弟がコピー機のことで「なんでコピー機を買う時、A3のコピー機にしなかったんだろう?」と聞いて来た。
「霊障だから」
と答える事が出来なかった。
「また、バカな事を行って!!」とか、「そんな訳ないだろう!!」とか、「逃げてるんだよ。」としか言わないので、当たり障りのない事を言っておいた。
「置く場所が狭かったし、機械も大きかったし、金額も高かったからだろう。」と。
買いたいと言い出したのは俺だが、反対されるのは判っていた。
弟はコピー機を使った事がないことを。
言い出した時に「また、無駄遣いする気か!」と言う雰囲気を出していた。
昔、俺だけが大借金をしたことがあり、弟もひどい目にあっているから。
弟は何故、借金したかの意味を知る事はないだろう。
「そんな大きなサイズじゃなく、もっと小さいサイズで良いだろう!!」
「何でそんな大きなサイズを買わなけりゃならないんだ!!」「無駄遣いはいい加減にしろよ。」
確かに、置く場所は少し狭かった。だが、何とかなったはず。
コピー機も大きかった。だが、たいした差はなかった。
金額も高かった。だが、少し無理すれば買えた。
反対するだけ、文句を言うだけなので、「そうだね。」と同意した。
「小さい方にしよう。」
使って行くうちに使い勝手が悪くなるのは目に見えていた。
俺が使っていてそう思うから。
弟がコピー機を使った事がないことをいいことに、霊は反対させている。
俺が使い勝手が悪いと思っているのは判っていて、必要ないと言う。
便利な物を不便に使う。
便利な物があるのに、それを使わせない。
俺の場合、髭を剃るのに最初は電動を使っていた。
剃刀だと手が震えて顔を切ってしまう。父親が使っていたのと同じカミソリを買って使ったがうまく切れない。
から始まって、二枚刃、電動へと変えていった。電動でも皮膚を削るのかヒリヒリする。我慢して使っていたが、
シェービングクリームなる物を知ったが、カミソリ用しかなく仕方なくカミソリに変えた。
しかし、シェービングクリームは泡が髭に染み込むまで二・三分待たないと髭が柔らかくならず、痛い思いをする。化粧水と言う物があったが、「これは髭そり用じゃないからダメだ。」と思った。
「使ってみた方がよい」と言う心の声もあったが、使って見ようとすると「何をバカな事するんだ。そんなことする必要はない。」と言う声。それでも使おうとすると、頭が重くなってボーっとして「ここはどこ、私はだ~れ?」みたいになる。
それから二十年ぐらいした今、化粧水を使ってみた。切った髭が洗面台に落ちない。髭が剃りやすい。塗ってすぐ剃れる。待たなくて良い。刃の間の髭がすぐ洗い流せる。何もつけずに剃った髭は二枚刃の間に入ったまま洗い流すのに時間がかかる。
なんで早く使わなかったのだろう?人によって見解が違うかも知れないが、化粧水の方がシェービングクリームより楽!!
考えすぎと言われるかもしれないが、こういうことが多々ある。
家族で言い争いをしないか、不愉快な思いをさせられて根に持ったとか霊は笑いが止まらない事だろう。
TVを見てても、「霊が笑っているだろうな」と思われる報道ばかり。笑いの絶えない良い世の中だ。
そんな訳ないだろ。霊だってまじめな顔をして真剣に生きている。
確かに高いし、無駄遣いばかりの人間が言い出したのだから、反対は当たり前で使った事もないのだから判らないのも仕方がないと言える。感情を高ぶらせて反対するのも当然と言える。
弟もしっかりしているのだから、なんでそんな大きなコピー機が欲しいと言ったかちょっと考えれば判るのに、
霊の考えにそのまま乗っかっている。同じ言葉を言っているが、人間の考えと霊の考えが違う。しかし、一致しているように屁理屈をつけている。何回もひねって同じ意見になっている。そんな事普通、わかんないよね。