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チャイティラテ

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Comments

チャイティラテ @ Re:本能じゃないよ(05/06) おくみおさんすっかりブログを放置して…

おくみお@ 本能じゃないよゲイの男性の本能には反した行為。異性愛…

かずみ@ フラバン茶を探して大手スーパーからフラバン茶が姿を消して…

チャイ@ Re:おこんばんは(07/20) ミウさんキャ～！！久しぶりですっ！…

「グラン・トリノ」

良い意味で予想に反する期待以上の素晴らしさ！！
歳を重ねてきた男だから…
78歳のクリント・イーストウッドならこそ…
の深みのあるこの作品…！！

死を覚悟した頑固爺さんの愛情たっぷりの毒舌と仕事は、常に粋で愛らしい…

最愛の連れ合いを失い、改めて独りのワビシさと、
自分の事しか考えない身内の情けなさを痛感したウォルト。
古き良きアメリカとともに、朝鮮戦争も経験した元自動車工の彼は、
自分のみを信じる偏見まみれの昔気質で頭の固～い人物。

自分が製造に携わった1972年フォード社製のグラン・トリノを眺める事。

最悪の出会いで始まった隣人のモン族の姉弟。
彼らとの距離が近くなるにつれ、
コチコチに凝り固まったのウォルトの心が徐々にほぐれてゆく…
現代の悪しき文化に毒されたアメリカナイズされた身内より、
遠いアジアからの移民…誇り高い山岳民族モン族の、
特に年長の者や女達のふるまいは、古き良き時代の人間としてごく自然な行為。
それに触れたウォルト曰く「あの連中のほうがまとも」なのだ。

もはや家族も同然の隣人姉弟とその家族の危機を救うべく
ウォルトのとった行動に観客は息を飲むだろう。

亡き妻の気遣いを律義に守り、

つかの間の疑似家族的なつながりにより、
ウォルトのトラウマを癒し、大きく影響を与えたのだ！！！！！

それにしても…ウォルト爺さんカッコ良すぎる…
彼らの愛情たっぷりに飛び交う差別用語を含んだ毒舌に
腹をたてるのは言葉の表面だけを汲み取る事しか出来ないものだけ。

あの時代の車の角張ったボディーの形もワタシ好み（笑）
そして、民芸品で馴染み深い
モン族の人々の歴史も初めて知りました。

昔はこういった粋な爺さまが日本にも大勢いた。
思いやりが減ったせちがらい世の中はどの国も同じなのかも…
でも…最近思うのは
モンスターな人々も増えたけれど、
それ以上に人に優しい親切な人々も沢山いる！！
通りすがりの人や、思いもかけない人達から受ける
ちょっとした親切の多さ！！！
まだまだ世の中捨てたもんじゃない…
先ず自分の行動からなんですよね。