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カテゴリ: スポーツ医学



ラクダ

脱水症になり難いラクダの秘密はエネルギー源に有る。ラクダは背中のこぶに脂肪を蓄え、これをエネルギー源として使っている。脂肪が燃焼すると脂肪分子中の水素が空気中の酸素と結合し水ができる。

脂肪と炭水化物の燃焼を比較しよう。

炭水化物がエネルギーとして消費される場合は
C(H2O)+O2->CO2+H2O
となるので
100gの炭水化物の燃焼で60gのH2O(水)ができる計算になる。

一方脂肪が燃焼する場合は脂肪の胴体の部分は(CH2)nの構造なので
2(CH2)+3O2->2CO2+2H2O

100gの脂肪の胴体部の燃焼で129gのH2O(水)ができる計算になる。

なんと脂肪燃焼の場合は燃えてなくなる重量より副産物としてできる水の重量のほうが大きい。

しかもエネルギー換算係数は脂肪が9炭水化物が4なので脂肪燃焼は炭水化物燃焼の倍以上のエネルギーが生れる。

さらに脂肪は浸透圧に影響しないが炭水化物は浸透圧の関係で水が必要で身体にチャージするには3倍量の水と共に貯蔵しなければならない。500gのカーボをチャージすると2kg体重が増える計算になる。

ラクダのように脂肪をエネルギーとして上手く使えれば脱水になりにくくエネルギー切れになりにくい身体になる。

しかしこのような体質は誰もが簡単に得られるわけではない。毎日充分量の炭水化物が摂取されるとエネルギー源として炭水化物が優先的に使われるため脂肪や蛋白質をエネルギーとして燃焼させる能力は低下する。この能力は急には伸びないのでハンガーノックになり易く脱水になりやすい体質になる。

逆に炭水化物が少なく過食しない食事になると毎日の消費エネルギーをまかなうのに炭水化物の燃焼では足りなくなり必然的に脂肪と蛋白質のエネルギー利用が活発になる。

すなわちラクダのような体質を得るには普段の食事の炭水化物の比率を下げ過食しない必要がある。

炭水化物の比率を下げた食事に関しては
2007.10.24のブログ 「シーフードもんじゃ」
2007.11.04のブログ 「テーマのカテゴリについて」


競技力向上のための生活に関しては
2009.07.21のブログ 「競技力向上のための生活:はじめに」
2009.07.23のブログ 「競技力向上のための生活:寝る子は育つ」
2009.07.27のブログ 「競技力向上のための生活:ノンロックスロートレーニング」
2009.07.31のブログ 「競技力向上のための生活:口腔ケア」
「競技力向上のための生活:鉄分豊富な食事」
2009.08.13のブログ 「競技力向上のための生活:胼胝(たこ)やマメの処置」
を参照して下さい。





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最終更新日  2009.08.18 09:48:38
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