさと空虚さを埋める替わりに自分を売るのも、
ブランド商品を借金してまで欲しがるのも、
他者を犠牲にしてまでも"自分"を探すのも、
言い訳するのも、
恨み羨むのも、

男たちも、
女たちも、
父も母も、
子供たちも、
歳を重ねた人も皆、

我慢 できない?



誰だって、自分が一番可愛い・・・・。
確かに。

でもね。
私はあんまりそれを大きな声で言いたくないな。
正直に生きる方が好いんだ!・・・・って。主張することなのか?
嘘は吐かぬ方がいいし、正直であるべきだ。

だけど、
『生きる』のに、正直も嘘もないんぢゃないのか?

言葉が独り歩きしている上に、人はそれに乗せられて、
なんだか、欲望やら想いやら何やらが、垂れ流されている。



やせ我慢 する

それが、トレンドだ!
そんなことには・・・・・ならないか・・・・・・?!




あっ、でも。
我慢し過ぎて本当に大切なものを喪失することもあるからなぁ。
それは、それで気をつけねば。うん。





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Last updated  2005.05.26 07:04:13
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